1957-03-12 第26回国会 衆議院 地方行政委員会 第8号
さらに、減税はいいことではございますが中央の減税よりも——国税本位になっているこの税制を、地力の方を強めなければ地方分権——地方が地方を満足に動かしていくということになりにくい。以前よりももっと強く税法の上では中央集権になっておるというところが、われわれとしてはどうしても納得しかねるということを申し上げたかったのでございます。
さらに、減税はいいことではございますが中央の減税よりも——国税本位になっているこの税制を、地力の方を強めなければ地方分権——地方が地方を満足に動かしていくということになりにくい。以前よりももっと強く税法の上では中央集権になっておるというところが、われわれとしてはどうしても納得しかねるということを申し上げたかったのでございます。
又、高橋委員は、自由党を代表し、「国税本位でなく、地方財政確立のための抜本策を講ずべきであるが、財源偏在を是正し、税源の配分が都会中心になつておる弊を救済するもの」として両案とも賛成、松澤委員は、社会党第二控室を代表して、「政府は地方制度調査会の答申をその一方的の都合によつてより食いをしておること、入場税は地方税とすることが適当であること、地方の努力、業者の協力で折角納税の成績を挙げているものを国税
従つて我々は今回本法案の成立に賛成するものでありますけれども、一方におきましては、大蔵省といたしまして、ややもすれば従来税制なり或いは財政の運営等において、中央集権的な、或いは国税本位な点を改めまして、そしてむしろ地方財政を基本とした民主的な財政運営というものが、国の財政運営の基本となつて運営されることが至当であると思うのでありまして、我々といたしましては、本案の成立に賛成すると同時に、その点を十分