2003-02-19 第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
アジアに関して言えば、少なくとも大きいやつが一つありましたし、その後、マレーシアとか一部の国を除いては固定レート制度ではなく今変動レート制度を取っているということもありまして、変動レート制度の場合にはなかなか通貨危機という形では表面化してこないということもありますので、少なくともアジア地域に関してはしばらくは平穏期が続くのではないかと。
アジアに関して言えば、少なくとも大きいやつが一つありましたし、その後、マレーシアとか一部の国を除いては固定レート制度ではなく今変動レート制度を取っているということもありまして、変動レート制度の場合にはなかなか通貨危機という形では表面化してこないということもありますので、少なくともアジア地域に関してはしばらくは平穏期が続くのではないかと。
高度成長の時代には日本は固定レート制度というのをとっておりまして、為替レートは一定のままという制度でございました。こういう制度のもとでは、国内で生産性格差インフレというようなのが発生する。毎年五%ぐらい消費者物価が上がっても、それは許容し得るインフレ率だという考え方で受けとめていたわけであります。
私は大筋から言えば、戦後アメリカを中心とする各国のこの発達した資本主義国の同盟、そうしてアメリカに従属的に同盟したもとでの各国の大企業、独占資本の復活強化、そしてこれを支えるものとしてIMF、ガット、世界銀行などの国際機構が構築されて、そして為替相場は金一オンス三十五ドルということを中心としたいわば固定レート制度をとった。