1959-12-23 第33回国会 衆議院 建設委員会 第8号
一つは中央道と称するもので、国土開発縦貫自動車道法案で決められた路線。東京から富士五湖を通って赤石山系、南アルプスから中津川に出て小牧に行く。もう一つは建設省案の東海道のちょっと山の方を通るもの。それともう一本は、松永安左エ門さんが提唱されている東京からなるべく海岸沿いに行く路線、この三つの案がある。
一つは中央道と称するもので、国土開発縦貫自動車道法案で決められた路線。東京から富士五湖を通って赤石山系、南アルプスから中津川に出て小牧に行く。もう一つは建設省案の東海道のちょっと山の方を通るもの。それともう一本は、松永安左エ門さんが提唱されている東京からなるべく海岸沿いに行く路線、この三つの案がある。
こいうような観点から国会が四内閣、五国会にわたって研究し、ずいぶんもみ抜いてきたところの例の国土開発縦貫自動車道法案が通って、すでに二年余になるのに、まだ東京—神戸間をいつまでにあげるかという年次計画が立っておらぬ。
これは今大臣は、そういう処置をする方が国土開発縦貫自動車道法案がすみやかに国会を通過して、その法律の目的を達するであろうからというお答えがありましたが、ここで今現に議論といいますか質疑応答しておりますように、目的を全然達しないから、先ほど四千万円は何とかごまかすというとおかしいけれども、つくろいをしてその趣旨に沿うように便法を講ずるというようなお答えであります。すでにその目的を達しておらない。
それから七日は、国土開発縦貫自動車道法案というのが、ちょうど本日衆議院に上程されて、これがこちらに送付されることになりますから、議運にかけまして、それから本委員会に付託されることと考えまするから、もしその法案が当委員会に参りますれば、優先的にこれを取り扱うことにいたしまして、その次に、現在政府から提出されておりまする日本住宅公団法の一部改正につきましては、すでに説明済みであります。
○石井桂君 それから、道路整備の予算のうちの一部でございますが、名古屋―神戸間のいわゆる高速自動車道を施行する予算を今回組まれておるように御説明を承わりましたが、御承知のように前国会におきましては、議員提案で国土開発縦貫自動車道法案というのが出ておったように記憶しております。これが目下継続審議で、衆議院に付託されておるように記憶しております。
妙なことを言うようでありますが、二十二国会に井出農林大臣も提案者の一人でありまする国土開発縦貫自動車道法案が提案をされておりますことは、これは提案者でありますから御承知だと思うのです。ところが、今日に至るもこの法案が通過をいたしません。従って、今国会においてはどうしてもこの法案を通過させたいとわれわれ努力をいたしておるわけであります。
○富樫政府委員 ただいまお尋ねのございました国土開発縦貫自動車道法案がいつごろ通ればよろしいかということでございますが、実はこの国土開発縦貫自動車道を実施いたしますにつきましては、高速国道法案というものを考えておりまして、この法案によりまして縦貫自動車道の建設勘定をいたしたいと考えて進めておるわけであります。
○南條国務大臣 先ほど御答弁したように、この国土開発縦貫自動車道法案が通過しない場合にはこの三十億は使用できないものと考えております。
○富樫説明員 公団が実施いたそうと考えております名古屋−神戸間の高速道路は、中央国土開発縦貫自動車道法案にありす、ような通路を考えておるわけでございまして、その意味から出しますと、その一環と考えられるわわけでございます。
その他、本法案と現在継続審議中であります国土開発縦貫自動車道法案との関係について質疑が行われました。本法案による公団は、自動車道路の建設はできないことになっておりますが、「これを有料道路として施行することが適当であれば、公団においてもその事業を遂行することが可能であり、さらに一宮付近より神戸間の道路整備については計画している個所である」との答弁がありました。