1971-03-05 第65回国会 衆議院 文教委員会 第7号
先ほど、国宝、重美等の買い上げに国はわずかに二億一千万なんですから、やはりこれには今後もっと予算をふやしてもらいたいと思いますが、いま古美術品を保有してもらうところは私立あるいは企業の美術館ですね。こういったところでうんとこういったものを持ってもらうためには、いまの説明を聞いておりますと従たる考え方なんですね、次長の考え方は。
先ほど、国宝、重美等の買い上げに国はわずかに二億一千万なんですから、やはりこれには今後もっと予算をふやしてもらいたいと思いますが、いま古美術品を保有してもらうところは私立あるいは企業の美術館ですね。こういったところでうんとこういったものを持ってもらうためには、いまの説明を聞いておりますと従たる考え方なんですね、次長の考え方は。
中尊寺に残る国宝重美の類は去る二十九年に完成した収蔵庫、讃衡館におさめられてありまして、この建物は鉄筋コンクリートの堅牢なものでありますから完全に保存されていると思われます。
○渡部委員 それでは従来の国宝重美関係のもので、どういうものが海外に流出しておるのか、あるいは国内においても散逸して行方不明のような状態になつておるのかといつたことについての、国宝重美関係の存在、あるいは存在の状態について、至急明確な調査をしていただいて、これを委員会の方に出していただきたいと思います。
ところで法隆寺焼失に関して、文部委員会の調査のために出かけて、その間、奈良地方を中心とする国宝、重美の関係について調査したわけでありますが、その際非常に痛感した一つの問題がありました。それは国宝、重美やその他いわゆる名所旧跡の問題につきましては、御存じのようにそれについて説明したところの立札があるわけであります。
比叡山延暦寺を初めとして、あまたの神社佛閣を持ち、さらに国有財産、皇室財産、古美術、国宝、重美等の多数の歴史的かつ美術的な重要古文化財が存在をすること、皆様の御承知の通りでございます。比叡山より伏見、桃山に連なる東山連峰は、都を貫流する加茂川の流れとともに、世界いずれの地にも讓らざる文化観光の都というべきであります。
○渡部委員 つまり委員会の任務というのは、国宝重美の選定や保護や管理の基本方針をきめて行くというようなところに向いて、その下部の機構が、おつしやつたような選定上の具体的な準備をやつて行く。たとえば国宝重美に関するその性格とか特質とか意義とかについての研究調査の根本的な部分は、下部組織においてもちろんやつて行くのだろうと思われるわけです。
それから観世音寺、ここにも二十四点の国宝、重美があります。これはこれを收めておりまするのが金堂講堂でありますが、これが非常に白蟻の害が甚しくて、いつ倒れるか分らんような状態でございます。修理費がこれで五十万円くらいかかるのでありますけれども、今申上げましたような建造物そのものが、それが国宝でございませんので、国家ごこれに対して何ら手を加えないという状態でございます。
その際に併せて御質問を申上げたいと思つておつたのでございますが、最近の新聞紙の伝えるところによりますと、国宝、重美修理の予算が二億二千九百十五万円で折衝中のところ、右のうち五千万円を削減されたというような報道が出ておるのであります。ところがこの文部委員会におきましたはこの文化財の保護ということにつきましては、誠に初め以来各委員におかれまして熱心に討議研究されておる問題であります。