1951-08-14 第10回国会 参議院 地方行政委員会地方財政の緊急対策に関する小委員会 閉会後第7号
併しながらこれは実情をよく伺つた結果、当初の枠の割振りがかなり無理であつたということで、單独事業等について当初の枠よりも、若干他の分を流用して殖やしたという結果にはなつておりますが、まあこれらにつきましても、いずれも地方財政委員会とよくお話をし合つてきめたような形で、そういつた無理はないのじやないかと私は考えておりますのです。
併しながらこれは実情をよく伺つた結果、当初の枠の割振りがかなり無理であつたということで、單独事業等について当初の枠よりも、若干他の分を流用して殖やしたという結果にはなつておりますが、まあこれらにつきましても、いずれも地方財政委員会とよくお話をし合つてきめたような形で、そういつた無理はないのじやないかと私は考えておりますのです。
單独事業等はその結果百億なければならん。七十億の増額をここに出しておるわけであります。さように困難を来たしておることは大蔵省もよく知つておる。そういう苦しい財政のときに大きな給與改訂があつた場合に、そのままでこの際平衡交付金なり地方起債を何ら殖やすことなく、これらは全く地方の自主的な財政の運営によつて行い得るのだというように言い切れるものかどうか、その点を伺いたい。
従つてその結果が実は今度の場合につきましては單独事業等につきまして当初きめた枠よりも若干殖える形になつたということは、それはむしろそういう意味に御解釈願いたいと思うのです。と申しますのは、それは枠をきめられた中でやるのは当然でございますが、流用し得るものがあつたならばその枠に加えてやる。そうして必要を満たして行きたい。
その際事前にその旨を通知いたしまして、民間あるいは公共事業、その他都の單独事業等で実際に年末及び年始には仕事がないのでありまするが、それらの人たちに安定所に集まれば前貸しをするからと言つた際にも、実際にはそれだけ参らないのであります。と申しまするのは都内における失業対策事業に従事する人たちの中で、非常に生活の困窮を感じて、郷里に帰られる方もあります。