2006-03-29 第164回国会 衆議院 外務委員会 第7号
○麻生国務大臣 石橋湛山先生、吉田茂ともに、当時の軍閥にかなりやられていますし、吉田茂は、たしか陸軍の刑務所にかなり入っていて、陸軍の刑務所が焼けなければあそこで死んでいるはずだったんでしょうけれども、なかなか人間の運命というのは難しいものだなと思います。
○麻生国務大臣 石橋湛山先生、吉田茂ともに、当時の軍閥にかなりやられていますし、吉田茂は、たしか陸軍の刑務所にかなり入っていて、陸軍の刑務所が焼けなければあそこで死んでいるはずだったんでしょうけれども、なかなか人間の運命というのは難しいものだなと思います。
○田村国務大臣 石橋湛山先生という方は、経済学者であると同時に、かつ偉大な経世家でありました。 先生は、常に私たち若い者に対してこういうことを教えられた。それは、過去においては軍事力ということで大国、小国を決めた、これからの時代は、文化の香り高い経済国のその力をもって国の力の大小を判断しなければならぬ、決して軍事力を誇るような国にしてはならないのだということを教えられました。
ここで国務大臣石橋湛山君と称して「なお、その付帯決議としてただいま御説明を承わりました三カ条については、十分政府として了承いたしまして、御期待に沿うように努力いたしますから、どうぞ今後ともその点についても一つ御協力をお願いいたします。」こう言っているのです。これは一体どういうことであったのですか。
○国務大臣(石橋湛山君) 日中貿易の促進につきましては、政府においては、かねがね留意をいたし、その促進をはかって参ったのでありますが、なお、かような本院から強力な御決議がありましたのを力といたしまして、一そう今後これに対して力を注ぎたいと存じますから、このことを申し添えます。
〔国務大臣石橋湛山君登壇〕
○国務大臣(石橋湛山君) 私に対する質問は、いろいろ多岐にわたっておるようでありますが、炭鉱の例の合理化法での買い上げが、事業者擁護で、労働者には何か片手落ちのことのようにおっしゃるが、そうじゃありません。
○国務大臣(石橋湛山君) すでに総理大臣及び労働大臣等からお答え下さった通りでありまして、別段つけ加えることはございません。(拍手) 〔吉田法晴君登壇、拍手〕
○国務大臣(石橋湛山君) アメリカに対する綿布の輸出制限の問題はただいま交渉中であります。外務大臣から答えられたように、大体その交渉は双方の便宜のようにまとまると信じております。まあどこの国にもあることで、同じ種類の品物の生産者から、外国の品物が入ってくることに対して苦情がある。
○国務大臣(石橋湛山君) ただいま当院において議決されました金融の案件は、政府におきましても、かねがね苦心をいたし、努力いたしておるところでありまして、現にこの年末に際しましては、中小企業金融公庫あるいは国民金融公庫等の融資ワクは相当増しました。
○国務大臣(石橋湛山君) そういうことも、場合によってやれるということは承知しております。
○国務大臣(石橋湛山君) これも今予測しておりますから、当局からお答えいたします。
○国務大臣(石橋湛山君) その点も事務当局からお答えいたさせます。
○国務大臣(石橋湛山君) まだ技術協定の問題は詳細報告を聞いておりませんが、貿易にいたしましても、そのほかの問題にいたしましても、できるだけ増進をして行きたい、それにはできるだけ日本の法規に許可される範囲において、十分与えられるだけの便宜を与えたいというのが、ただいまのわれわれの考えであります。
○国務大臣(石橋湛山君) 貿易等に関しましてお答えいたしますが、これはもう最大限の努力をして増進をしたい、それはただしいろいろの国際関係、あるいは国内の法規等もありますから、それらを曲げるわけにいきませんが、それらに支障を生ぜざる限りにおきましては、最大限の便宜を与えて貿易を増進するというのが方針であります。
○国務大臣(石橋湛山君) 貿易については、むろんできるだけのやはりルートを開く必要がある。現にユーゴあたりとはそういう話し合いもあり、そのうちに何か実質的に貿易も相当できる道が開けるのじゃないかと考えております。
○国務大臣(石橋湛山君) お答えいたします。お話の通り、ソ連には関税法なるものがあるようでありますが、その税率も発表されておりませんし、また、果して税率みたいなものがあるのかないのかも実はわかっていないというわけですから、今、最恵国待遇を云々しましても、実際においては適用がむずかしいという点はありますが、いずれ実際の貿易においては、貿易協定みたいものを作らなければなりません。
○国務大臣(石橋湛山君) ただいま議決されました問題については、政府においても、かねて苦慮いたし、施策いたしておるところであります。たとえば、本年の年末金融につきましても、それぞれの金融機関に相当量の資金の増額をいたしました。
〔国務大臣石橋湛山君登壇〕
○国務大臣(石橋湛山君) 御承知のように、日本はまだ、ある部面においては設備が過剰だという説もありますが、大体において合理化をもっと推し進めにゃならぬという意味において、税の上においても、ある程度の考慮を加える必要が依然あるというふうに思います。御指摘のように、中小企業の方にバランスをかけて今の償却年限などが不当に長くなっておるということでありますれば、これは一つ改めなきゃならぬと思います。
○国務大臣(石橋湛山君) これは中小企業全体として、要するに資金量をふやすということがぜひ必要でありますから、いろいろな方法を講じなければならないのでありますが、保険会社の資金をここへ直接流すということは、いろいろ法律上その他の困難があるようであります。
○国務大臣(石橋湛山君) お尋ねのそれは、最初の中小企業の金融としては、不動産銀行が非常に必要だというようなところから出発しておるのでありますが、いろいろな手続等の問題がありまして、お話しのように四月からでありますが、年度がわりから開業するというような話し合いになっておるようであります。
○国務大臣(石橋湛山君) その通りです。
○国務大臣(石橋湛山君) はあ。
○国務大臣(石橋湛山君) 永井君から御質問がありました災害地の中小企業に対しては、すでに中小企業金融公庫あるいは国民金融公庫及び商工中金に対しまして、それぞれ指令を出しまして、被害地における金融について、特にその長期融資について優先的に考慮する。また、資金量につきましても、必要に応じてこれを追加いたすような指令をいたしまして、逐次これを実行いたしておるわけであります。
○国務大臣(石橋湛山君) 日ソ貿易につきましては、御承知のように、従来においてもあまり大きな貿易があった歴史がありません。最近ソ連側においては、相当日本品を買おうと、今、総理大臣からも申されましたように、機械、建設資材というようなものに希望があるようであります。また、今までも船舶などについては、ずいぶん修繕その他の注文がございました。
○国務大臣(石橋湛山君) 簡単にお答えいたします。 中近東の最近の情勢から日本の経済に関係いたします主なる問題は、スエズ運河の通行が阻止されておるということだと思います。これは、今後あの方面の政治情勢が非常に悪化して、どこまでいくかわからぬということなら、これは別問題でありますが、ただ、いまのわれわれの観測では、幸いに政治情勢も漸次鎮定して参るものと思います。
〔国務大臣石橋湛山君登壇〕
○国務大臣(石橋湛山君) その通りでありまして、十分反省しております。
○国務大臣(石橋湛山君) 料金についても同様であります。
○国務大臣(石橋湛山君) そういうことも考えております。
○国務大臣(石橋湛山君) その点は実際に当りませんとわかりませんが、お説はもっともだと思います。
○国務大臣(石橋湛山君) いや、ごもっともな御意見で、十分検討いたしまして善処するようにいたします。
○国務大臣(石橋湛山君) きわめて複雑な問題を含んでおります繊維工業設備臨時措置法案につきまして、非常に長時間皆さんの熱心な御審議を受けまして、その結果本日修正議決されましたことをお礼を申し上げます。
○国務大臣(石橋湛山君) お説のように今までの処理はやや好況の時代には思うままに各企業者が各事業を拡張して、不況になりますとこの処理についていろいろの問題を起して、政府も黙っていられないから、何らかの手を加えなければならぬというようなことを繰り返しておりました。
○国務大臣(石橋湛山君) これは行政をいたしまする場合に、各方面の声を十分に聞いて、その声を取り入れて施策しなければならぬということはお説の通りであります。この繊維工業設備臨時措置法案につきましても、前の審議会には、御承知のように労務者の声も聞きたいというので、労務者の代表も加えました。
○国務大臣(石橋湛山君) 私詳しいことはよく存じませんが、とにかく鋳物銑の供給ができるように通産省としては行政指導を加えているわけであります。もう一つの根本問題は、建値と市中の値段が非常に違っているということも考え直してみなければならないのじゃないかと私は思っております。
○国務大臣(石橋湛山君) それはアイデアとしてけっこうでありますが、よほどいいものを持って行かないと。何かそれはまあドイツはどんなものが行っているかしりませんが、あの東南アジアあたりはいい物を望んでいるようです。
○国務大臣(石橋湛山君) 閣議と新聞に出ておりましたが、少しそれは違いまして、それは閣議のあとで関係大臣、つまり外務大臣、大蔵大臣等と話し合ったのです。