1970-03-19 第63回国会 衆議院 予算委員会 第16号
しかし、本年は国産ノリは有史以来のまた大豊作が予想されまして、生産者の共販価格も、御存じのようにだんだん低落いたしておりますが、日本の業者は、これを標準として評価いたしますので、したがって、韓国側と価格が折り合いませんで、現在まだ商談ができないという状態にあるわけであります。いずれ、わが商業ベースで解決される問題であると考えております。
しかし、本年は国産ノリは有史以来のまた大豊作が予想されまして、生産者の共販価格も、御存じのようにだんだん低落いたしておりますが、日本の業者は、これを標準として評価いたしますので、したがって、韓国側と価格が折り合いませんで、現在まだ商談ができないという状態にあるわけであります。いずれ、わが商業ベースで解決される問題であると考えております。
そこで、どうすればより国産ノリを大量に生産するかというところに、もっともっと強力な指導が必要ではなかろうか、こう思うのです。国内における増産対策、私はそれを強力に推進すべきであると思うのですが、実績を見ると期待することができない。政府は生産目標はどのくらいに置いていらっしゃるのですか、またどのような方針のもとに行なっておられるのですか。
○樋上委員 それでは最後に、一昨年中の国産ノリ流通業界の混乱は、相場変動によるリスク負担が、問屋業界にのみ背負わされている面が多分にあると考えられますが、これは生産者団体において保管し、適当に市場に出せばよいと思うのですが、この点はどうお考えになりますか。
○樋上委員 その節にこれも指導しておいてほしいのですけれども、どうしても国産ノリ仕入れ実績の五〇%を固執するというのであれば、産地入札を公開制とすべきである。
先ほど申し上げましたように、その精製の過程におきます技術的な問題、水の問題、そういったものがからみまして、かつてはかおりなり固なさり、そういう品質的な面で国産ノリに比べてかなり見劣りがあった、こういうことは事実でございます。したがいまして、大体普通の商品取引では、そういう品質が当然価格に考慮されて流通過程に乗っていく、こういうふうに私は理解しております。
○鈴切委員 韓国ノリは、昨年五億八千万枚輸入されているにもかかわらず、ほとんどの業者が韓国ノリの表示をしていないために、国産ノリとあまり変わらない値段で売られているというのが事実だと思うわけです。そういうことから考えると、これは非常に問題だ。少なくとも韓国ノリについては、輸入された価格から推すならば、安い値段で当然それを消費者に渡していくべきではないか。
私どもとしても、現在のところは、そういった従来の輸入ノリと国産ノリとの関係の調整の一応の慣例といったようなこともございますので、のり協会における決定は、現段階としてはやむを得ないのではないかというふうな考えでおるわけであります。
それから、国産ノリの荷さばきの状況、つまり全漁連等で扱ったいわゆる系統団体による集荷の状態とそれ以外のものの比率を出してください。 それから、全ノリの組織の状態及び全漁連の組織の状態。 それから、その次に、問屋の数及び問屋が団体をつくっておればそれらの団体の状況、それから仲買人の全国の数と、もし団体をつくっておるならばその団体の状態、こういうものをできるだけ早く御提出をいただきたいと思います。
今回も、国産ノリが大幅な豊作であるということがわかりながら、前年度よりも一億枚さらに輸入をふやすということになると、これはどこに根拠があるかということは明確にしておかなければならぬと思うわけですよ。そういう疑惑に包まれておる問題を処理しなければならぬときに、みだりに担当の役人が与党に出入りするというようなことは慎んでもらわなければならぬと思う。これは関連ですから、これ以上のことは言いません。
この点については、先日、私も、韓国ノリの輸入問題とことしの国産ノリの豊作の状態というものを対照した場合において、昨年度よりも大幅な輸入増加をするということは、国内のノリ生産者に対して重大な影響を与えるのではないかということを指摘したわけでありますが、この内容について、この際、赤路委員の質問よりも相当事態は進展しているように考えられますので、昨日の会合に出席した丹羽長官から明確にしてもらいたい。
農林大臣も御存じのとおり、韓国ノリの輸入についての原則は、これは十年前に、昭和二十九年ですか、そのころから国会においていろいろ問題とされ、衆参両院においては決議が行なわれて、その決議の内容は、年間輸入量は一億枚以内とすること、及びその輸入時期は国産ノリの生産期を避けて四月から九月とすること、これが原則となって確立され、従来政府もこの方針を忠実に現在まで守ってきて処理されたのであります。
ただ、いろいろ取引の交渉にあたりましては、時間的な関係もありまして、国産ノリの生産時期であります十一月から三月までにかかるというようなこともありまするので、できるだけそういう時期を避けまして、通関は四月以降大体九月一ぱい、おそくとも十月一ぱいに終わるというような目途で従来やってきておるのであります。
これは五月七日に、通産省の通商局長の名前をもちまして、農林省に対して、今申し上げましたような趣旨で、日韓貿易の現状から見て今ノリの輸入を若干増大するということは、今後の日韓貿易の拡大発展に寄与する、他方ことしは国産ノリも不作であるので、なるべく早く入れれば、国産のノリに影響も少いのではないか、こういう観点から、今申しました二千百万枚の輸入を早くやろうじゃ、ありませんかという申し入れをしまして、それに
○政府委員(樋詰誠明君) それにつきましては、一応大蔵省あてに国産ノリとの競合を避けるために、早期輸入の促進に努力して来たけれども、韓国側の輸出禁止措置、輸出事務の渋滞等により通関未了の分が相当残っておるので、そのILの有効期限は十一月三十日までとなっているけれども、すでに生産期に入ったから、関係各省と協議した結果、本日以降生産期の終了するまで通関の停止をしていただきたいという結論に達したので、税関