1954-03-10 第19回国会 参議院 本会議 第16号
そのうちにこの利権協定を廃棄いたしまして国有化をしようという主張が次第に高まつて参りまして、これに対して反対を唱えておりました親英派の巨頭でありますところの当時の総理大臣ラズマラ氏が、非常に狂信的な回教連盟の手によつて暗殺をされた事件がありましたが、これをきつかけにいたしましてこの石油国有化の熱が非常に燃え上つて参りまして、遂に反英イラン国民戦線の輿望を担つて登場いたしましたモサデグ前総理大臣による
そのうちにこの利権協定を廃棄いたしまして国有化をしようという主張が次第に高まつて参りまして、これに対して反対を唱えておりました親英派の巨頭でありますところの当時の総理大臣ラズマラ氏が、非常に狂信的な回教連盟の手によつて暗殺をされた事件がありましたが、これをきつかけにいたしましてこの石油国有化の熱が非常に燃え上つて参りまして、遂に反英イラン国民戦線の輿望を担つて登場いたしましたモサデグ前総理大臣による
パキスタン外務大臣は、本員の率直な質問、即ちあなた方は熾烈な反英闘争をやつて独立をかも得たにもかかわらず、依然として英連邦の一員にとどまる理由はどうか、むしろ東南亜連盟、或いは回教連盟のほうが重要ではないか、こういう質問に対しまして外務大臣は、英連邦はクラブみたいなものである、英連邦への加盟といつても、我々の政治行動に制約を受けるものではない。抜けようと思えばいつでも抜けられる。情報交換程度だ。