2007-02-13 第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
中国が静かな国際環境を必要として専ら国内経済建設だけに専念していたときは、中国が国連の安保理拒否権を持っていてもそう目立たない状況だったわけですけれども、今のように中国はむき出しで国益を出してきて、そして資源獲得のためであれば国際的な規範を逸脱した国に対してでも自分たちの拒否権を利用して擁護すると。
中国が静かな国際環境を必要として専ら国内経済建設だけに専念していたときは、中国が国連の安保理拒否権を持っていてもそう目立たない状況だったわけですけれども、今のように中国はむき出しで国益を出してきて、そして資源獲得のためであれば国際的な規範を逸脱した国に対してでも自分たちの拒否権を利用して擁護すると。
しかし、中国はいずれの地域においても覇権を求めない、そういう立場を明らかにしておりますし、現在、国内経済建設を最優先課題として周辺諸国を初めとする国際社会との間では良好な国際関係を求めていると私は思います。そして、我々は、中国に対して当然ながらさまざまな問題で日本としての立場を明確に主張しながら、その上で重要な隣国である中国との良好な関係を維持発展させていかなければなりません。
○木下委員 中国は、国内経済建設を最重要課題として意欲的に取り組んでいますが、その実現を可能にするため、平和な国際環境づくりにも積極的な姿勢を示していると思われますが、中国の軍縮に対する基本方針を我が国はどのように理解しているか、また核軍縮について、中国の主張を我が国はどのように受けとめているのか、お伺いいたします。