1965-12-03 第50回国会 参議院 日韓条約等特別委員会 第9号
国内の防衛意識を高揚し、国内革命勢力を排除し、前王、四項目と相まって官民一体の防衛態勢を確立する。心理活動を強化する――六がそうなっている。そうしてしかも、それらの五項目の一番男頭、つまり国策要綱の一番冒頭の第一項目に書いているのは、韓国との国交を回復するという条項なんだ。
国内の防衛意識を高揚し、国内革命勢力を排除し、前王、四項目と相まって官民一体の防衛態勢を確立する。心理活動を強化する――六がそうなっている。そうしてしかも、それらの五項目の一番男頭、つまり国策要綱の一番冒頭の第一項目に書いているのは、韓国との国交を回復するという条項なんだ。
「七月上旬以来の朝鮮総連、安保反対国民会議下の対象勢力の大胆な行動、あるいは中共の日本革命指令書押収事件、日共朝鮮総連の軍事組織の存在等からみて国内革命勢力の動向は容易ならざるものがあり、暴力革命を企図しているものと判断される。」どうですか、いまの世界情勢から見て、日本の国内の治安状況から見て、私はこういうようなことはどうも信じられないのです。
統幕議長以下中堅幕僚は、最高責任者である総理も知ることのできない仕組みの中で、中国、朝鮮を仮想敵国と想定する戦争計画を樹立し、アジアの平和に暗影を投げかけ、しかも、これらを遂行するための国策要綱なる立案は、言論、経済統制の計画から、国内革命勢力の排除と称する国民弾圧計画まで樹立し、さらに、戦時諸法案を臨時国会に緊急上程し、全法案の成立をはかるなど、議会政治破壊を直接の目的とした計画立案がなされたこの
しかしそれは、ことに原子爆弾や何かの発明された今日、日本はどうしてもそういうものを作り得ないじゃないか、ことに終戦の今日は財政的にもそんなことはとても作り得ないから、戦争というものはこれから絶対にもう……しかし国内にいろいろな治安を乱すようなものや何か、その当時よく国内革命をやるなんという風説が方々にあったのです。
戦力なき軍隊がどうして国内革命軍に対抗し、これと戦つて行くことができるでありましよう。いわんや外国からの侵略に対して防衛軍たり得ましようか。戦力なき軍隊という言葉をほんとうに信ずるとするならば、なぜ国民の膏血をしぼつてかようなものを存置させるのか。これこそ時の権力者の政治によつて、白を黒と言い、あるいは真理を非真理と言い、正義を不正義とする実例じやありませんか。
○中山福藏君 もう一つ念を押しておきますが、その二箇月の規定ということは、私今朝今汽車から降りたところで、読まずにお尋ねしておるのですが、二箇月の間でも、時間的にこういう例えば国内革命が起るというような場合に、政権というか、或いは政治体制というものが全然変つた場合においては、二箇月の間にででも、相手方で事実上条約というものはそのまま存置しておつたとしても、政治犯になるかならないかということは国情の変化
元来国内治安の維持にするべき予備隊の組織というものが、かえつて思想的には国内革命の温床となるような傾向にあるということになれば、これは非常に憂うべき事柄ではないかと思います。
その場合に、それまで正統政府によつて締結されました国際條約というものは、結局その国の締結しておる條約であつて、條約それ自身に対しては、直接いわゆる国内革命的方法による政府の更新というものは影響ないというのが、国際法上の通念でございます。