1969-01-31 第61回国会 参議院 本会議 第4号
国内食肉の不足と価格の高騰が食肉輸入の世論を高めました。これは輸出の確保、食生活の充足、価格の安定という一石三鳥の措置であるのに、政府はこれを純衛生的問題という袋小路に追い込んでしまい、最近、船上加工という奇妙きてれつな方式を編み出したものであります。
国内食肉の不足と価格の高騰が食肉輸入の世論を高めました。これは輸出の確保、食生活の充足、価格の安定という一石三鳥の措置であるのに、政府はこれを純衛生的問題という袋小路に追い込んでしまい、最近、船上加工という奇妙きてれつな方式を編み出したものであります。
三、輸入牛肉によって生ずる差益金は、日本食肉協議会に積立てられているが、その算定基礎については、差益金が流通段階において不当に吸収されることのないよう厳重に処置し、その積立金は国内食肉生産の増大、流通合理化等のため使用するよう措置するとともに、これが積立は畜産振興事業団に一括して行なうようすみやかに検討すること。
○政府委員(桧垣徳太郎君) 牛肉の輸入に使います差益の資料は、三十八年度以降の資料は今回の資料の一〇ページに掲げておりますので、なおそれで不十分でございますれば提出いたしますが、大体の傾向は出ますわけですが、三十九年度は関税の引き上げで、当時の国内食肉の需給事情からいうと差益の出る余地があまりなかったものですから、とっておりません。
四、芝浦と(、)場については、国内食肉の価格形成に至大な影響を及ぼしている現状にかんがみ、早急に中央卸売市場法の規制を適用せしめるよう措置すること。 また、中央卸売市場の施設の整備拡充については、格段の措置を講ずること。