1998-05-12 第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第20号
特に、商業用炉の問題につきましては通産省、それから動燃の方は開発で科学技術庁、こういうふうになっておりますけれども、やはりそれを国の統一されたものとしてやっていくという意味で一緒にきちんとやるべきであるということと、規制委員会は独立させるべきであるというのが私の意見でありまして、もう一つ言ってみますと、その前に動燃改革を先にやられるのはどうかというのが私の意見であります。
特に、商業用炉の問題につきましては通産省、それから動燃の方は開発で科学技術庁、こういうふうになっておりますけれども、やはりそれを国の統一されたものとしてやっていくという意味で一緒にきちんとやるべきであるということと、規制委員会は独立させるべきであるというのが私の意見でありまして、もう一つ言ってみますと、その前に動燃改革を先にやられるのはどうかというのが私の意見であります。
原子力施設の検査体制について、まず質問したいと思うんですが、科学技術庁関係の方では新しい溶接のところだけをいわば専門に検査してくれるような民間の団体をつくろうというふうに考えておられるようですが、通産関係では原子力の商業用炉と申しますか、電力屋さんの原子炉の検査体制はどういうふうにしてやっておられるでしょうか。まずお伺いいたしたいと思います。
それから、商業用炉の監督官庁であります通産省でも、その辺のところ今まで何か御検討をなさっているものがあればお聞かせをいただきたいし、ないとすれば、今後その辺のところをどう考えておられるかということを伺いたい。 最初にそのことをお伺いしておきたいと思います。
○塩出啓典君 ウランの濃縮等については、岡山県の人形峠でずっと研究が進められまして、今度できるのは原型炉と言うんですか、原型炉が今度人形峠にもできたわけで、やっぱり地元は商業用炉も地元でやってもらいたいと。確かにそういういろいろ研究を積み重ねてきているわけだから、あんまりこれが変な方向に持っていったんでは、技術の連続性の上からいっても私はそういう点も十分配慮すべきだと思うんです。
ところが、商業用炉ということになりますと、これはもう一日でも長く入れてエネルギーを発生させた方がいいということになりまして、実はどんどん燃焼率を伸ばすということになってまいるわけです。
○石野委員 炉が試験場だとか研究所の中に入っているのであれば、いまの審議官の言ったようなことでよろしいと思いますけれども、そうでなく、商業用炉ということになれば経営の問題にかかわってきます。
それから第二の問題といたしまして、研究段階であって非常に故障が多いという御指摘がございましたが、私どもの方の原子力委員会といたしましてのこれまでのたびたびの安全審査、並びにそれを通じて得られました知見とその後の研究開発によりまして、これらの商業用炉というものについての安全性は、現在小さい規模での故障が各部材あるいは部品の段階においてありますけれども、炉の基本的な安全性にかかわるものではなく、いわゆる
○佐々木国務大臣 私、別にお言葉を返すつもりはございませんが、私の申し上げておりますのは、軽水炉の、軍事用じゃなくて、いわゆる商業用炉、特に発電炉等に関しては、私、先ほど申しましたように、過去にリスクというものはありませんでした。第三者を損害したり、汚染をしたりということはない。
それは、われわれがかねてから言うように、軽水炉というのは商業用炉ではないのだ、実験用の段階である、まだ試験研究の段階にあるのだということと、それから商業用の炉だということの食い違いです。実際に運営の面では、従来やはり実験用炉あるいは研究炉というような形の扱いをされてきたから重大事故が出ていないのですよ。