1973-10-11 第71回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
○国務大臣(愛知揆一君) 四十六年度につきましては、いま御指摘のような状況でございますが、これは御案内のように、その後の政策の問題といたしましては、これは相当抜本的に改善をいたしておりまして、四十六年度当時から、できるだけ中小企業あるいは国民生活環境の改善等にできるだけ多くの比率をもって投融資をしたいということを考えておったと思いますけれども、さらに、これは今年度の計画等におきましては、すっかりこの
○国務大臣(愛知揆一君) 四十六年度につきましては、いま御指摘のような状況でございますが、これは御案内のように、その後の政策の問題といたしましては、これは相当抜本的に改善をいたしておりまして、四十六年度当時から、できるだけ中小企業あるいは国民生活環境の改善等にできるだけ多くの比率をもって投融資をしたいということを考えておったと思いますけれども、さらに、これは今年度の計画等におきましては、すっかりこの
○国務大臣(愛知揆一君) 一つは予定どおりいかなかったというのは、事柄の性質上年度を越えて繰り越しが多かった。その事実を私も認め、そうしてその原因は性格上からくるものとそれから実行上からくるものと両方あるわけでございますが、しかし財投の追加をきめたその意図と趣旨は十分私は効果を発揮しているものと、こういうふうに考えるわけでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 私は財投計画全体について申し上げておるわけでありまして、いまの出資の関係等については、ただいま理財局長から御説明したとおりでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) いろいろの見通しや、意見がございますけれども、政府としての方針は、要するに、物価の騰勢をできるだけ鎮静をするということが当面の目的でございまして、安定的な成長をたどるようにしたい。特に、一部で言われて懸念されておりますような、いわゆるスタグフレーションというようなことを絶対に起こさないようにしたい。これが政府としてのねらいでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 経済運営の基本を、ドラスチックな変化というようなことは考えておりませんが、前々から念じておりますような、福祉国家に日本が早く名実ともになれるようにしていく、そのためには、基本であるところのインフレなき福祉ということを目標にしていくべきであると、かように考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) まず、問題は二つあると思いますけれども、予算上の措置を講ずるということは、予算の問題として財政的には御審議を願うべきものである、そういう手続をとってまいりたいと、かように考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) お話のとおり、総理大臣として意図表明をいたしましたのでありますから、政府としては予算上の措置につきましても十分ひとつ国会の御審議の対象として御審議をいただいて、その実現をはかるべく最善の努力をいたさなければならない、こう考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) 先ほど申しましたように、その方法はいろいろあると思いますが、これは、先ほど来御意見もあるところでございますから、私としては来年度の予算の問題として国会の御審議を仰ぐべきものであると、こういうふうに考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) 公害防止のための所要資金の問題は、ただいま通産大臣からお答えがございましたが、一、二の例を補足的に申し上げますと、国民金融公庫にたとえば産業公害防止のための特別貸し付け制度が設けられておりまして、大気汚染、汚水、騒音、産業廃棄物等をはじめとする各種の公害防止のための施設を設置する中小企業者に対して、たとえば十年という長期で六分二厘の低利で貸し付けを行なっております。
○国務大臣(愛知揆一君) 金融引き締めと中小企業に対する関係のお尋ねでございますが、金融引き締め政策が強化されて中小企業にしわ寄せがあっては困るという点につきましては、全く御同感でございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 国際通貨の問題、円のこれからがどうなるかという趣旨の御質問でございました。 この点につきましては、現在、わが国の円をはじめ、主要諸国の通貨がすべてフロートしておる状況でございます。その中で、安定的な通貨制度の確立のための努力が国際的な協力のもとに行なわれている、これが現状でございます。
○国務大臣(愛知揆一君) これは国鉄に限らず、各省各庁に非常な御協力をお願いいたしまして、できるだけきびしく切り込んでいるわけでございますが、同時に、それぞれ事業としては大切なものでありますから、下期においては、これは例年に比べ、かつ特に四十七年度に比べれば非常な切り込みになっておりますが、ただいまのところは下半期において十分事業が消化できるというふうに考えておるわけでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 鉄建公団については、二千七百六十四億に対しまして千五百五十三億で五六・二%になっております。
○国務大臣(愛知揆一君) 現状はまだ市との間に相談中で、話がまとまっていないようでございます。したがいまして、これから市との間にも十分よく協議をいたしたいと、事務当局ではかように言うておりますので、十分私としてもその間注意を払ってまいりたいと思います。
○国務大臣(愛知揆一君) 先ほど申しましたように、いまのおあげになりました三点のみならず、いろいろの具体的な御意見に対しまして、十分傾聴し、今後の処理方針の上にこれを具体的に移すようにいたしてまいりたいと考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) 昭和四十六年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに本国会に提出し、また、昭和四十六年度の国の債権の現在額並びに物品増減及び現在額についても本国会に報告いたしましたので、その大要を御説明申し上げます。 昭和四十六年度予算は、昭和四十六年三月二十九日に成立いたしました。
○国務大臣(愛知揆一君) 昭和四十六年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに昭和四十六年度国有財産無償貸付状況総計算書を、会計検査院の検査報告とともに本国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十六年度国有財産増減及び現在額総計算書の概要について申し述べます。
○国務大臣(愛知揆一君) 昭和四十六年度日本専売公社収入支出決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、事業の概況について申し述べます。 第一に、たばこ事業におきましては、葉たばこの購入は、十九万九千トン余、金額にして千二百九十七億九千九百二十四万円余であり、当初の予定に比較いたしますと、三万四千トン余、金額にして二百五十三億六千四百三十一万円余の減少となっております。
○国務大臣(愛知揆一君) 何ぶんにも本人がまだ入院加療中でもございますから、いずれ快癒いたしましたら、私も、直接本人の心境も聞いてみたいと思っております。
○国務大臣(愛知揆一君) 事情もよく調べまして、本人の心境も聞いて、別途私としては処置をつけたいと、かように考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) 承知いたしました。
○国務大臣(愛知揆一君) 昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして十分の御審議をいただきまして、全会一致をもって御議決いただきましたことを感謝申し上げます。そして、ただいま御決議のありました本件に関する事項につきましては、政府といたしましては困難な問題もございますが、御趣旨を体しまして十分検討いたしたいと存じます。
○国務大臣(愛知揆一君) 現状は、数字的にいま申し上げたとおりでございますが、今後の問題については、厚生省等となおよく御相談をいたしまして、善処してまいりたいと思います。
○国務大臣(愛知揆一君) 国有財産法の御指摘の第十八条は、行政財産の特殊性にかんがみまして、私権の設定を禁止するということを明確にいたしたものでございます。かりに行政財産が非効率に使用されている場合には、別に行政財産の用途廃止をした上で、普通財産として処理すべきものであると考えております。その方向で、国有財産のより有効な利用につとめることといたしたいと思っております。
○国務大臣(愛知揆一君) 率直に申しまして、現在のところ直ちにこれを手をつけなくとも、いま申しましたような運営の方針で処理ができるのではないかと思いますが、なお、今後の問題といたしましては、検討を続けるにやぶさかではございません。
○国務大臣(愛知揆一君) 伺っておりましても、まことにごもっともな御意見だと思いますので、ひとつあらためて十分実情も見まして、今後の処理といいますか、公務員宿舎のあり方、選び方等につきまして十分検討させていただきます。
○国務大臣(愛知揆一君) 第一に、農業基盤整備事業でございますが、これは土地改良法に基づきまして、原則として受益農家の申請と同意を得て進められているものでございますので、事業費については、受益者負担が基本であるというのがたてまえと存じます。
○国務大臣(愛知揆一君) これはただいま申しましたように、関係する省庁と十分また政府部内としても御相談をしなければ、来年度の改定ということについてはどうしたらいいかということの結論は出せないと思いますし、また、それぞれ審議会等の御意見も十分尊重してまいらなければならない、かように考えます。
○国務大臣(愛知揆一君) 大蔵省が国家公務員共済組合法を所管いたすことになりましたのは、たしか昭和二十三年からと思いますけれども、これはいわゆる所管省として所管をいたしておるわけでございまして、財政の総括責任者としての大蔵省といろ立場で所管しているわけではございません。
○国務大臣(愛知揆一君) 国共済の問題もともかくといたしまして、公的年金の制度もずいぶん多岐にわたっております。そして、その間の権衡調整をはかっていくということが今日の非常に大きな問題でございます。それらの点については、私としてもずいぶん頭を悩ましておることがございますわけですが、将来の問題といたしまして、御趣旨のようなことも十分頭に置いて検討してまいりたいと思います。
○国務大臣(愛知揆一君) 先ほども基本的な考え方を申し上げましたように、国有財産の、特に、国有地の管理、処分等については、ますます厳粛に取り扱わなければいけないという基本法としての国有財産法の改正を今回もお願いしておるわけでございますが、したがって、富士重工等についての御批判がまず第一にございましたが、今後の処理につきましては、そういう点を、御趣旨に十分沿うようにしたいと考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) 前段の自衛隊の問題は、先ほど答弁申し上げたように、その点については意見が食い違うかもしれませんということを申し上げたわけでございまして、政府といたしましては、自衛隊というものは、やはり国益上大切な問題である、かような認識を持っておりますことは御承知のとおりでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 私学の経営につきましては、私学自身が責任を持つということがたてまえであると存じます。したがって、その主要な財源が学生納付金に求められるということはやむを得ないことであると存じますが、しかし、私学の学生納付金が今日相当な高額になりつつあるのが現状でございますし、したがって、また、私学の経営が困難な状況にあることは政府といたしましてもよく認識いたしております。
○国務大臣(愛知揆一君) 私としては、これは正確に実測をして、その事実に基づいた上の掌握ができていなければ、これは申しわけないことである、私はかように考えております。そしてそれが、事実現在十分にできておりませんことを率直に遺憾といたすわけでございます。したがって、たいへんな手数と時日がかかると思いますけれども、その方向へ向けての努力は今後ともいたしたいと思っております。
○国務大臣(愛知揆一君) 御要請に応じまして資料をできるだけすみやかに提出いたします。全部ということになりますと、御質疑のようになかなか広範に及びますから、まず事務当局において、ある限界をおきまして、大きなものを提出し、それから御要請に応じ、あるいは特殊と認められるものにつきましては、同時に資料を提出する、こういうことにさせていただきたいと思います。
○国務大臣(愛知揆一君) 一切売却をしないとは私は申し上げておりませんので、売却処分については十二分の戒心をしていかなければならない、こういうふうに申し上げておる次第でございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 数字的には銀行局長から御説明申し上げますが、たとえば、二月、三月当時の情勢において最も心配されました輸出関連中小企業に対する政府関係機関からのとりあえずの、たとえば、二千二百億円の規模の融資の増というようなものは、これはほとんど所期の目的のために融資されているものと考えております。それ以外の点につきましては、銀行局長から数字的に御説明いたします。
○国務大臣(愛知揆一君) 歩積み両建てはいかぬことでございますから、したがって、私は、つい一週間ほど前の全国銀行大会の際も、いまだに歩積み両建てというようなことが世間の指弾を仰いでいるようなことはまことにけしからぬことである、厳粛にこれをやめてもらいたいということを特に強調いたしました。厳重にこれは今後とも取り締まります。これはいかぬことであります。
○国務大臣(愛知揆一君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしまして、御趣旨を体して十分検討いたしたいと存じます。
○国務大臣(愛知揆一君) 一言で申しますが、私としては、誠意をもって望ましいような方向で解決をいたしたい、かように考えております。
○国務大臣(愛知揆一君) 重ねて申し上げますが、誠意をもって処理をいたしたいと思っております。 —————————————
○国務大臣(愛知揆一君) 私も現場の写真を持ってるんです。
○国務大臣(愛知揆一君) 私に対する御質問は、運輸大臣からお答え申し上げたところで尽きておると思いますが、補足して申し上げたいと思います。 公共負担の問題でございますが、いわゆる運賃の割引、貨物の割引等は、ただいま運輸大臣から申されたとおり、沿革的に考えれば、国鉄が独占的な輸送機関であった、そういう時期に社会政策的な要請に基づいて実施されてきたものでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) この問題は公庫、公団といったような関係について、一般会計の予算総則第十一条によって政府が保証しております保証債についての弾力条項、これが御案内のように百分の五十に相当する金額の範囲内においてさらに増額保証することができるということにいたしておるわけでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) 四十七年度沖繩の福地ダムの建設費として二十三億円が予備費から出ておりますことは事実でございますが、これには沖繩返還の時期、昨年の五月十五日を中心にいたしまして、また琉球水道公社と米軍の工兵隊との間の工事の委託関係その他、非常に緊急を要し、また複雑な経緯がございまして、二十三億円の予備費支出をいたしたわけでございますが、この関係は、できれば建設省のほうから、この内容の詳しい経緯
○国務大臣(愛知揆一君) 予備費は国会の事後の御承認を願うわけでありますが、財政法の第三十六条によって、各省各庁が作製した調書と大蔵大臣の作製する総調書を提出をいたしておるわけでございます。
○国務大臣(愛知揆一君) これは、前々から申し上げているところでございますけれども、いま仰せのとおりの態度で政府としては進んできておるつもりでございますが、ここ数年来の各種の国際会議等における日本の主張というものは、まさにその点に重点を置いておるわけでございまして、大きく言えば南北問題の解決に日本が大きな役割りを持つという主張でございますし、それから、最近におけるたとえば、国際通貨問題の扱い方などについても
○国務大臣(愛知揆一君) 非常に雄大で、かつ長期的な大構想のもとのお考えですから、簡単にはお答えできませんが、基本的なお考えには私も全く同感でございます。ですから、資金的な援助だけでは目的はとうてい達せられないでしょう。しかし、そうかといって、やはり資金的な援助というものがすべての根幹になる。
○国務大臣(愛知揆一君) 金融資本ですか、そういうようなやり方の金融資本、帝国主義的な行き方にならないようにするのがこの仕組みであって、先ほども御指摘がございましたように、従来的な金融の考え方や手法からすれば、借りるほうの立場のことも考えて、かつ資金を供給するべき立場にあるほうの債権の保全ということも、協力の内容として期限とか、金利とか、いろいろの条件をできるだけ受けやすくするというところに、私はくふうがあるわけだと