1971-05-21 第65回国会 衆議院 農林水産委員会 第30号
国民食糧消費構造が高度化、多様化してまいっている中で畜産物に対する需要が増大する傾向にあり、第二食管として重要視されていることは御承知のとおりであります。これに対応して畜産物は、今後ともわが国農業の拡大発展の中心的推進役として期待されておるところでありますが、今後の畜産経営はいままで以上に近代化、合理化が要請されております。
国民食糧消費構造が高度化、多様化してまいっている中で畜産物に対する需要が増大する傾向にあり、第二食管として重要視されていることは御承知のとおりであります。これに対応して畜産物は、今後ともわが国農業の拡大発展の中心的推進役として期待されておるところでありますが、今後の畜産経営はいままで以上に近代化、合理化が要請されております。
したがって、お米の生産が伸びた、他方近年の国民食糧消費構造というものは急速に変わっております。と同時に、人口の大量かつ急速な地域間移動ということがこの数年来始まりました。その両方の要因でお米の総消費量の減少が加速されたと思います。したがいまして、お米につきましては生産・流通構造の分野の構造的な変化は遅々としてしか進行しなくて、消費構造のほうがかなり急激に変わった。
すなわち、食糧等農畜水産物の生産増強のための諸施策を展開するに当りましては、単に、量的増産をはかるばかりでなく、生産性の向上を重視しつつ、農業所得の増大、農山漁村民の生活水準の向上をはかるとともに、従来、どちらかといえば米及び麦に片寄りがちであった食糧増産のための努力を一そう拡大して、国民食糧消費構造の高度化に照応し、畜産物、野菜、果実、水産物等を含めた総合的食糧供給力の増強という見地に立って推進する
次に大臣は施政演説の中で、国民食糧消費構造の高度化に照応し、畜産物、野菜、果実、水産物等を含めた総合的食糧供給力の増強をはかり云々ということをおっしゃっておられる。非常にけっこうなことでありますが、このことのために増強をするというだけであってはならないと思うわけなのです。消費構造に対応する対策というものが、当然考えられてこなければならぬのではなかろうか。
すなわち、食糧等農畜水産物の生産増強のための諸施策を展開するに当りましては、単に量的増産をはかるばかりでなく、生産性の向上を重視しつつ農業所得の増大、農山漁村民の生活水準の向上をはかるとともに、従来どちらかといえば米及麦に片寄りがちであった食糧増産のための努力を一そう拡大して、国民食糧消費構造の高度化に照応し、畜産物、野菜、果実、水産物等を含めた総合的食糧供給力の増強という見地に立って推進する必要があると
すなわち、食糧等農畜水産物の生産増強のための諸施策を展開するに当りましては、単に量的増産をはかるばかりでなく、生産性の向上を重視しつつ、農業所得の増大、農山漁村民の生活水準の向上をはかるとともに、従来どちらかと申しますと、米及び麦に片寄りがちであった食糧増産のための努力を一そう拡大して、国民食糧消費構造の高度化に照応し、畜産物、野菜、果実、水産物等を含めた総合的食糧供給力の増強という見地に立って推進