1996-09-11 第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
○国務大臣(大原一三君) この問題については長い歴史といきさつを持っているわけでございますが、正直に言いまして私も難しい問題を抱え込んだなと、正直な私の感覚でございまして、果たして田んぼをつくっても米をつくる人はいるのかなと、田んぼはまずだめだろうと。それじゃ、あとどういう農業をやるんだろうか等々、農業オンリーから考えましても非常に大きな問題を抱え込んでいるような気がいたします。
○国務大臣(大原一三君) この問題については長い歴史といきさつを持っているわけでございますが、正直に言いまして私も難しい問題を抱え込んだなと、正直な私の感覚でございまして、果たして田んぼをつくっても米をつくる人はいるのかなと、田んぼはまずだめだろうと。それじゃ、あとどういう農業をやるんだろうか等々、農業オンリーから考えましても非常に大きな問題を抱え込んでいるような気がいたします。
○国務大臣(大原一三君) 先生は鹿児島ですし、私は宮崎ですし、いろいろ似たような自然条件の中にあるわけでございますが、私の方のところの町で綾町というのがありまして、これはもう有機農業オンリーの町でございまして、自主投資でおやりになっているんです。それで、人ぷんをコンポストにして全部使っちゃうんだということで、これは川はきれいになるし、そういう意味で非常に先進的な有機農業であります。
○国務大臣(大原一三君) 今、局長が申し上げた線で島根県の当局とはお話をしているようでありますが、予算編成も年末にかけて時間がありますので、いろいろの折衝が今後行われると思いますので、その際にまたいい知恵が出るか出ないか我々も検討をしていかなきゃならぬ、こう思っております。
○国務大臣(大原一三君) いわゆる中小金融機関、系統を含めまして預貯金の伸びが非常に停滞をしておる、ないしはマイナスになっておるということは事実でございます。この点についてはいろいろの理由があると思うのでございますが、やはり全体の農協関係、農業関係の所得の伸びが停滞しておることも事実でございます。
○国務大臣(大原一三君) 六月十三日の本委員会において山下委員の御指摘を受け、野呂田前農林水産大臣に確認いたしましたところ、平成七年十二月十三日、衆議院予算委員会における前原、米沢両委員に対する答弁において母体行の責任を申し上げる過程で、母体行の大蔵省に対する誓約書の提出と、大蔵省と農林水産省とで結んだ覚書との時点を前後して答弁したことについて訂正させていただきますとのことでありました。
○国務大臣(大原一三君) ただいま大蔵大臣からお話がありましたように、銀行協会との間で新しい基金をつくることについて相談を始めたという連絡がございまして、金額その他については一切メンションがございません。これから交渉が行われるものと思うのでありますが、まだしたがって昨夜でございまして、本件について私の方から系統の方へは御連絡をしておりません。これからの課題でございます。
○国務大臣(大原一三君) 委員、第一線で苦労なすって、そのときの事情を私よりもよく御存じのようでございまして、私も大臣になりましてからその辺の経緯は十分研究をし報告を聞かせていただいたわけでございます。
○国務大臣(大原一三君) 野呂田前農林水産大臣に確認いたしましたところ、平成七年十二月十三日、衆議院予算委員会における新進党米沢委員に対する答弁において、母体行の責任を申し上げる過程で、母体行の大蔵省に対する誓約書の提出と、大蔵省と農林水産省で結んだ覚書の時点を前後して答弁したことについて訂正させていただきますとのことであります。
○国務大臣(大原一三君) 私は初めて今お聞きするわけでございまして、そのとき野呂田農林大臣が何を考えてそういう言い方をされたのかはっきりわかりません。したがって、事務局がよく調べてみると言っていますので、私もよく調査をしてみたいと思います。
○国務大臣(大原一三君) 大蔵大臣はほかの方で忙しくてそこまで御配慮が及ばないかもしれない、私がかわって御答弁申し上げますが、委員御指摘のとおり、六十三年でございましたか、やはり不動産融資に非常に苦しんだ事件があったわけでございます。自来、いわゆる不良債権の償却を精力的にやってきて、現在、不良債権の額はほかの住専に比べて非常に少ない。
○国務大臣(大原一三君) おっしゃるとおりに、いわゆる母体行というものは超一流銀行がきら星のごとく名前を並べていらっしゃるわけでございます。しかも、最初は銀行保証がございました。
○国務大臣(大原一三君) 今まで余り農業に縁のなかったという委員から大変な御激励をいただいて、もとより農業に責任を持つ我々としては、むしろ今回の事件を契機にして体質改善をしていかなければなりません。 そういう意味で、系統の皆さん方もあと三、四年のうちに三割のいわゆる生産性の向上ということを打ち出しておられます。この問題が系統のリストラに非常に大きな制約をはめるということは間違いがございません。
○国務大臣(大原一三君) 簡単にお答えいたします。 先ほど、今となってみればという御発言が委員の中にありましたけれども、実際問題として貯貸率が非常に低い、借り手が少ない、そういう状況の中で、四十年代から発足した住専というのはまことにいい貸し手であったわけでございます。
○国務大臣(大原一三君) ただいま議題となりました農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。
○国務大臣(大原一三君) 農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。
○国務大臣(大原一三君) 愛知議員の御質問にお答えいたします。 まず、系統金融機関のノンバンクヘの貸し付けについてのお尋ねでありますが、本年三月末の貸し付けについて報告を聴取しましたところ、概数で昨年に比べ約一・一兆円減少し六六兆円となり、不良債権額は約三千億円程度となっておりさす。
○国務大臣(大原一三君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。 私といたしましても、海洋法に関する国際連合条約の趣旨を十分に踏まえた新たな漁業協定が早期に締結されることになるよう鋭意努めてまいりますとともに、所要の水産施策を講ずるなど、遺憾のないよう対処してまいりたいと考えております。(拍手)
○国務大臣(大原一三君) 韓国、中国との間に漁業協定が現存をしているわけでありまして、新しい海洋法における二百海里の漁業主権を主張するためには早急にこの日韓、日中漁業協定の改定が必要であることは御指摘のとおりであります。
○国務大臣(大原一三君) 奥野先生がどういう発言をされたか、私つまびらかにしておりません。今、外務大臣がおっしゃったとおりだと思うんです。
○国務大臣(大原一三君) 今回の海洋新秩序がこれまでの日本の水産業に与える影響は非常に甚大である。さらにまた、新しい制度の導入等もございますし、今御指摘のように長期ビジョンの策定は当然必要であります。
○国務大臣(大原一三君) 委員御指摘の問題は大変難しい頭の痛い問題であることは間違いありません。いろいろ男女群島のお話がございましたが、今後、国内の漁業関係者の要望はもとよりでありますが、台湾側の主張等によっては台湾との間で何らかの調整を行う必要があると思います。
○国務大臣(大原一三君) 委員がるるおっしゃいますように、特に日韓関係においてはこの竹島問題、頭の痛い問題を抱えているわけでございます。 したがって、総理、外務大臣がいろいろな機会におっしゃっていますけれども、いわゆる領土問題と切り離してこの問題が早急に解決されるべきである。
○国務大臣(大原一三君) 排他的経済水域及び大陸棚に関する法律案、排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律案、海洋生物資源の保存及び管理に関する法律案及び水産資源保護法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 まず、排他的経済水域及び大陸棚に関する法律案につきまして御説明申し上げます。
○国務大臣(大原一三君) ただいまの御決議に許しまして所信を申し上げます。 政府といたしましては、国連海洋法条約の締結に伴い、同条約の趣旨を十分に踏まえた新たな漁業協定が早期に締結されることとなるよう鋭意努めてまいりますとともに、所要の施策を講ずるhど、ただいま採択されました御決議の趣旨を伏し、遺憾のないよう対処してまいりたいと考えております。(拍手)
〔国務大臣大原一三君登壇〕
○国務大臣(大原一三君) ただいま議題となりました農水産業協同組合貯金保険法の一部を改正する法律案にっきまして、その趣旨を御説明申し上げます。
○国務大臣(大原一三君) お答えいたします。 系統負担額の積算についてのお尋ねでありますが、ただいま総理からお答えがありましたように、我々農水省において、信連、中金ごとに推定利益の充当、引当金の可能な限りの取り崩し等を行うこと等を前提に、経営に影響を及ぼすことを見きわめながら、存立基盤を守り得る最大限の協力として算定いたしたものであります。
〔国務大臣大原一三君登壇〕
○国務大臣(大原一三君) 委員御指摘のように、近年の価格決定、正直に言いまして外圧ということがその状況の全部だと思うのでありますが、抑制的に決定されてきたことは事実でございます。 法律に基づいて、その時々の経済事情、生産費その他を勘案しながら決めていくわけでございますけれども、事務当局サイドとしては、やはり構造政策優先で今日までの農政を、さらに今後の農政を進めていきたい。
○国務大臣(大原一三君) 先ほど谷本委員にもお答えしたところでありますが、何しろこれ任期というのがございますからね、あんたはこれ五〇%を超えるからやめなさいというわけにもいかないので、その任期の兼ね合いを十分見ながら、後補充の際に配慮していく、こういうことを考えていかざるを得ないのではないのかなと思っています。
○国務大臣(大原一三君) 農畜産業振興事業団法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 畜産振興事業団及び蚕糸砂糖類価格安定事業団は、これらの設立以来、それぞれ畜産物及び蚕糸・砂糖類の価格安定業務など、各般の業務を行い、我が国農畜産業と関連産業の健全な発展に重要な役割を果たしてきたところであります。
○国務大臣(大原一三君) お答えいたします。 輸入水産物抑制のためのセーフガードにっきましては、ただいま総理大臣がお答えになったとおりであります。農林水産省としても、今後とも輸入状況については十分監視をし、注目をしてまいりたいと思っております。 それから、新しい漁業資源の規制管理とそれから消費に見合った適正な輸入量の大枠についても、総理がお答えになったとおりでございます。
○国務大臣(大原一三君) 鈴木議員の私に対する質問は、新しい漁獲可能量制度いわゆるTAC制度についてのお尋ねでございます。 この制度を我が国の実態に即して導入するために、農林水産大臣だけではなくて都道府県知事も漁獲可能量を定めることができることとするとともに、これが遵守されますよう漁業者に対する指導助言や漁業者相互間の協定制度等の措置を講ずることといたしております。
〔国務大臣大原一三君登壇〕
○国務大臣(大原一三君) 委員御存じのとおり、五千三百億円が決まる前に、与党の各プロジェクトチーム、さらには政策責任者会議等において我々は母体行責任を終始主張したわけでございますけれども、何らかの寄与をするという基本方針が決まりました。それでいろいろ数字が出たようでございますが、五千三百億円程度の負担を大臣折衝で決着したいというのが十九日の前日の十八日であったようであります。
○国務大臣(大原一三君) バブルのさなかでいろいろの事情はあったと思いますが、今日のような状況を招いたその結果責任は農協の方々も免れない、ずっと私同じように答弁をいたしておるところであります。 それと同時に、我々が今一番考えなきゃならないのは、今御指摘のように、農家農民九百万の方々のための農協のありようをこれを契機に抜本的に洗い直していく必要があろうと。
○国務大臣(大原一三君) この積算につきましては、農水省は五千三百億円の数字をはじき出す前に、五千三百程度ならば平成六年三月決算期の決算に基づいて試算をすると半分ぐらいの信連が赤字になる可能性があると。