2019-11-07 第200回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
私が見てまいりました箇所は私有林と思われますが、国有林でも私有林でも、植林後、人工林の状態によっては同様のことが起こるかもしれない懸念がございますが、そこで、森林、特に人工林に関連して、山腹崩壊災害について大臣にお伺いします。 約七十年前、戦後すぐに植林された人工林は当時何年後の利用を想定していたのでしょうか。
私が見てまいりました箇所は私有林と思われますが、国有林でも私有林でも、植林後、人工林の状態によっては同様のことが起こるかもしれない懸念がございますが、そこで、森林、特に人工林に関連して、山腹崩壊災害について大臣にお伺いします。 約七十年前、戦後すぐに植林された人工林は当時何年後の利用を想定していたのでしょうか。
二十七年前の再建のときも県産材を確保することができずにいたということを考えますと、まず林野庁にお伺いをしたいと思います、過去に首里城に用いられていたチャーギの木が今回の首里城の再建に使えるものとして国有林にある、その可能性はありますでしょうか。
チャーギ、いわゆるイヌマキにつきましては、九州、沖縄の国有林に生育はしておりますが、天然林においては極めて僅かな量が点在しているという状況でございます。そういう中で、前回首里城が復元された三十年ほど前にイヌマキを国有林から供給した実績は見当たらないというところでございます。
このため、本年九月から譲与が始まった森林環境譲与税も活用しつつ、森林経営管理制度と国有林改正法により、意欲と能力のある林業経営者への森林の経営管理の集積、集約を進めます。また、川上、川中、川下の事業者の連携による木材の生産流通構造改革を推進するとともに、森林組合の事業、組織を強化するため、組合間連携手法の多様化などに向けた検討を進めてまいります。
今日の質問時間は、先日の国有林の質問をこさえている最中にまだ残ったものがありますので、幾つか確認をさせていただきたいと思います。 私が目の敵にしておりますのは、大型バイオマス発電施設と丸太の輸出であります。
これから民有林からも国有林からも材が出てくることになりますので、そのカスケード利用について確認の答弁を更にお願いをしたいと思います。
八千ベクレルを超える特定廃棄物の件で、これは焼却灰などが主ですけれども、汚染土ではありませんが、茨城県高萩、そして栃木県は、初め矢板が候補で、大反対が起きて塩谷、予定候補と言われ、まさに国有林の中、水の本当にきれいなところの山に特定廃棄物を入れると。宮城県も御存じ三か所候補地が、予定候補とされているものがあります。私は、そのいずれも視察に、現場に実際行ってきました。
国有林では、戦後造林された人工林が伐期を迎えています。森林の公益的機能を発揮させながら林業振興を図るということであれば、その方向性について何ら異を唱えるものではありません。木材の自給率が低下し、林業事業体も減少して山元が活気を失う中で、やっと伐期を迎えた国有林を活用して何とか山元を元気にしたいという思いは我が党も同じであります。
国有林をもうけの対象として開放するために、国有林の現場と役割を無視する強権的な手法を認めることはできません。 第二の理由は、昨年成立した森林経営管理法を補完するものであり、一部の大規模な林業経営者の利益のために、国民の共有財産を売り渡すものだからです。 改正案は、経営規模を拡大する林業経営者に、五十年にも及ぶ樹木採取権と樹木採取区を新たに与え、排他的、独占的に経営することを認めています。
これにつきましては、まず、今回の制度につきましては、今後国有林からの材の供給を増やしていくという中で、その材の供給の増加分の一部について今回新しい仕組みを導入をするという考え方でございます。加えまして、今回の樹木採取権を取得するためには、川中、川下の事業者とも連携をして、しっかりこの需要が確保されているということも要件になっているところでございます。
それで、もう一つ大臣に対しての質問なんですけれども、国有林の公益的機能についても議論がありました。特に、伐採した跡地に植林義務がないということから、荒廃につながるんじゃないかという問題です。どういう国有林をつくっていくかということが問われていると思うんです。
国有林は国民共有の財産であります。民間に伐採を委ねるとしても、どの分野をどういう契約で委ねるのか、あるいはどの国有林を広葉樹林化するのか、これは国民にしっかりと情報を提供するということが大事だと思うし、そして国民の側からも意見を出せるような環境が必要だと思います。
国有林におきましては、様々な技術的な課題に対処すべく天然更新等に関しますマニュアル等を作成をいたしまして、現在取組を進めているところでございます。また、実行に当たりましては、多様でまとまりのあるフィールドを有する国有林の特性というものを活用いたしまして、モデル箇所を設定し、鳥獣対策等も含めた検証を行いながら実践的な取組を行っているところでございます。
今、これで何を言いたいかといいますと、今回国有林が、国有林の場合は全部がもう国有林ですから権利の調整も何も要らなくて、そこから数百ヘクタールの区域を切り出して、十年なら十年、あるいは何年か分かりませんけれども採取権というのを付与するという、公募でやるわけですね。
伐採立木材積等のこの計画につきましては、森林法に基づきまして、民有林につきましては都道府県知事が地域森林計画におきまして、国有林につきましては森林管理局長が国有林の地域別の森林計画におきまして、それぞれ相互に意見を聞きながら策定をするということになっておりまして、計画の内容については事前に調整が図られているというものでございます。
○鉢呂吉雄君 先ほど言いました四千三百ヘクタールのうち、民有林が五六%、道有林、北海道有林が四四%、国有林はほぼゼロに近いという被害の形であります。
○参考人(泉英二君) 里見委員の御質問は、民有林も国有林も含めたような一般的な話としての木材生産と例えば公益的機能の話、そうではなくて、今回の国有林の人工林のこの取扱いに限定してということで。
ただ、ただですね、じゃ日本の森林あるいは日本の国有林が存在している場所が、本来それぞれの場所でどういう目標林型を私どもは設定するのかという、目標林型って、将来こういう森につくっていきましょうということ、このことについては、私は必ずしも全てが杉、ヒノキで長伐期の山が全部なればいいとは全く思っておりません。
○国務大臣(吉川貴盛君) 本法案は、事業者に国有林の管理経営を委ねるものではございませんで、国が責任を持って管理経営することに変わりはないとの、そういった前提の下、森林経営管理制度の円滑な実施に向けて、国有林が民有林を補完する形で意欲と能力のある林業経営者に長期安定的に木材を供給するものとなっております。
○紙智子君 民有林と国有林がある広大な地域において、この国有林を伐採する権利を手に入れた大規模林業経営者は、更に事業を拡大するためには、多分、大型機械を導入して人件費なんかもコストも削減できるということになるんじゃないかと思うんですけれども、違いますか。
樹木採取区は、相当規模の森林資源が存在する一団の国有林の区域であって、国有林と民有林を一体的に経営できる区域。広く区域というイメージですけれども、この民有林と国有林を一体的に経営できるメリットについて説明をしてください。
○小川勝也君 先ほど私の考え方も申し上げましたけれども、かつて林野庁でもコリドーなどという政策を非常に宣伝をしておりましたけれども、最近はなかなかホームページも更新されておらないようでありますけれども、国有林が伐期を迎えて、この後また造林をしていくわけであります。 野生鳥獣に配慮した、いわゆる生物多様性に配慮した国有林にしていくという上で、林野庁から答弁をいただきたいと思います。
○小川勝也君 国有林の法律は未来投資会議がもっともっと木を切ってもうけようという法律でありますけれども、それ以外にも大事な概念がたくさんあるということを申し添えさせていただいて、今答弁をいただきましたように、環境省としっかり調整の上、野生鳥獣にも優しい国有林にしていただければと思います。 終わります。
○政府参考人(小坂善太郎君) 国有林についてお答えいたします。 国有林の管理経営は、管理経営基本計画など国有林の森林計画に基づき行っております。
国有林野事業については、森林吸収源対策として間伐等の森林整備の積極的な実施や、国有林の組織、技術力、資源を活用した民有林の指導やサポート、森林浴等に適した国有林野のレクリエーションの森としての提供など、平成二十五年度の一般会計化以降、その目的に沿った管理経営を着実に推進してきたものと考えております。
未来投資会議においては、林業の成長産業化に向けた改革の方向性について議論され、竹中議員より、国有林での使用収益権の創出について、PFI法のコンセッション制度を活用した法制化について提案があったところです。
安倍晋三総理が議長を務める未来投資会議において国有林の見直しを初めて提案したのは、林業をもうけの対象にしようとする竹中平蔵氏ではありませんか、答弁を求めます。 森林・林業基本法第五条は、国民の共有財産である国有林には三つの使命と役割があると言っています。
今、国有林が全国の森林の約三割ですよ。国有林はもう大きな木が育っちゃって、伐採するのに民間の力を借りようといって今度法案が出ているわけでしょう。そうであれば、国有林の材木をこういう本当に文化的価値の高い史跡の復元なり再建に提供する、そういう私、やり方があっていいと思うんです。だって、国有林は国民のものですから、国民が喜ぶ価値のある文化財の復元に使うわけですから。
国有林は、我が国国土面積の約二割、森林面積の約三割を占める、重要な国民共通の財産であります。国有林の持つ多様な機能の発揮に対する国民の期待に応えながら、もう一方で地域の産業の発展にも寄与していくことは、極めて重要な問題です。だからこそ、競争ばかり、外部企業参入ありきでは困ります。 森林関連の産業は、山奥でも展開できる貴重な産業です。
今度は、そうした伐採業者に対して、国有林まで長期、大ロットで差し出し、五十年という短期で、対象区画を全てとってしまう皆伐を行おうとしています。 法案は、樹齢と樹種のそろった人工林を、五十年を標準伐期とし、大規模に皆伐することを前提としています。政府はとりどきと強調しますが、科学的根拠はありません。
また、政府案では、長期であっても、樹木採取権者は、現行の国有林の伐採のルールに則した樹木採取権実施契約を五年ごとに締結しなければ樹木の採取はできず、契約と異なる施業を行う等の場合はその権利を取消しすることができるとしており、これにより、公益的機能の維持増進は確保され、適切に事業が実施されるよう措置されると考えます。
本法律案は、もともと未来投資会議の国有林を長期、大ロットに活用するとの提案から始まっており、活用したい側に偏った法律となっています。そのため、特に次の点において矛盾が生じています。 第一に、森林、特に国有林の多面的機能、公益的機能が本法案の精神として貫かれているか。樹木採取区の指定に当たって担保されるべきであること。 第二に、樹木採取権の存続期間について、五十年を保証することに意味があるのか。
反対する理由の第一は、本改正案が、国有林を活用して、さきに成立した森林経営管理法を補完するものであり、規制改革推進会議の狙う林業の成長産業化という目先の利益に踊らされ、戦後林政の失敗を繰り返すものだからです。 森林経営管理法の審議の際、政府は、森林を長く大事に守っていきたいと考える山主の皆さんを意欲と能力がないと断じ、民有林の経営管理権を取り上げ、伐採業者に与える法律を押し通しました。
○川合政府参考人 国有林につきましては、国土面積の約二割という広大な面積を占め、全国各地に所在しておりますとともに、既に自然教育やレクリエーション等に広く活用されており、さらには、白神山地や知床のように、世界自然遺産地域を始め、都市住民等にとって魅力的な地域が多く存在することから、関係人口の創出、拡大に大きく寄与しているものと考えられるところでございます。
営利企業に独占、伐採させることは国有林本来のあり方から逸脱している、先ほどの声明でありますけれども、 国有林は、「国民の共通財産」であり、国民の森林に対する多様な期待や要望を実現させるための場です。
○亀井委員 昨日の参考人の御意見を伺ったときに、これからは企業が国有林と民有林双方を管理していくような、そういう形になるであろう、それが望ましいのだということをおっしゃった方がありました。
先日のこの法案審議のときに林野庁の答弁でも明らかになったんですけれども、国有林一ヘクタールの再造林、保育にかかる費用が二百二十万円、これは一ヘクタール当たりですね、そして立ち木の販売額が百三十万円であると。なかなか国有林で採算がとれないという状況にあることが明らかになったわけであります。 野口先生に伺いますけれども、国有林の歴史的な経緯も踏まえて問題点の御指摘がありました。
これは私の参考人の陳述のところでも述べたところなんですが、今回の法案については、国が国有林の管理者として経営を差配する力をぎりぎり確保したというのが私の認識です。
今回は、国有林の契約を通じて、収益を通じてと言ってもいいと思いますけれども、林業経営者を育成していこう、そして日本全体の山を守っていこうということだと思いますけれども、先ほど佐々木委員からもお話がございました、東日本と西日本のバランス、国有林のバランスですね。 ちなみに、私のところは、大阪府よりも広い選挙区ですけれども、国有林はありません。
今回の法改正によって、川上、川中、川下の連携強化を進め、意欲と能力のある林業経営者に国有林からの木材を安定供給して、国有林と民有林を協調出荷することで、協定価格で供給し、販売収入を安定させたり、国有林と民有林が隣接する地域の森林においては路網整備や間伐等を連携して進められると思いますが、今回の法改正によって、国有林の少ない西日本の地域に対する支援策などはあるのでしょうか。
国有林を守るという、その目的は一緒だと思いますので、ぜひ与党の方にも御理解いただければと思います。最後の質問にいたします。
そのためには、民有林からの木材供給を補完する形で、国有林から、長期、安定的に、林業経営者が樹木を採取できるよう措置することが有効であります。
国有林改正法案についてのお尋ねでございます。