1971-05-18 第65回国会 衆議院 逓信委員会放送に関する小委員会 第3号
しかも新しい番組は、国産映画なんかつくられましたような場合には、特に悪い番組をお目にかけて、そしてそれの意見を承りながら、修正すべきところは修正していくというふうな方法をとっております。そのほかには、モニター制度とかそれからアメリカで、最近日本にきております特殊の、科学的な調査方式でやっております視聴率調査がございますので、そういうふうなものも利用しております。
しかも新しい番組は、国産映画なんかつくられましたような場合には、特に悪い番組をお目にかけて、そしてそれの意見を承りながら、修正すべきところは修正していくというふうな方法をとっております。そのほかには、モニター制度とかそれからアメリカで、最近日本にきております特殊の、科学的な調査方式でやっております視聴率調査がございますので、そういうふうなものも利用しております。
○横川正市君 次に、大体総合テレビで番組の放送、一カ月の総合でのパーセンテージをお聞きいたしたいと思うのですが、一カ月の放送時間を一〇〇として、フィルム番組の占めている割合と、そのフィルム番組のうち、国産映画、外国映画、あるいは劇場の、これはビデオかなんかだと思うのですが、それに分けて、大体放送されているパーセンテージ、それからスタジオ番組、中継番組、あるいは中継再放送等の種類別に分けてパーセンテージ
ただいま申し上げましたように製作者という立場から見れば、これは観点をかえれば邦画の維持擁護という問題になりますが、独立興行館から見ますと、外国映画を上映しようが国産映画を上映しようが、少なくとも収入がふえればいい、観客数がふえればいいという問題にも連なりますので非常に問題がむずかしい。
○渡邊説明員 日本の観客層といたしましては、国産映画の愛好者の数が圧倒的に多く、外国映画の観客層との比率はほぼ一定しておるというふうに推定されております。国産映画と外国映画とを、これば配給収入の面で比較してみますと、大体七対三程度になっております。
のみならず、日本の国産映画との競合の問題というようなものもございまして、厳重な割当規制をしております。 それから、本数が片寄っておるという点は確かに御指摘の通りでありまして、私どもいろいろな観点からこれを是正したいというふうに考えておりますが、これは、なかなかこの既成事実の変更がむずかしくて、非常に困難しております。
そこで数年前に健全なる日本映画を作製するにはどうしたらよかろうかというので、映画の倫理規定というものをつくつて、いわゆる日本の健全なる映画をつくらすようなことを示唆したことがあるのですが、今なお日本のいわゆる国産映画についての倫理規定というものがあるかないかということを、最後に伺つておきたいと思います。
今のうちに国産映画に対する保護をしなければならないのである。そのためには、国産映画に対する観覧税の低減、優秀映画に対する無税等々、種々なる方法を講ずべきものと思う。現在辛うじて日本映画の良心を守つている者は、数名の良心的な作者、監督と志を同じくする一団の俳優諸君のみである。国家は何らこれに貢献していない。(「そうだ」と呼ぶ者あり)このようなことで、果して文化国家ということができるか。
日本文化に対する無哲学であり無宗教である今日の社会教育の実情、社会文化の実情を見ましても、商業主義の滔々たる勢いに押されまして、ただ教育環境が悪いという程度でなく、輸入及び国産映画の内容、あくどい売らん哉の出版図書、娯楽機関、それらのものに流れておりますところの投機主義というものが日本の文化の明日の姿でありますならば、実に文化の自殺は国民の自殺であると考えるのであります。