1965-03-03 第48回国会 衆議院 本会議 第13号
しかしながら、最小限度の国土自衛の措置さえもこれを放てきし、その経費をただ機械的に各方面の歳出に充てるということは、いつもいわれる例に変わらざる財政措置として、私どもはあえてこれを論ずるに足らない措置であると考えるのであります。
しかしながら、最小限度の国土自衛の措置さえもこれを放てきし、その経費をただ機械的に各方面の歳出に充てるということは、いつもいわれる例に変わらざる財政措置として、私どもはあえてこれを論ずるに足らない措置であると考えるのであります。
それからキッシンジャー博士の一つの、かりに田口さんのおっしゃるような、日本が核武装しなければ国土自衛ができないというような結論になったといたしましても、これは一人の学者の意見であります。
しかしながら同時に防衛庁長官といたして、国土自衛上、基地設定というものも私は全般の立場から責任を持っておるわけであります。もちろん中海の干拓計画というものとこの飛行滑走路を海中に出すこととは、これらは十分関係の農林省と調節をはかって参らなければならぬと思います。
同時に、これはまた外務省の分野にもわたりますが、現在日本が立っている国際政局下における国土自衛、こういうような点については、隊内外を通じてできるだけ大きな努力を払って参りたい。その具体的な方法には、いろいろな方法もあろうと思います。あるいは従来もやっておるような隊内をときどき開放して広く見ていただくこともあれば、あるいはいろいろな訓練を通じて民生安定に供するようなまだ広い分野があろうと思います。