2001-06-12 第151回国会 参議院 経済産業委員会 第13号
また、昨年、米国において起きました石油市場の混乱は、石油企業の保有する在庫が極限まで圧縮されたことが一因であると言われておりまして、我が国のような石油企業が透明性の高い共通のルールに基づいて通常の商業在庫を上回る備蓄を保有しているということは石油市場の安定性を確保する上でも非常に有効な手段だと、このように思っております。
また、昨年、米国において起きました石油市場の混乱は、石油企業の保有する在庫が極限まで圧縮されたことが一因であると言われておりまして、我が国のような石油企業が透明性の高い共通のルールに基づいて通常の商業在庫を上回る備蓄を保有しているということは石油市場の安定性を確保する上でも非常に有効な手段だと、このように思っております。
また、我が国石油会社は石油備蓄法に基づきまして備蓄義務を負っておりまして、原油と石油製品の形で通常の商業在庫を上回る約八十日分の備蓄を現在保有しているわけであります。したがって、現状におきましては、石油製品の供給不足あるいは需要変動に対応し得るというふうに私どもは考えております。
幸い在庫が十分ありますので、国際的にも在庫がありますし日本も備蓄という形であるいは商業在庫もございますので、量を確保するために市場実勢とかけ離れた価格で買わなければならないということは、そういう無理なことを行う必要は幸いございませんでして、そういう事例はこれまでのところ見られていないというふうに私ども考えているところでございます。
したがってそれを超える分は、両方あわせて備蓄と呼んでいるわけでございますが、いわゆる商業在庫、しかし今八十二日分のところも商業在庫でございます。そういう意味で、私が今調達量が販売量を下回るような場合にはと申し上げましたのは、商業在庫を含めて申し上げている意味でございます。
同時に、いわゆる非商業的在庫、これが先生のおっしゃる戦略備蓄に当たるものでございますけれども、その非商業在庫といたしまして約二十五万トンのすずを現在保有しております。そのうちの約二万二千トン程度が余剰在庫とみなされております。