1988-03-24 第112回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
先般ソビエトの放送協会議長アクショーノフさんが来られたときにも、自由な取材の問題で議論がありまして、日本のマスコミがソビエトに対する偏見があるというような話がありましたのですが、そのとき、あなたの国は政治がすべて、公共放送ということ、本当の国家放送と申しますか国営放送という形でやっておられますから問題ありません、我々の方は内容には触れられませんので、そのことに関してもお互いひとつ自由な取材を国内どこでもやらしてもらう
先般ソビエトの放送協会議長アクショーノフさんが来られたときにも、自由な取材の問題で議論がありまして、日本のマスコミがソビエトに対する偏見があるというような話がありましたのですが、そのとき、あなたの国は政治がすべて、公共放送ということ、本当の国家放送と申しますか国営放送という形でやっておられますから問題ありません、我々の方は内容には触れられませんので、そのことに関してもお互いひとつ自由な取材を国内どこでもやらしてもらう
そしてその代償としまして、もしもNHK自身の経営の基盤が揺らぎ、そのことでもってさらに国民の放送が、いえば管理された国家放送になってしまうということを恐れますから、だから私たちは、非常に問題のある他の公共料金とは若干違うんだ、この問題については。
そういう考え方から、今度は商業放送とNHKとの立場というものを見たときに、今度はNHK自体が非常に国民的な立場で公共性を持たされた、そういう使命と、今度は逆に、電波行政からはちょっとゆるくなるけれども、何かだいぶ官僚臭の強い一つの国家放送みたいな性格を持ちたい、あるいは無意識にも持つような、そういう方向をとってるんじゃないか。
たとえば民間放送は、御承知のように商業放送的なものが専門的に行われるのではないかと考えられますが、十六局の地域において各家庭等で聞く場合に、国家放送が聞えないで、そういう商業的な放送のみが聞えて来るというような関係における技術的な措置は、どういう関係で御考慮なさつておるか、お伺いしたいと思います。