2001-06-21 第151回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
一つは、先ほど申しましたように国有林野事業自体が公益林中心に変わったということに伴いまして、いわゆる公益事業を行っているそのために、一定の人員なりあるいは作業というものについて一般会計で負担をするという意味において一般会計から繰り入れる分と、それからもう一点は、一兆円を含めた借入金が利子を生んでいるわけでありまして、その利子が利子を生む事態を防ぐために、利子については全額一般会計からの繰り入れによってこれを
一つは、先ほど申しましたように国有林野事業自体が公益林中心に変わったということに伴いまして、いわゆる公益事業を行っているそのために、一定の人員なりあるいは作業というものについて一般会計で負担をするという意味において一般会計から繰り入れる分と、それからもう一点は、一兆円を含めた借入金が利子を生んでいるわけでありまして、その利子が利子を生む事態を防ぐために、利子については全額一般会計からの繰り入れによってこれを
ですから、国有林野事業自体の経営改善は当然でありますけれども、日本林業の活性化に対する抜本的な政策転換が必要だというふうに考えますが、この点につきましてはどのような考え方をお持ちでありますか。
そこで、国有林野事業の一般林政への協力としては、資金の面からの協力と、国有林野事業自体としての協力と、分ければ二通りの面がございます。それで、資金の面の協力といたしましては、年々の事業の損益決算上生じた利益、これの半分をもって、林業の振興その他に充てるために、一般会計に繰り入れることができるという国有林野事業特別会計法の規定がございます。
そこで、これからの将来の検討事項といたしましては、このような本来の事業の中で行なわれております民有林協力事業につきましても、国有林野事業自体の経理、決算を明確にする上からいいまして、それを区分経理するとか何らかの方法によって改善をしてまいりたい、こういうふうに考えている次第でございます。
で、たまたま従来は木材の価格の急激な上昂等にささえられまして、この経費の支出も可能であったわけでございますが、今後の木材の価格の推移には、いままでとはまた形の変わったものになることが予想される関係からいいましても、今後の国有林野事業で負担していくためには、この国有林野事業自体の内部の体質改善もきわめて必要なことだと考えております。
その理由を見ますと、造林の対象地が零細化し、分散化してきたほか、国有林野事業自体の事業量が増大してきたので、官行造林を継続することが困難になってきたというのであります。これらは、いずれもその理由が薄弱で、関係者を納得させるものではありません。
その点は委員会においても相当議論されたところでありまして、その点は、まさに有馬委員のおっしゃる通り、国有林野事業自体の性格は、単に営利的な事業をやっているだけではなく、一方に社会的な使命を持っている。この両方の使命を果たすように、この特別会計を編成することはもちろんであります。そこで、問題は二つあって、二つの性格を持っている一つの特別会計を一緒に運営するから、そこに問題が起こる。
それと、国有林野事業自体のといいますか、国有林野としての運営というものには直接の関係はないが、一般民有林の振興のために、ぜひとも考えてやらなければいかぬというもの、こういうふうな三つの性格を持っておるように考えておるのでありまして、それらがそれぞれ能率的な形において運営されますとともに、総合的にやはりその生産性の向上あるいは国土の保全、そういうふうなものがそれぞれ総合されて、調和された形で運営されなければいかぬという
○説明員(高尾文知君) 御指摘の点は決して否定するものではございませんが、われわれの事務当局の段階におきましては、先ほど申し上げましたように、いわゆる定員内職員と同質の者を定員化するということにまず第一のとりあえずの重点を置いておるわけでございまして、これは林野当局といたしましても、過般の農林漁業基本問題調査会からも、国有林野事業におきます労働の固定化というような問題、あるいは現在の林野庁の国有林野事業自体
しかも国有林野事業自体にも内容改善をいたさなければならぬさまざまな問題を含む今日の状況でございまするだけに、その点の検討につきましては、でき得る限り一つ的確な見通しの上に立っておやりいただくことを、特に御要望を申し上げておきます。 そこで最近の災害の特徴的な事実ともいうべきものは、御案内の通り、まあ中小河川の流域における被害が非常に大きい。
○石谷憲男君 そういったいわゆる国有林野事業自体の本来の体質改善に使わなければならぬための金がどれくらい要って、そして余力を持って一般民生への協力をする、そのいわゆる協力の対象になる事業はこれこれのものであって、それらに対してはおおむねこれくらいの金というものを年々出していくのだというような、計画といいますか、考え方はないのですか、現に行なわれているわけなんですが。