2016-05-10 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
その六ケ所再処理工場、九三年に着工しましたが、セル内での高レベル廃液漏えいですとかガラス固化試験のトラブル等々に見舞われまして、これまでの道のりは決して平たんなものではありませんでした。
その六ケ所再処理工場、九三年に着工しましたが、セル内での高レベル廃液漏えいですとかガラス固化試験のトラブル等々に見舞われまして、これまでの道のりは決して平たんなものではありませんでした。
本年五月末までにガラス固化試験を無事終了いたしまして、残すところは使用前検査という段階であるというふうに承知をいたしております。 原子燃料サイクル施設の新基準につきましては、十二月に制定をされるというふうに聞いております。
同施設では、高速炉燃料のリサイクル技術及び高レベル放射性廃液の処理・処分技術に関する試験研究を行っておりますが、昭和五十七年十二月から再処理工場からの実廃液を用いてガラス固化試験及び固化体評価試験を行っており、これらの試験結果をもとにガラス固化プラントの設計、建設を進めることとしております。
高レベル放射性廃棄物の固化貯蔵に関します開発スケジュールにつきましては、まずコールドのいわゆる放射性のない状態でのいろいろなガラス固化に関します試験に加えまして、実廃液を用いた固化試験、それから安全評価試験というものを行うことになっておりますが、これらは大体当初予定しましたとおりに進んでおりまして、貯蔵技術による研究も順調な進捗を見ておるわけでございます。
今後は、昭和五十六年の完成を目標にしまして、高レベル放射性物質研究施設、CPFと申しておりますがこれの建設を、現在建設中でございますが、完了いたしまして、五十七年からこの施設を利用しまして、実廃液、つまり実際の放射性の廃液を使用しましての固化試験というものを行うという予定にいたしております。