2019-05-28 第198回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
F2戦闘機は米空軍のF16戦闘機をベースに製作するということが政治決着されまして、国産戦闘機を製作したいという日本側の夢はそのときは絶たれたわけでございます。この本には、当時F16を開発、製造していたジェネラル・ダイナミクス社、現在のロッキード・マーチンですが、とのやり取りが書かれております。
F2戦闘機は米空軍のF16戦闘機をベースに製作するということが政治決着されまして、国産戦闘機を製作したいという日本側の夢はそのときは絶たれたわけでございます。この本には、当時F16を開発、製造していたジェネラル・ダイナミクス社、現在のロッキード・マーチンですが、とのやり取りが書かれております。
よって、将来戦闘機の開発には時間的余裕はなく、早期の着手が必須で、この機を逸しては二度と国産戦闘機は造れなくなると言っても過言ではありません。よって、国内防衛企業の持てる力の全てを結集し、政府がしっかりとかじ取りをする国家的プロジェクトとして進めるべきではないでしょうか。
つまり、次期支援国産戦闘機をつくる。そして、まず開発費を五千億なら五千億かける。そして、単価の高い百機程度の国産機をつくっていく。その一つの試算として大体八十億くらいだろうというような数字も出ておりましたけれども、最終的にはもっと上がると思いますね。そうすると、例えば既存の優秀な戦闘機を買ってくる場合には、物によっては半分で済んでしまう。
そして小牧基地のある名古屋空港は、民間航空機の発着とともに主力戦闘機を生産する三菱重工業名古屋航空機製作所が空港周辺に工場を集結させ、テスト飛行を繰り返していますが、その三菱重工業が四次防後の主力戦闘機への機種選定を目指し、純国産戦闘機の開発に着手しています。小牧基地の撤去は、過密化する空域が自衛隊機の生産に向けて、テスト空域の開放という産軍癒着がその本音ではないでしょうか。
現在、小牧基地がある名古屋空港は、民間航空機の発着とともに、主力戦闘機を生産する三菱重工名古屋航空機製作所がこの空港周辺に工場を集結させ、テスト飛行を繰り返していますが、その三菱重工が次期ないしは次々期主力戦闘機への機種選定を目指し、純国産戦闘機の開発に着手していることを明らかにいたしました。
二万五千丁の小銃の国産化とか国産戦闘機五十機の製造費として二百二十四億円の予算を要求する防衛庁の考えは、自衛隊の概念をはるかに飛び越えておるのであります。同時に、それは今度のようなおそろしい事故を起こす機会をより多くつくり出す政治的な背景でもあります。軍用ジェット機の墜落事故の頻発は、これからもますます増大する事由とも相なるのであります。