1952-05-27 第13回国会 参議院 決算委員会 第27号
○説明員(山名酒喜男君) 工事といたしましては、事業費予算のうちからこれだけの千六百万円の金がほかのほうに出ておりますので、本来工事費の中に注ぎ込まれてその工事が部分的にでも進捗するであろうと期待される工事が完成が漸次遅延して行くという事態になるわけでございまして、こういう港湾工事はずつと單年度予算ではございますが、事業の実態から申しますというと、漸次継続的な工事になつておりますので、私のほうから見
○説明員(山名酒喜男君) 工事といたしましては、事業費予算のうちからこれだけの千六百万円の金がほかのほうに出ておりますので、本来工事費の中に注ぎ込まれてその工事が部分的にでも進捗するであろうと期待される工事が完成が漸次遅延して行くという事態になるわけでございまして、こういう港湾工事はずつと單年度予算ではございますが、事業の実態から申しますというと、漸次継続的な工事になつておりますので、私のほうから見
そうでないこの予算明許繰越というものは、結局どういうために繰越すのであるかということを、つまり経費の性質というものをこの説明で書いて、こういうために單年度予算の例外にするのだと、こういうことになるわけであります。それは一応不用にして、もう一回改めて出直すというのが私は性質論じやないかと思うのです。
でこれは公共事業費について全般的に明許にしてくれたらどうかというような議論をずる者もございますけれども、一般会計予算の一七%を占めております公共事業費を、現在の單年度予算の上におきまして、これを全部明許繰越にするということは、これは私どもとしても要望すべきことではないと考えます。そういたしますと、次の問題といたしまして継続費ということに相成るわけでございます。
○篠田委員長 事業の継続、あるいは繰越しということが、今は予算が單年度予算であるという関係から、許されておらないように思います。これは一体事業の性質上、提防にしても、河川の改修にしても、そういうことは当然許されるべきものだと思うのですが、これができなくなつたということは、結局アメリカ的な会計制度を採用したということによるのですか、それとも何か別に理由がありますか。
○篠田委員長 それは予算が單年度予算になつておるために、実際問題としては、継続あるいは繰越しができない、こういうことですか。
これも会計検査院の御指摘の通り御尤もでございますが、ただこの点だけを一つ御了承願いたいと思いますのは、最近の公共事業の事業費というものは單年度予算でございます。單年度單年度で清算をつけ、單年度内の工事の出来高がどうなつたか、こういう問題があるのであります。
單年度予算の二十三年度のうちでこれだけたくさん使いましたことにつきましては、私ども遺憾に存じておる次第であります。
しかしながら、予算は單年度でありますが、單年度予算を使う場合には、一定の計画のもとに、いわゆる十箇年計画の線に従つて施行して参る、こういうつもりでおります。また継続費の設定というような問題がありまするが、これもまだ未解決であるので、将来そういう点を考えなくてはならぬと思います。
それから冨永委員の御指摘になりました次年度、つまり来年くらいにやるものは、何か援助を与えてやつたらどうかというようなことがあつたと思いますが、これは御承知のように、ただいま全部予算的措置が單年度予算になつております。
先ほども申し上げましたように、ただいまのところ予算は全部單年度予算ということになつております。戰前においては、いわゆる予算外契約をもつて継続して施行して来ておりました。従つてその点は、われわれ事業をする者の立場から言えば、非常にやりよかつたが、ただいまは全部單年度予算になつております。いわゆる新規とか既定とかいう問題になると、前年度予算の数ということがはつきりしております。