2008-04-23 第169回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
地球システムが劣化すれば国民国家システムにも、地域社会にも、家庭システムにも、個人の生活にも関連してくるんだという五層構造で考えていかないと、個人の問題を個人の問題だけで考えるであるとか、国民国家の問題をそのレベルだけで考えていく時代は終わったんだと。
地球システムが劣化すれば国民国家システムにも、地域社会にも、家庭システムにも、個人の生活にも関連してくるんだという五層構造で考えていかないと、個人の問題を個人の問題だけで考えるであるとか、国民国家の問題をそのレベルだけで考えていく時代は終わったんだと。
新しい憲法論議においては、この国の在り方、従来の国の在り方について考えるという、これは当然のことでありますが、それに加えて、国家が既にもう万能ではない、あるいは近代国民国家システムが揺らぎつつあるという時代背景を踏まえて、社会の在り方、更に申し上げれば、多様な社会の担い手の間の約束事の確認という議論も射程に置くべきだと思います。
そういう状況の中で、近代国民国家システムの中で中央管理型で物事を解決しようという国家モデルはもう崩壊して、地域や住民を起点とした内発的な改革をベースにした政治的政策決定が行われるべき時代が来ているわけであります。
そのために近代国民国家システムあるいは富国強兵政策というのが取られたわけでありますが、情報文化社会においては大量生産、大量消費に代わって、今日の参考人からも少しお話がありましたが、やはりコミュニケーションというものが極めて重要な人間のアクティビティーになるんだろうと。