2001-05-24 第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
二十一世紀は食料と環境の世紀と言われ、将来、世界的な食料不足が懸念される中で、国として、我が国の魚食文化の維持を国民食料確保の原点に据えていくことは不可欠のものと考えております。漁業資源は再生産可能な資源です。この循環を適切に図っていけば、継続的な生産が容易に可能なものであります。
二十一世紀は食料と環境の世紀と言われ、将来、世界的な食料不足が懸念される中で、国として、我が国の魚食文化の維持を国民食料確保の原点に据えていくことは不可欠のものと考えております。漁業資源は再生産可能な資源です。この循環を適切に図っていけば、継続的な生産が容易に可能なものであります。
こういうぐあいに端的に私は結論づけておりますが、本年度の米価決定が今後の日本農業の進路を決定するとも言うべき重大なものになるわけであり、さらに、日本農業の危機を突破するためにも、国民食料確保の基本農政確立のためにも、今回の米価決定が大きな岐路に立たされておるのであって、それがまた大きな焦点になっているということを当局にも十分認識していただきたい。
こういったことになりますと、将来の国民食料確保の上から重大な危機になってくると思っております。当局もこれは十分承知であろうと思いますが、そういった意味で、私は、当委員会でも、もう十回近く先月からこの委員会で叫んでまいりましたが、昨年の二百十億円の基金補てんにしても、これを返さねばならない。交付にはならなかった。
米が足りないときには、御承知のとおり早場米を奨励して、農家から政府が買い付ければすぐに配給をするという時代も、もちろん不足時代には続きましたけれども、米に余裕ができてからは、それをもちろん新米とまぜて配給をするという考えでございまして、私どもは、百万トン程度は新米穀年度において新米とともに消費をする、新米はまた百万トン持ち越すというのが、現在の国民食料確保の原則であろうというふうに考えております。
去る十三日の司令部からの覚書が新聞にも発表されましたが、私の理解するところでは、何も無條件に且つ積極的に政府の案に賛成したのではないと思うのでありまして、情勢に応じ、国民食料確保上必要がありますれば何どきでも再統制をなし得ることを最低の條件として、これを承認したものであります。これ以上の判断は日本政府なり国会がみずから決定する趣旨だと思うのであります。