1948-07-04 第2回国会 参議院 予算委員会 第41号
かくして質疑を終り討論に入りましたところ、中西委員より日本共産党を代表し、二十三年度一般会計及び特別会計の予算案に対しては、嚴しき批判を加えているのでありますが、本分科会に付託せられましたものについてももとよりその線に副つて批判を加えるつもりでおりますが、本予算は不当不健全なものであつて、何ら日本経済の再建に役立たないものと認め、これを返上するとの反討論が述べられ、次に櫻内委員より、軍事公債の利子支拂
かくして質疑を終り討論に入りましたところ、中西委員より日本共産党を代表し、二十三年度一般会計及び特別会計の予算案に対しては、嚴しき批判を加えているのでありますが、本分科会に付託せられましたものについてももとよりその線に副つて批判を加えるつもりでおりますが、本予算は不当不健全なものであつて、何ら日本経済の再建に役立たないものと認め、これを返上するとの反討論が述べられ、次に櫻内委員より、軍事公債の利子支拂
第一回國会において議決せられた追加予算が、一應健全財政を一貫したものであり、赤字を克服して收支の均衡を図つたに拘わらず、國会の嚴しき批判を受けたのは、この少からざる無理を犯したところに、却つて側面から破綻を生ずる脆弱面を持つ懸念が少くなかつたがためであります。