1969-07-09 第61回国会 参議院 産業公害及び交通対策特別委員会 第14号
○国務大臣(菅野和太郎君) 具体的には政府委員からお答えさせますが、木曾川の問題につきましては、これは昭和三十八年の一月の水質保全法に基づきまして、水域の指定及び水質の基準の設定をもうすでにいたしておるのでございますが、しかし、その後において木曾川にいろいろ工場がたくさんできてきて、その工場から排出される水の中に、いま御指摘のような毒物などが出てきておったと思うのでございまして、その関係でアユが、この
○国務大臣(菅野和太郎君) 具体的には政府委員からお答えさせますが、木曾川の問題につきましては、これは昭和三十八年の一月の水質保全法に基づきまして、水域の指定及び水質の基準の設定をもうすでにいたしておるのでございますが、しかし、その後において木曾川にいろいろ工場がたくさんできてきて、その工場から排出される水の中に、いま御指摘のような毒物などが出てきておったと思うのでございまして、その関係でアユが、この
○国務大臣(菅野和太郎君) それは水質基準の問題は私のほうでやりますから、その点、問題はやはりそういう工場をつくらせぬということとが先決問題で、あなたの言う未然に防ぐということも争ういうことだと思うのですよ。それはやはり関係の省で、こういう毒物を出すからこれは危険だと、水質基準にこれは反するということで、それで設立の認可を許さぬということをすれば未然に防げるという方法があると思います。
○国務大臣(菅野和太郎君) いま成瀬委員のおっしゃったことは私どもも十分了解いたしますので、そういう方針でもちろんやるつもりであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) それは先ほど申し上げましたとおり、水質基準をきめるのは経済企画庁です。その基準を各所で守ってやってもらうということになっております。
○国務大臣(菅野和太郎君) この点は、公害対策基本法のときには問題になりましたが、今度のときにはほとんど私質問を受けなかったです。
○国務大臣(菅野和太郎君) それはお説のとおりであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) ただいまお尋ねの件で、第三番目のあと地の問題でありますが、これは赤間委員が御希望になった線に沿うてわれわれもやりたいという考えをしておりますが、しかし、さしあたり国民各界各層の人々のアイデアをわれわれ聞いておりまして、いまそういう懇談会を開きまして——これは私の諮問懇談会でありますが、懇談会を開きまして各界の意見をいま聞いておる最中であります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 私の今日まで聞いておる点では、大体関連公共事業も本年末までに完成ができるという報告を聞いておりますが、幸いきょうは建設省、運輸省からも見えておりますから、その関連の公共事業の進捗状況を、各省からひとつ具体的に答弁させます。
○国務大臣(菅野和太郎君) いま塩出委員のおっしゃったことは、私全く同感でありまして、そういう意味でわれわれも万博をひとつやっていく、こう考えておる次第であります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 答弁漏れがありましたので、お答えします。 先ほど、国鉄の料金の値上げに便乗して、タクシーその他の交通料金の値上げをしないかという御質問がありましたが、それに対するお答えを忘れましたので、お答えしたいと思います。
○国務大臣(菅野和太郎君) 私に対する御質問は、水質汚濁に関する環境基準について、厚生省と権限争いをしておるじゃないかというお尋ねであったと思うのでありますが、これはある新聞紙上に報道されたことでありまして、全然根拠のない記事なのであります。というのは、この公害対策基本法によりまして、環境基準は経済企画庁においてこれを設定することにきまっておるのであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 生産者米価が一般消費者物価にどのように影響を及ぼすかという御質問であったと思いますが、この生産者米価が消費者物価に影響を及ぼす筋道が大体三つあると私は考えておるのでありまして、一つは、生産者米価が上がれば、おのずから消費者米価を引き上げる機運が助長されるということ、消費者米価が引き上がれば、したがって物価が上がるということが考えられるということなのでありまして、そういう点
○国務大臣(菅野和太郎君) 私のところへ直接お見えになりますが、みな私お断わりしております。
○国務大臣(菅野和太郎君) 政府として、いま具体的にその動きはありません。
○国務大臣(菅野和太郎君) そのことは私もうたびたび申しております。
○国務大臣(菅野和太郎君) 民間団体でも向こうへ——中国のほうの政府へどうせ申し込まなければならぬのですから、ちょっといまの空気では私はだめじゃないかと、こう考えております。それができれば、それはそういう方法も考えてもいいと思いますが、いまの状況のもとでは私はもうそれは不可能ではないかと、こう考えております。
○国務大臣(菅野和太郎君) 万博のことと申しては、大体協会に開催の準備をお願いしているのでありますが、政府といたしましては、万博の推進委員会というものを設けまして、各次官によって構成しまして、それからなおその上は、万博の閣僚協議会で最終的に決定をいたして、そうして事業を進行いたしているような次第であります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 働きかけるというのは、展示させるという意味での働きかけでございますか。
○国務大臣(菅野和太郎君) 木材価格について私にお尋ねがありましたが、ただいま農林大臣から詳細なお答えがありましたので、重ねて申し上げる必要はないかと思いますが、ただ一つだけ申し上げたいことは、お話しのとおり、昭和四十一年以降四十三年までは相当上昇いたしておりますが、最近におきましては木材価格は落ちついてきたのであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) その点は、木村委員の御存じのとおり、交通を整備することがひいて物価の安定ということに役立っておるのでありまして、したがいまして交通をいかに整備するかということは、これは日本の今後の経済をいかに発展せしめるかということについて重要な役割りを持っております。
○国務大臣(菅野和太郎君) これは、私の体験を申し上げますと、私が十年前に経済企画庁長官をしておったときには、総理の佐藤さんが大蔵大臣でございまして、予算を編成する前に私の意見を聞いて、そして二人でゆっくりいろいろ話し合いをして、そうして予算の大体の方針をきめたのであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) この点については、もうたびたび申し上げておるのでありますが、四十四年度においての消費者物価は五%以内にとどめるということで全力を注いでやるつもりでおります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 阿部先生も御承知のとおり、物価という問題は、これは政府の経済政策並びに国民の経済活動の総結果として物価という問題があらわれてくるのでありますからして、したがいまして、これに対しましては、政府がとるべき政策と、また国民自身の経済活動について考えるべき問題と、二つあると思うのです。
○国務大臣(菅野和太郎君) 国鉄料金の値上げ自体が他の物価に直接波及するかどうかということについては、これはわれわれのほうでもその点について調査いたしておりますが、ただ問題は、この国鉄の料金あるいはその他の公共料金の値上げによって物価は上がるものであるという考え方ですね、物価の上昇感あるいは騰貴感というもの、これがあることによっていろいろ物価が上がってくるということは、これは考えられます。
○国務大臣(菅野和太郎君) お話しのとおり、国鉄と道路輸送との競合ということはできるだけわれわれ避けたいと思いますが、しかし、品物によって道路輸送のほうが適当なものは道路輸送でお願いする。また、品物によってどうしても鉄道輸送をしなければならぬものがある。
○国務大臣(菅野和太郎君) 決して好ましいとは考えておりません。
○国務大臣(菅野和太郎君) お説のとおりであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) ちょっと、もう一ぺん。
○国務大臣(菅野和太郎君) いま言われたことは、それは私は事実だと思います。
○国務大臣(菅野和太郎君) もちろん努力目標は、そこにおいてあるわけです。
○国務大臣(菅野和太郎君) お答えいたします。 国鉄料金値上げによって、物価の上昇率は大体〇・二%であります。そこで、四十四年度の消費者物価の大体の上昇を五%ということで、五%以内に押えるという方針を立てましたので、したがいまして、国鉄料金もこの際値上げを見合わせてもらいたいというのが当初のわれわれの考えであったのであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 国鉄料金の値上げをわれわれが最後に承認するときの条件といたしまして、便乗値上げ、ことに交通関係の公共料金は極力押えて、便乗値上げはこの際認めないという方針を立てたのでございます。そういうことで、公共料金は大体押える、極力押えるという方針で進んでいくつもりです。
○国務大臣(菅野和太郎君) いや、だからして、それで公取が許す以上は寡占価格は成立しないものだと、その三つの品種についてもそういう見通しをするわけであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 私は、三つの品種について寡占価格が成立しないという見通しのもとに公取が合併を許すのですからして、したがって……。
○国務大臣(菅野和太郎君) もちろんできると考えておりますし、また、できなければ公取は、私はこれは許可しないものだと考えております。
○国務大臣(菅野和太郎君) 今回のガス事業法の改正によりまして、特に簡易ガス事業については、料金の値上げその他の不利益を来たしはしないかという御指摘があったのでありますが、経済企画庁といたしましてもその点を心配いたしまして、ガス使用者に不利益を来たさないように改正してもらいたいということで所管省と相談いたしまして、地方ガス事業調整協議会というものを設置してもらうことにいたしまして、これは中立的な人によって
○国務大臣(菅野和太郎君) 今回の生鮮食料品の運賃の値上げをストップしたのは、やはり直接消費者物価に影響するということを考えて、そしていままでどおりに割り引きしてもらうということをお願いしたのでございますが、しかし、そういうような運賃の割引きが、それが生産者に利益をもたらすか、消費者に利益をもたらすかというような問題は、そのときどきによって私は違うと思うんです。需要供給によって違うと思うんです。
○国務大臣(菅野和太郎君) 大体生鮮食料品の運賃の割引きは、これはやっぱり物価を上げないという公共性から、それは出たものと私は思います。であるからして、もともと生産者を利益するということよりも物価を上げないというその目的からこれが生まれてきたものであると、こう私は考えております。
○国務大臣(菅野和太郎君) 経済企画庁長官としての私に対する御質問は、木材価格が上昇しておるが、木材価格をどの程度に押えていくかという御質問であったかと思うのであります。なるほど、この木材価格は、昭和四十一年以降四十三年の春ごろまでは、かなり大きな上昇を示しておりますが、最近は比較的落ちついておるのであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 労働力が大企業に集中しておるが、その労働力の適正配置について何か考えておるかという御質問であったと思うのでありますが、この問題につきましては、通産大臣、労働大臣から詳細な御答弁がありましたので、私はこれ以上つけ加える必要はないと存じますが、ただ一つ申し上げたいことは、この労働力が大企業あるいは都市に集中しておるということは、これは最近における科学技術の発展の結果としての経済
○国務大臣(菅野和太郎君) 最初に、資金運用部の資金をもっと国民の福祉に使ったらどうかという御質問であったと思うのでありますが、御承知のとおり、いま国が行なっております各種社会保険の積み立て金は資金運用部に預託されまして、財政投融資計画の重要な原資を構成いたしておるのであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 通行税法の一部を改正する法律案につきましては、もちろん、鉄道運賃法の改正と同時に成立することがたてまえであります。つきましては、現在、衆議院大蔵委員会に付託されている通行税法の改正案がすみやかに参議院に送付されるよう努力いたしたいと思います。
○国務大臣(菅野和太郎君) いま具体的返事をせよといっても、ちょっとここではわからぬと思いますから、調べて、それで具体的な御返事は、何ぼ提案して何ぼ通ったのかというようなことは、大蔵省の法案でどうということは、これはまた具体的なことは調べてお答えいたします。
○国務大臣(菅野和太郎君) 通行税を廃止したらどうかという御意見ですが、これは予算を軽減しておりますから、大きな歳入の欠陥になりますので、通行税の廃止ということは、これはできません。これだけはっきり申し上げておきます。