1966-03-23 第51回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
因給局というものは、あの戦争に引っぱっていかれた人たちの境遇、特にハノセノ氏病という特殊な病気にかかっておる人を、もう少しあたたかい目て見てやる必要はないですか。私は、棄却されたということはいま初めて知りましたよ。これては全く血も涙もない処置と言わざるを得ない。八年間家族は黙って待っている。本人はそれを心配して、中でしょっちゅう気をもんている。しかも八年間です。
因給局というものは、あの戦争に引っぱっていかれた人たちの境遇、特にハノセノ氏病という特殊な病気にかかっておる人を、もう少しあたたかい目て見てやる必要はないですか。私は、棄却されたということはいま初めて知りましたよ。これては全く血も涙もない処置と言わざるを得ない。八年間家族は黙って待っている。本人はそれを心配して、中でしょっちゅう気をもんている。しかも八年間です。
ところが、公務員の大多数を占めておる因給につきましては、恩給は本来保険制度でなくいわゆる国の給与でございます。公務員がよく働いたから出そうという意味での年金、これが恩給でございます。そういたしますと、恩給と退職手当というものは、制度的に、ダブつた重複した制度でございます。