1972-07-27 第69回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号 特に鹿児島県における今次の災害で最も大きな被害を出した湯田の温泉街の状況は、六月からのたび重なる豪雨によって水位が上がっていた川内川上流の鶴田ダムは、七月六日には、洪水調節の機能を失って二千二百六十トンをこえる流入量がそのまま流出する状況となり、同日午後二時過ぎ、湯田の温泉街は、国民宿舎さつま荘の残骸をとどめるのみで、百二十一棟があとかたもなく流失し去ったのであります。 中山利生