2005-02-28 第162回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
ことしの一月十四日、原子力安全・保安院は、日本原燃に対し、ガラス固化貯蔵建屋B棟における崩壊熱の除去解析の再評価、さらには類似の冷却構造を有する設備における崩壊熱の除去解析の再評価を要請しました。これを受けて日本原燃は、十五、十六日にウラン試験を一時休止させて、二十八日には再評価結果報告書を提出、保安院はこれを了承しました。
ことしの一月十四日、原子力安全・保安院は、日本原燃に対し、ガラス固化貯蔵建屋B棟における崩壊熱の除去解析の再評価、さらには類似の冷却構造を有する設備における崩壊熱の除去解析の再評価を要請しました。これを受けて日本原燃は、十五、十六日にウラン試験を一時休止させて、二十八日には再評価結果報告書を提出、保安院はこれを了承しました。
現在までの世界の状況を見ますと、既にフランスでは工業規模のガラス固化貯蔵設備が一九七八年から順調に運転を続けておりまして、これまでに約千六百本の固化体を製造し貯蔵しておるところでございます。また西ドイツでも一九八五年からベルギーと共同でガラス固化プラントを稼働させておりまして、これも約千五百本のガラス固化体を製造し安全に貯蔵しておるところでございます。
高レベル放射性廃棄物の固化貯蔵に関します開発スケジュールにつきましては、まずコールドのいわゆる放射性のない状態でのいろいろなガラス固化に関します試験に加えまして、実廃液を用いた固化試験、それから安全評価試験というものを行うことになっておりますが、これらは大体当初予定しましたとおりに進んでおりまして、貯蔵技術による研究も順調な進捗を見ておるわけでございます。
○石渡政府委員 高レベルの廃棄物につきましては、現実に東海村の再処理工場から発生しているわけでございますが、これのガラス固化の技術につきましては、昭和六十二年度から固化貯蔵パイロットプラントの運転による実証試験を行うという計画のもとに、きわめて計画どおり研究開発が進められております。