1993-04-08 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
先ほどのお答えでは、縦系列の共同では国産材、外材どちらを使うかこだわらない、しかし川上から川下まで国産材をつないでいく、こういう趣旨だというお話があったわけですけれども、それならばなおさら、国内林業振興のための資金融通暫定措置という本制度の原則的な立場を守って、この「国内産木材」という言葉はきちんと書いておくべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
先ほどのお答えでは、縦系列の共同では国産材、外材どちらを使うかこだわらない、しかし川上から川下まで国産材をつないでいく、こういう趣旨だというお話があったわけですけれども、それならばなおさら、国内林業振興のための資金融通暫定措置という本制度の原則的な立場を守って、この「国内産木材」という言葉はきちんと書いておくべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
片っ方では関税を下げておいて国内でそれだけの金がちゃんと生まれる、仮にそういうことが実現するとしても、本来関税引き下げの問題と国内林業振興対策とを絡めて話をするなんということは、大体これは本末転倒の話であると私は思うのです。御所見を伺っておきたいと思うし、私は断固としてこれには反対であるという立場を明確にして、大蔵大臣のお考えを聞きたい、こう思います。
今日の事態を深刻に受けとめていかなければならないわけでありますが、大臣はこの現状をどう認識しておられるのか、また、国内林業振興のための基本的な考え方をどのように持っておられるのか、その点をまずお聞きしたいと思います。
昨日からも出ています外材輸入の規制というのは、林業白書の中でも出されているのですけれども、国内林業振興のためにも早く対策を立ててほしい。そして、木材需給対策協議会とか全国森林組合とか、いろいろな団体からの申し入れも来ていますね。大臣も御存じだと思います。
国産材を大きく上回っているのでありますけれども、国内林業振興の立場からこれをどのように考えるのか。また、これらの輸入外材の差益の消費者への還元が進んでいない、この点についてどう考えるのか。さらに、一部国有林の荒廃が問題となっておりますが、財政問題を含め、国有林の健全な経営について御見解をお伺いいたします。 以上各点につきまして、政府の責任のある答弁を求めて、私の質問を終わります。
これも午前中いろいろお話ございましたが、それからいまお話ございました、地域ぐるみの国内林業振興の道を確立しなきゃならぬということですが、これはいま不況業種ということで、円高不況の中にありまして、それぞれの業種によりましては非常な打撃を受けているわけであります。
しかし、この木材の自給率を高めることはきわめて重要でございますので、このためには長期的な視点に立ちまして、造林の推進、林道の整備等、生産基盤の整備あるいはまた林業経営構造の改善、さらに森林計画制度に基づくところの合理的な森林施業の確保、さらに林業労働力確保対策の強化等の国内林業振興施策の推進に努めまして、国産材生産の拡充を積極的に図っていきたいと、こういうふうに考えておるわけでございます。
この際、外材輸入利益の一部を国内林業振興の資金に活用する手段について検討してみてはどらかと考えますが、御所見を承りたいと存じます。 また、その流通面を見ますと、外材が主流を占め、総合商社が掌握して製材工業における大量生産及び流通面における大口取引を推進し、このため国産材は流通圏を狭められ、不振をかこつ状況にあり、国内林業の衰退を意味するものと言わざるを得ません。
このため、政府といたしましては、今後造林事業に対する助成の強化、林業構造改善事業の充実等、国内林業振興のための各般の施策を充実強化する考えであります。 次に、全国的な都市化の進展に伴い、人口流出の激しい山村地域等におきましての過疎問題に触れられましたが、まことに深刻な事態にあると思います。