1950-02-15 第7回国会 参議院 通商産業委員会 第9号
○国務大臣(稻垣平太郎君) 只今議題なりました二つの法案のうち、先ず帝国石油株式会社法を廃止する法律案について、その提案の理由を御説明申上げます。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 只今議題なりました二つの法案のうち、先ず帝国石油株式会社法を廃止する法律案について、その提案の理由を御説明申上げます。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 田中さんの御質問にお答え申上げます。 第一の御質問は、対中共貿易の問題であつたと存じます。この問題については、しばしばこの前の緊急質問のときにもお答えを申上げておるのでありますが、対中共貿易が日本の貿易にとつて重要であるという点については、何人も異議のない点であります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 只今議題となりました特別鉱害復旧臨時措置法案について、その提案理由を御説明いたします。 この法案は先般の臨時国会に上程いたしまして、愼重御審議を願つたのでありますが、会期等の関係により、審議未了となつたものであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 中小企業に対する昨年末の日銀を通じてのマーケツト・オペレーシヨンによる融資が円滑に行つていなかつたということについては、甚だ遺憾に存じておるのであります。これは一つは、地方銀行において徹底を欠いておつたという点もありますし、又同時に企業者側において受入体制が整備されていなかつた、この二つの点があると思うのであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 私に関連した問題については、大体大蔵大臣並びに青木安本長官からお答え申上げましたので、ここに重ねて重複することを避けたいと思いますが、貿易公団の滯貨の処理につきましては、輸入滯貨については大体三百六十円のレートによつてこれが拂下を実行しており、又輸出滯貨につきましても適当なる価格においてこれが処理をいたしております。
○国務大臣(稻垣平太郎君) この農村関係についての機械の問題、或いは又肥料の問題についてのいろいろお話を承わつたのでありますが、この点はお説の通りにこれが農村の行政政策と全然別な産業政策の面でありまするけれども、これは渾然一体をなして行われて行かなければ、今後の日本の農村の基礎が確立されないと私は信じておるものであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 小水力の発電所の開発の必要なることにつきましては、鈴木議員と全く同感に存ずる次第でございます。どうしてもこの小水力の発電所の開発というものは、大発電所の開発と並行いたしまして至急に実施いたして行きたいものだと、かように存じておる次第であります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) お答え申上げます。 配電会社が高率料金の收入を確保するために低廉な深夜電力の供給を停止しておると、こういうお話であつたようでありますが、大体におきまして冬季におきましては、余剩電力の生ずることは稀なのであります。
〔国務大臣稻垣平太郎君登壇〕
○国務大臣(稻垣平太郎君) 川上君の御質問は、東南アジアを中心とする貿易に対する御批評のようでありますが、われわれは、許されたる條件のもとに、可能なる範囲において、いずれの国とも貿易をいたしたいと存じておるのであります。ただいまにおきましては、とにかく東南アジアがわれわれの輸出品の消化地としてもつとも中心的に考えられておる、こういうことにすぎないと存ずるのであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) お答えします。 中小企業の対策についてのお尋ねでありましたが、資金面におきましては大体この運転資金といたしまして二十億円を目途といたしまして、見返資金から日銀のオペレーシヨンによつて行わしめたい。又設備資金に対しては十五億円の限度におきましてこれが融資をいたしたい。又商工中金の増資或いは債券発行等については、目下関係筋と交渉中であります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 御質問の原毛の輸入についてでありますが、原毛は指定輸入に相なつております。大体摂州から二十五万四千こうり、チリーから五万こうり程度入つて来ることに相なつておるのであります。日本の毛の紡績工場のキヤパシテイから申しまして、大体これが入つて参りますと、六、七十パーセントの運転ができるかと思つているのであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) お答えいたします。 米価の決定につきましては、今日パリテイ指数を根拠といたしておるのでありますが、二十五米穀年度における主用食糧に対する価格決定におきましては、諸物価の高騰等を勘案いたしまして、適当な時期にこれを定めたい、かように考えております。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 中小企業等統制の問題につきましては、先ほど今澄氏にお答え申し上げましたように、私は、中小企業の対策の問題と、統制のわくをはずすという問題は、おのずから別だと考えるのであります。これを混同して考えることは、まるで経済的の問題ではなくて、経済問題を社会問題へ持つて行くものだと私は考えております。 〔国務大臣森幸太郎君登壇〕
○国務大臣(稻垣平太郎君) 御質問の点についてお答え申し上げます。 まず、電気料金値上げを国会の審議に付する考えはないかどうかということでございますが、これは今澄さん自身のお話のように、私企業に適用されるものでありますので、国会の審議を要するといいう考え方自身に少しく間違いがないか、かように存ずるのであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) これは先般藤井委員の御質問でも御答え申上げたように、無論日本のイムポーターといいますか、トレイターが非常に盲貿易の観点なり、或いは従来のような大きい組織を持つておりました日本の貿易業者というものが解体されたというような面もありまして、そこへ持つて来て海外の市況その他についても十分承知いたしておりませんので、この点は非常なハンデイキヤツプと存じておるのであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) ちよつと先に関連いたしますから、私帆足さんに申上げます。私のプライス・ファンクシヨンによつて云々と申上げましたことは、これはよく私の意味がお分りになつて頂けると思うので結構なんでございますが、これは私が一体根本的に日本の産業はどこに持つて行くかということについて、私は一面プライス・ファンクシヨンというものによつて、当然行われる、これは根本的な課題である。
○国務大臣(稻垣平太郎君) これはまだはつきり確定はいたしておりませんが、大体まあよその国の例あたりでは、五〇%程度取つてあるところもあるようでありますそこで我々の方といたしましては、併しながらその都度々々というわけにもまいりませんが、例えば業種によりまして、或いは又それを適用する時期的な問題もあり、業種の問題もあり、それから又輸入者の問題もあると考えるのでありまして、只今ではこれをどの程度ということははつきり
○国務大臣(稻垣平太郎君) それはよく話を聞くのですが、こちらから指令を出した時と、それから向うから来られてこちらで話をされた時とは多少時期的のずれもあるように思うのであります。出しましたのは恐らく十日くらい前であつたのではないかと思つております。
○国務大臣(稻垣平太郎君) その今のお話の決議案に対するお答はすでに差出してある筈であります。もう恐らく一月くらい前に、或いは手続やなんかが遅れておりましても、少くとも半月前には出ておる筈であります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) さようでございます。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 私がシーツ氏と話をしたことが新聞に書いてあるのですが、新聞には日本の産業の構想というか、構成について話合つたというように書かれておつたわけであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) その通りだと思います。
○国務大臣(稻垣平太郎君) その通りです。
○国務大臣(稻垣平太郎君) これは私は実は日産業人といたしまして、又通産大臣といたしましても田村さんの御意見には全く同感であります。同感でありまして、そういつた方向に自分も働いておるつもりでありますが。又、それと同時に私はどうしてもこの際先程も議論が出ましたが、技術の改善その他に関連して、企業の合理化も徹底的にこの際やりたい。
○国務大臣(稻垣平太郎君) これは非常にむずかしい問題でありまして、只今ここで私御即答いたしかねるのでありますが、今の御指摘のように、各業者が自家発電、火力自家発電を廻したものを、これを一旦買入れて、又売るという一応の形式を取るというようなこともいいサゼッションだろうと存じております。そういうことが果して可能なりや否や、よく一つ検討をいたして見たいと存ずる次第であります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 只見川の問題についてのお話でありますが、只見川の電力を開発することは、これは日本の産業界にとつても、又電力需給の常時化という意味から申しましても、必要であることはもとよりであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) どうも私にあなたのお考えになり方が少し合点が行かないのですが、成る程有効需要によつて生産が決まつて行くというあなたのお尋ね、私は生産が有効需要を促進するという面も忘れてはならないと思う。
○国務大臣(稻垣平太郎君) いや必ずしもそうではございませんが、これも一つの参考として、この研究の結果を待ちたいと存じております。
○国務大臣(稻垣平太郎君) そういうふうに考えております。
○国務大臣(稻垣平太郎君) その標準化によつて作つた品物を海外に出すという場合に、無論その標準化に従つて、規定に従つて検査をする、こういうことに相成るだろうと存じます。標準化の方の目的は結局同じような規格を作つて、そうして輸出の、殊に雑貨なんかはそれによつて価格を逓減して行く、コストを安くして行く、こういうことが狙いであろうかと思います。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 私鎌田さんの御意見に全く同感なんでありますが、例の事業者団体法、これもまあ事業者団体法について、何といいますか、これの改正といいます修正といいますか、そういつたような声が業界にも相当あることを実は十分承知いたしておるのであります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 工業標準化については、各それぞれの專門家に集つて頂いて、あの法案に従つて今工業標準化の標準規定を作つているのであります。そのうち基準ができましたものから順次公布いたしております。そうしてその公布に従つて各メーカーがそれに準じた品物を作つて行く、こういうことでありまして、検査の方とは、標準化の方の問題は少し懸け離れた問題であります。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 岩間さんの御質問が、生活水準の変化と産業構造の変院についてというお話でありますが、ただそれだけお話になりましたので、意図されるところが甚だ私には、はつきり致しかねるのでありまするが、併しながら文字の通りに解釈いたしまして、生活水準の変化が直ちに産業構造に変化を及ぼすということは、無論因果関係はございますけれども、直接にそれによつてどうこうし、どのような方策をとるかということではなくして