1971-12-04 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第10号
倉石元農相の憲法否定、いわゆる憲法のめかけ論の問題、小林元法務大臣の国会否認、西村前長官の国連否認のこういう発言、しかも今年になってからも四名の閣僚が辞任をしておる。そのお二人は失言によって辞任をせざるを得ない、七月の改造以降もう三名じゃありませんか。
倉石元農相の憲法否定、いわゆる憲法のめかけ論の問題、小林元法務大臣の国会否認、西村前長官の国連否認のこういう発言、しかも今年になってからも四名の閣僚が辞任をしておる。そのお二人は失言によって辞任をせざるを得ない、七月の改造以降もう三名じゃありませんか。
いま問題になった……(「国会否認だ」と呼ぶ者あり)国会否認でなくて、三権分立というのはそこにあるのです。
したがって、至上命令がどこかにあって、その至上命令によって、どうしてもこの国会で、問題の多い、審議の不十分な関係案件を一切可決してしまおう、そのためには、憲法も、国会法も、衆議院規則も、参議院規則もない、というような、まことにむちゃくちゃな国会否認の態度というものが私は根底に流れていると思うのでございます。
しかるに委員長は、新聞記者会見を行ない、あるいは質疑を打ち切ったと発表し、後刻、採決もあわせ終了したと訂正したことは、立憲政治下においては空前のことであり、国会否認、民主政治への冒とく行為を行なった。
(拍手)また、同時に、この種の発言から生れるデマの集積は、やがて国民大衆の議会政治に対する不信を買い、国会否認の思想に連なつておることを考えてもらわなければなりません。重大なる民主政治の危機であります。諸君はこれを考えて、院内における言論の秩序を確立するために、特に諸君の猛省を促したいのであります。(拍手) 今や、日本の政界は、暗雲低迷して深い疑惑に包まれております。
私は大臣にお尋ねいたしますが、国会否認じやありませんか。
私はこういうことが遂に国会否認の声とまでなるのではないかと思つておる。私は日本の民主主義のためにこの状態を嘆いております。しからば世上うわさされるようなそういう不正事件がありとするならば、これは見のがしてはならないと思うのです。
私自身の主観を注入することを避けて、あくまで冷静客観的に論ずるために、各新聞紙の記事を借用いたして参つたのでありまするが、世人のこれに対する反響は予想以上に大きいのでありまして、もしこれを放任しておくにおいては、内閣並びに国会に対する国民の期待はまつたく失われ、国会否認と独裁主義的な暴力思想はほうはいとして国をおおうであろうことは、火を見るよりも明らかなる事実であります。
(拍手)もしそうだとすれば、それは国会否認の行動である。(拍手)来年一月の下旬には、アメリカ大統領の就任もあるであろう。世界的に環境はかわつて来る。独立後における日本の総理大臣が、これと相呼応して大施政方針を述べるだけの意気と気概がなければならぬと私は思う。(拍手)大体、吉田さんは、四回も総理大臣を勤めたが、国会はきらいな人らしい、これは悪いくせです。
そういう国会行状が国会否認の思想を生む温床となるのである。議員は嚴重に自己批判すべきである。」、もう一つ読みます。昭和二十六年五月三十一日の朝日新聞のやはり社説の一部に、「北海道開発に限らず、議員提出の利根川開発にしろ、そのほかもろもろの開発機関の設置案が、国民の負担を増大し、行政簡素化の主旨に反することは、疑いを入れないところである。」、こういうことが両新聞の社説に載つています。
私の書いた主要な問題は、国会否認とか、暴力革命とか、こういうおとぎばなしではない。日本民族の正しき進むべき道をわれわれがここに示したにすぎない。(拍手)もし、しいて国会の中で問題にしたいならば、先月二十五日、この演壇で、私が首相に対する質問演説を行つた。あの内容を、なぜここで問題にされないのか。(拍手)これこそ、われわれの理論を行動の指針として具体的に表わしたものである。