1973-04-06 第71回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第2号
ですから、図書館の予算はもっと大きくとって、私、これを見て、人件費が七〇%ですから、やっぱり図書収集のほうにもつともっと比率がいくようにとることが必要だと。それから人間も少なくていいということじゃなくて、私が申しますように、そういう専門の職員をふやすということも必要だろうと思います。
ですから、図書館の予算はもっと大きくとって、私、これを見て、人件費が七〇%ですから、やっぱり図書収集のほうにもつともっと比率がいくようにとることが必要だと。それから人間も少なくていいということじゃなくて、私が申しますように、そういう専門の職員をふやすということも必要だろうと思います。
一応図書収集の基準といいましょうか、指針をつくりまして実施されておりますが、ちょっと冗長にわたりますが読み上げます。「国政審議に必要な資料を迅速に入手する。」と、これが第一目的。わけても内外の法令、議会資料につきましては、国内はもちろん、国外について最も充実した資料を備える。「日本国内で刊行された資料は完全に収集すると共に、諸外国の資料についても主要なものは収集する。
国立国会図書館の蔵書構成審議会が昨年七月に行なった昭和四十二年度の図書収集の重点に関する答申という文書では、「現在の当館の図書購入費を概観するに、社会・人文科学関係資料費の著しく僅少であることが目立つ。」
これは、最近、出版点数の増加、単価の値上り等のため、納本代償金が増加いたしまして、従来の図書費の過半を占める情勢にありますために、外国図書、逐刊物等の購入は、はなはだしく制約され、当館の図書収集のためには、まことに不十分でありますので、これを増額要求する必要があるのであります。 また印刷製本費につきましては、五千七百九十八万三千円を要求いたしました。
しかして、その図書収集の方法としては、購入寄贈、交換等の方法もないわけではありませんが、日々増加する新しい資料を吸収するためには、納本という方法が最も重要なものであることは、諸外国において、図書館への納本につきそれぞれ強行規定を有しこれが励行を強制している事例に徴しでも、また明らかなところであります。