○国務大臣(犬養健君) お答えを申上げます。お尋ねの件は、政府は、与党の圧迫によつて検察当局に手心を加えておるような噂があるが、果してそうであるかというような御趣旨であつたと思います。しばしば申上げましたように、私どもは、少しも政治的圧迫を検察当局に加えておりません。
○国務大臣(犬養健君) 捜査に差支えのない範囲で申上げますれば、そのほかに加藤さんの御自供のあり方、これがどういうあり方かということは、ちよつと申上げにくいのでございますが、その辺で……。
○国務大臣(犬養健君) さように心得ております。
○国務大臣(犬養健君) まさに、さようの通りでございます、
○国務大臣(犬養健君) その通りでございます。
○国務大臣(犬養健君) さようでございます。
○国務大臣(犬養健君) ちよつと補足して説明さして頂きたい。 十時半と申しますのは、九時半から閣議がございまして、大体そうむずかしいことがないと、十時半に済む。こういう腹算用でございますから、少し遅れることがあるかも知れません。併し私がいなくて済む閣議の議題でございましたら、十時半に閣議の部屋から出て参ろうかと思います。
○国務大臣(犬養健君) お答えをいたします。 お二人の逮捕請求に関する説明をいたしただけで、そのほかには、勿論及んでおりません。
○国務大臣(犬養健君) 大体できておりますから……。
○国務大臣(犬養健君) お答えを申上げます。 先ず第一の、造船その他に関する不正事件の経過、将来の見通しというものはどうなつておるかという御質問でございます。実は先日、亀田議員の御質問に答えまして、造船その他不正事件に関する今までの経過は、丁度、これを読み上げたわけでございますが、若し更に御要求でございましたならば、後ほど又再び御説明をいたしたいと存じます。
○国務大臣(犬養健君) お答えを申上げます。検察庁法第十四条の指揮に関して懇談するとはけしからんではないか、いろんな形容詞を付けずに、はつきり答えろということでございますが、懇談というのは、指揮の準備の協議でありまして、これは検察庁法十四条が指揮しか書いてないから、検事総長が入て来たら、いいとか悪いとか言つて、あと出て行けと、そういうことでは、私は円満なことができないと思う。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。 運輸省海運局海運調整部総務課長補佐の雛田英夫氏が御指摘のように不慮の死を遂げられたことは、深く哀悼に堪えません。その経過につきまして申上げ、且つ御質問に答えたいと存じます。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。昭和二十一年の次官会議の通牒でございますが、これは私の考え方は勿論何と言いますか、そうでないことにきめたいと思います。撤回という言葉がいいか悪いか知りませんが、そこで委員会でなぜその第一回に撤回の決議をしないか、こういう問題でございます。藤原さんではなく、どなたかそれについて非常に危惧を持つて私にまでお問合せがございました。
○国務大臣(犬養健君) 農業資産関係では私そういう傾向があると存じます。それでその点につきまして御承知と思いますが、昭和二十四年の五月、第五国会でございましたか、農業資産相続特例法というものが提案されまして御審議を願つておる。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。 去る二十三日に検事総長が私の部屋に参りまして報告いたしましたことは事実でございますが、御承知かも知れませんが、当委員会にも御迷惑をかけましたのですが、十日ほど休みまして、十日ほど溜つた報告をいたしたわけでございます。それ以前におきましても二、三日おき、大体そういうような間隔で間を置いて報告しておりました。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。 責任は私にございますから、早速の措置といたしましては、全国の各調査局に厳重な戒告の通牒を出しますと同時に、最近の機会において会議を招集して、厳重にこのことを申合せ、再びかかることのないように全力を挙げたいと存じております。(拍手) —————・—————
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。お話のように特に寒冷単作地帯におきましては、農家の経済生活が不況に陥りますと先ず娘を売る、又売るようにすすめるボス或いは仲買人などが横行しているということは遺憾ながら事実でございます。
○国務大臣(犬養健君) お答えを申上げます。 本法案に規定してあります秘密ということを極力具体的に絞りました点については、すでに保安庁長官からお答えがありましたので、私は省かして頂きます。 ただこの場合、裁判所を公開するのか、しないのかと、こういう問題についてお答え申上げたいと思います。
○国務大臣(犬養健君) 私から便宜上お答え申上げます。 教唆、扇動を独立犯として処罰することは行き過ぎではないかという御質問でございます。
○国務大臣(犬養健君) 早速調査して見たいと思います。どうぞさよう御了承を願います。
○国務大臣(犬養健君) ええ。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。只今商法のお話がございましたが、これは商法のみならず刑事訴訟法でも同じ問題が起つておりまして、大陸法的な伝統の上に急に英米法的なものが加つて来た。それを再検討するというので御承知のように刑事訴訟法も法制審議会の刑事訴訟法部会に諮問いたしまして、これは一部昨年改正をいたして御審議を願つたようなわけでございます。商法は殊に米法的な色彩が強くなつております。
○国務大臣(犬養健君) お答えを申上げます。お話のように日本の家族制度は新憲法に基きまして民法上非常な変化を来たしました。
○国務大臣(犬養健君) 御質問の御趣旨がちよつと了解いたしかねますが、私が検察庁法第十四条に規定してある、検事総長に対する法務大臣としての指揮権でございましようか。
○国務大臣(犬養健君) 私は検察庁法第十四条に規定してありますように、検事総長を通じてのみ事件に対する指揮ができる、こう考えております。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。ほかの省からの通告の数がわかつておりませんから至急調べた上、答弁申上げます。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。先ず便宜上この前の国会で御質問になりましたいきさつについて御説明いたしたいと思います。御承知のようにあの御質問のとき私は法務委員会におりまして、大体の要領だけ伺つてここへかけつけたわけでございます。その後木村さんの御質疑の速記録を読みまして、相当重大であると存じまして、更に念を入れて問合せをしたわけでございます。
○国務大臣(犬養健君) 汚職問題の捜査摘発は、私の直接の役所の仕事でございますから、いやしくも国民の疑惑の起らないようにまじめにこの任を果したいと存じております。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。この点は只今外務大臣からも御答弁がありましたが、持に大切なことでございますからお答え申上げたいと存じます。米国は友好国でありますが飽くまでも外国でございまして、御承知のように私ども当局が昨年刑事裁判権の独立について苦心をいたした点は、中田さんの御質疑のような懸念のない国にいたしたいという真意にほかならないのでございます。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。仰せのように福井盛太氏、木内曾釜元次席検事が事件関係の弁護人として立つておられるということは私も新聞で拝見いたしました。福井氏、木内氏の個人のことをここで批評することは差控えますが、原則論といたしまして、元検察庁におられた方がその元おられたという履歴を過度にひけらかす気合、却つて検察庁内には反抗的な空気が起るということを私は体験しております。
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。検察庁におきましては過去の幾多大事件を扱いました体験によりまして、事慎重にステツプ・バイ・ステツプと検挙の問題をやつておるという方針はおつしやる通りでございますが、その間何かお言葉の裏に多少加減しておるのでないかというようなふうに、若し誤解があつたらお詫びを申上げます、聞こえましたがそういう点は全然ございせん。
○国務大臣(犬養健君) お答えをいたします。鈴木議員よりの御質問中、私が不当に検察庁を圧迫したというお話の説明の途上、検事総長談話をお読み上げになりましたので、まことに恐縮でございますが、その談話の正しい文章を読み上げて御了解を得たいと思います。
[国務大臣犬養健君登壇〕
○国務大臣(犬養健君) お答え申上げます。 今の憲法には軍備は設けていけないという、そういう精神に基いて、軍備は設けてならんといつた場合、罰則に触れるかどうかという大よその御質問であつたと思います。憲法の精神に副う教育というものは、本法案に触れないことは勿論でありまして、御承知と思いますが、第三条第二項にもその趣旨が書いてございます。
〔国務大臣犬養健君登壇〕
○国務大臣(犬養健君) お答え申し上げます。全国商工新聞という新聞の所載記事として、繊維業者から自由党に約二億円の金が行つたというお話でございましたが、このような報告もしくは類似の報告は全然検察庁から受けておりません。(拍手)
○国務大臣(犬養健君) お答えを申上げます。 いわゆる造船に関する不正事件について、政治界とか財界から検察庁に圧迫があるのじやないか。そういうことは断じてございません。検察庁には御承知のように正義感の強い官吏が集まつておりまして、そういう不当な圧迫をすればすぐ反応が現われますから、どうか検察庁を御注意願いたいと思います。必ずそういうことは出て参らないという確信を持つております。