1980-04-24 第91回国会 参議院 大蔵委員会 第14号
全部あれは、総理も申しましたように、民間の会社とイラン国有石油会社との交渉なんですね。それで、それじゃ三十五ドル、何で民間の方が断ったのかと。それについては、政府も行政指導をしたのならばこれは適当だと、そこまでおっしゃっておられるのですが、私どもは、この原油について、スポット価格が上がったとおっしゃいますが、三十五ドルを認めたら上がるのですよ。
全部あれは、総理も申しましたように、民間の会社とイラン国有石油会社との交渉なんですね。それで、それじゃ三十五ドル、何で民間の方が断ったのかと。それについては、政府も行政指導をしたのならばこれは適当だと、そこまでおっしゃっておられるのですが、私どもは、この原油について、スポット価格が上がったとおっしゃいますが、三十五ドルを認めたら上がるのですよ。
したがいまして、対象としましては政府ないし国有石油会社だというのが一つと、それと第二の要件といたしまして、融資した場合には見返りとして石油をいただくというのが公団法の第一条のいわゆる石油の供給安定に資するという要件でございます。
いまイランにおけるデミネックスという西ドイツの国有石油会社と日本との競合があるわけですが、競合するというようなことをしないで、お互いが話し合いをして、スワップでもって均等な供給を受けられるということをやってきたのです。 そういう意味で、日本としては、カナダからもペルーからも、インドネシアからも中東からも、いろんなところから多様化せざるを得ないのであります、九九%入れているのですから。
○三輪貞治君 今朝の朝日新聞の記事によりますと、第一物産が丸善石油と提携をしてイランから市価よりも約一三%安い原油、約三万八千トンの輸入をして、その見返りに日本からブリキ板二千トンを輸出するバーター貿易契約をイラン国有石油会社との間に取極めた、こういう記事が載つているわけであります。これはもう簡単に御質問申上げますが、通産省としては御許可に相成るつもりでありますか。
そもそもこのイランの石油輸入の問題は、昨年の二月十四日に日本商社とイランの国有石油会社の間に取交わされました契約に基きまして、日本の船がガソリン一万八千トン、軽油その他四千トン見当を積み込みまして五月九日に川崎に入港いたしましたが、これに先立ちまして五月八日、英国のアングロ・イラニアン石油会社より宇佐美六郎、デベツカ弁護人を代理人といたしまして東京地方裁判所に、この石油の仮処分の申請を行いました。