1954-04-08 第19回国会 衆議院 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第6号
これは非常に重要なことであつて、わが国の外貨事情のもとにおいては、何とかこれを打開して行く道は、今日では政府においても、これは軽工業局長がおいでになりますが、加工貿易のようなものを推進して、そうして外貨事情に貢献をさす、同時にそれによつて国内雇用の増進をして行こうということが一つの大きなねらいでもあります。
これは非常に重要なことであつて、わが国の外貨事情のもとにおいては、何とかこれを打開して行く道は、今日では政府においても、これは軽工業局長がおいでになりますが、加工貿易のようなものを推進して、そうして外貨事情に貢献をさす、同時にそれによつて国内雇用の増進をして行こうということが一つの大きなねらいでもあります。
先般国際情勢を分析した折にも申し上げましたように、わが国の経済自立は、国内雇用量の増大と、国際物価水準への物価のさや寄せ、この二つの相反する課題を同時に達成しなければならないという、非常にむずかしい課題を含んでおるのであります。そこで政府でも、コストを切り下げてこれをやるのだということを総理大臣の施政演説において述べております。
第一の御質問の国内雇用量の増加、コスト切下げに移るのではないかというお尋ねでありますが、これは矛盾しないと考えますのは、貿易が振興し、また従つて国の生産が多くなるということになれば、自然国内雇用量は増加するもの、私はこれは矛盾いたさないと考えます。