1992-03-12 第123回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
言うまでもなく、当時は戦時海運管理令に基づき、ほとんどすべての船舶が国家の一元管理のもとに国家使用船として運航させられていました。 私はここに、「戦時海運管理令解説」という書物を持っております。これは当時の担当官によって書かれた非常に権威ある公的なものでありますけれども、これによりますとこういうふうに出ているのです。これは、国家統制がとられてきた。
言うまでもなく、当時は戦時海運管理令に基づき、ほとんどすべての船舶が国家の一元管理のもとに国家使用船として運航させられていました。 私はここに、「戦時海運管理令解説」という書物を持っております。これは当時の担当官によって書かれた非常に権威ある公的なものでありますけれども、これによりますとこういうふうに出ているのです。これは、国家統制がとられてきた。
国家使用船だったのに遺族には十分な補償もされておらず、戦後一度も調査されることなく放置をされてきております。室戸岬日沖港わずか一、二キロの沖合でございます。多数の目撃者の前で惨事が繰り広げられているわけです。
国家使用船として、哨戒船としても利用されているわけですね。しかも、明治の時代につくった、本当にもう魚雷一発当たればそのまま撃沈するおんぼろの船だったんですよ。それを、前日も船長さんが事の次第を察して、今回は乗客を乗せるのをやめようと言ったにもかかわらず、軍の命令によってそのまま航海に出させて、この悲劇をもうむざむざ――起こるべくして起こった悲劇というしか私はないと思うんです。
それを結着をつけようとは思いませんが、少なくともそういう解釈の出てくる余地のある規定を新たに起こすということは、わが国の公務員と国家、使用者側、この労使の関係の健全なる育成には有害である、こういうふうに判断せざるを得ません。したがって、こういうものを認めることは断じて承服できぬ。
一般官吏につきましては、むろんこの際に、先ほどから申しますように、解決するといいのでありますが、国家使用人としての特別な性格もありますので、これについての異論もまたありますから、それらの意見も調整して、この場合は、一般官吏についての年金制度は、将来これをきめたい。
それから次に木船国家使用と貨物運、賃の推移について申上げます。昭和二十三年の六月、これは航路別、貨物別運賃の設定がされたのでありますが、若松阪神間の石炭をとつてみますと、昭和二十三年六月には千百二十五円でありました、それが今年の四月におきましては、一月もそうでありますが、今年は六百六十円であります。
廃止いたさんとする法律は、船舶の国家使用制度が昭和二十五年四月一日から定期用船制度に切替えられましたので、帰還輸送及び米国貸與船関係の船員以外のすべての船員が船舶運営会を退職することとなりますが、これらの船員は直ちに船主に雇用されまして、失業することとなりませんから、退職金は船舶運営会退職の際支給しないで船主に交付しておいて、これらの船主と船主との雇用関係が消滅したときに船員に交付するように法律を以
船員の法律上の身分につきましては、昭和十七年の三月に国家総動員法による戰時海運管理令によりまして、船舶がすべて国家使用になり、これらの船舶に乗り組んでいる船員及び予備船員は、仰げて国家に徴用されたのであります。爾来戦局の進展と悪化に俘つていろいろな措置が講ぜられたのでありますが、その内容は、漸を追うて、回を重ねるに従つて、船員と国家の身分関係が的確に明確化されて来たという点であります。
旧法が施行されました昭和二十四年四月一日以前の船舶の国家使用の形態は、いわゆる裸よう船契約と称するものでありまして、国家は船舶の使用料を船舶所有者に支払い、船員の給与その他船舶の運航経費等はすべて国家の負担であつたのでありますが、昭和二十四年四月一日から定期よう船契約へ切替えまして、船舶運営会は、戦時海運管理令に基く裸船舶の国家使用を解除し同時に船舶運航管理令により船舶所有者とあらたに定期よう船契約
旧法が施行されました昭和二十四年四月一日以前の船舶の国家使用の形態は、いわゆる裸用船契約と称するものでありまして、国家は船舶の使用料を船舶所有者に支拂い、船員の給與その他船舶の運航経費等はすべて国家の負担であつたのでありますが、昭和二十四年四月一日から定期用船契約へ切りかえまして、船舶運営会は、戦時海運管理令に基く裸船舶の国家使用を解除し、同時に船舶運航管理令により船舶所有者と新たに定期用船契約を締結
船舶運営会は、昭和二十四年四月一日から戦時海運管理令に基く船舶の国家使用を解除すると同時に、艦船運航管理令により船舶所有者と定期用船契約を締結したのであります。
それはお手元に差上げております共有契約の裏面にございますが、これは共有契約そのものが国家使用の場合と、船舶運営会の運営いたしました場合と、本年の四月一日以降のごとく完全自営になりました場合と三つあるわけでございますが、裏にございますのが、完全自営になりましたときの場合が書いてございます。
この阿波丸は、この船は大体昭和一七年に長崎の三菱造船所で建造いたしました総トン数は一万千余トンの高性能を有する優秀な船であつたのでありますが、戦時中も軍の徴用を受けずに、船舶運営会扱いの国家使用船として運航されておつたものでございます。
帰還輸送船は昨年の四月一日に定期傭船にすべての船を切り替えましたときにおきましても、やはり戰時海運管理令に規定しておりますような国家使用の形で船をとつております。現在におきましても国家使用として船会社からとつたものを運営会に貸下げて、運営会が運営するという形は昔の形をとつておるのでございますから、現在におきましてもこれを廃止して、全然新たなものにするわけに行かない点があるわけであります。
従来船舶運営会が管理しておりました国家使用船舶は、船舶運航管理令の制定によりまして昨年四月一日以降、定期船舶制度に切りかえられることになり、船舶運営会に所属しておりました船員は、同会を退職してただちに各船舶所有者に雇用がえされたのでありまして、これらの船員の退職手当につきましては、法律第九十七号の規定によりまして、直接船員に支給せず、退職手当に充当すべき金額を、当該船員の帰属する各船舶所有者にそれぞれ
従来船舶運営会が管理しておりました国家使用船舶は、船舶運航管理令の制定によりまして、昨年四月一日以降定期傭船制度に切替えられることになり、船舶運営会に所属しておりました船員は、同会を退職して直ちに各船舶所有者に雇用替されたのでありまして、これらの船員の退職手当につきましては、法律第九十七号の規定によりまして、直接船員に支給せず、退職手当に充当すべき金額を当該船員の帰属する各船舶所有者にそれぞれ交付いたして
○政府委員(山口傳君) 運営会から定傭船船主に切替えた場合の船員の考え方なんでございますが、この法律で前提といたしましたのは、成る程船員は従来運営会に国家使用で使われたおつたのでありますが、船舶運行管理令で即日船と共に船主に戻る。その間に失業はない。
これが船舶、船員全体ではございませんで、定傭に切替えるべき船で国家使用船舶であります。運営会にはその外に米貸與船の船員がございますが、この方も貸與船はこの経費では賄えないのでございます。