1963-03-19 第43回国会 参議院 大蔵委員会 第19号
そこで、苦肉の策として、一般会計からの繰り入れを除く固有原資はわずかしかないから政府はここで御承知のごとく財政法の例外事項を勝手に応用し、大規模な資金を求めるために産投特別会計に外債を発行したり、大臣は国債を発行しないと言うけれども、買オペをやっておれば国債と同じことだと思う、政府が保証するのでございますから、こういうような無理をしてやっておる。
そこで、苦肉の策として、一般会計からの繰り入れを除く固有原資はわずかしかないから政府はここで御承知のごとく財政法の例外事項を勝手に応用し、大規模な資金を求めるために産投特別会計に外債を発行したり、大臣は国債を発行しないと言うけれども、買オペをやっておれば国債と同じことだと思う、政府が保証するのでございますから、こういうような無理をしてやっておる。
○稻益政府委員 お尋ねの四十四億円は、産投会計の固有原資でありまして、その算出根拠は、運用収入が百九十六億円でございます。前年度剰余金の受け入れが四十五億円、外貨債発行によります収入が二百十二億円、特定物資会計の整理額のいわゆる残余金の受け入れ、これが六億円、合計で四百五十九億円の歳入があるわけです。
最後に、三十八年度から新たに財投の固有原資として組むことになりました外貨債等、そこにございます産投会計で出します外貨債二百三億円、政府が保証して出します外貨債、これが二百三十四億円、それから世銀借款、この借入金が百三十一億円、外貨債等で五百六十八億円になっております。以上合計いたしまして、原資合計は一兆一千九十七億円であります。
○稻益政府委員 事務的に私ども検討いたしておりますところでは、固有原資として若干が、例のガリオア債務を弁済いたしましたあとで、なお残るという計算になっております。たとえて申し上げますと、三十八年度、これにつきましては約四十数億の固有の原資がある。もちろん従来の金額に比べますと、非常に減少するわけであります。
○稻益政府委員 あるいはただいまの説明に言葉が足りない点があったかと存じますが、私四十数億足りないと申し上げたのではございませんで、固有原資が四十数億程度ある。従って、ことし程度の財政投融資、なかんずく産投会計からの五百億というような出資をするということになりますと、財源が大いに不足する、こういうことになると思います。
○稻益政府委員 三十七年度の固有原資は、一般会計から受け入れます二百三十億を除きますと三百二億でございます。資金会計から、資金会計と申しますか、産投会計の資金からの繰り入れが百五十億、固有原資が百五十二億、三百二億に一般会計からの二百三十億を繰り入れまして五百三十二億でございます。
それから前国会で本法律案が廃案になりましたために、一般会計からの二百三十億円の繰り入れが不可能になったわけでありまして、一体そのやりくりは現在どうしておるのかというお話でございますが、三十七年度産投会計の投資計画は、一般会計より二百三十億円、それから産投資金の取りくずしと固有原資を合わせて五百三十二億円の出資を行なうことになっておるわけでございます。