1947-09-27 第1回国会 参議院 商業委員会 第8号
○委員長(一松政二君) それからこの貿易基金、先程のレヴォルヴィング・ファンドが、向うの運用管理委員が來ないからして、まだ綿花が決まつただけだというお話でありますが、これは一体商業委員会がそこまで今後は活動して、その内容等についても、むしろこちらが活動するだけの準備を整えるのが本当でありますけれども、まあ新國会が始まつたばかりでもあるし、まだそこまで手が届いておりませんので、甚だ反対な立場で、我々としては
○委員長(一松政二君) それからこの貿易基金、先程のレヴォルヴィング・ファンドが、向うの運用管理委員が來ないからして、まだ綿花が決まつただけだというお話でありますが、これは一体商業委員会がそこまで今後は活動して、その内容等についても、むしろこちらが活動するだけの準備を整えるのが本当でありますけれども、まあ新國会が始まつたばかりでもあるし、まだそこまで手が届いておりませんので、甚だ反対な立場で、我々としては
ですからこれらはやはり我々この商業委員会としてこの問題を採り上げて、一日も早くこれを官廳貿易を改めるという方面に持つて行くことに努力しなければならんと、我々みずからを励まさなければならん次第であります。ただ先程も申したようになにしろまだ独立國じやない。
○委員長(一松政二君) 只今から商業委員会を開催いたします。本日は商工大臣が最初にお見えになる約束でありましたが、よんどろこなくこちらに來られる見込みが非常に薄くなりました。幸に永井貿易長官がお見えになりましたから、最初に貿易組合法を廃止する法律案、これを上程したいと思います。
そこで過去の日本の繊維貿易の發展の經過を考えた場合において、日本の混綿技術とか、あるいは、チープ・レーボアーというようなことによつて、日本の繊維産業というものが發展したというように一應は考えられるのでありますが、私の若干の檢討したころによるならば、むしろ日本に繊維産業資本が、世界的な商業資本としてきわめて活動したという點が、相當大きなフアクターになつておると思うのであります。
本日は貿易資金特別會計法の一部を改正する法律案につきまして、商業委員會との連合審査會を開くことに相なりました。財政及び金融委員長たる私に議長役を勤めるようにということでございまするから、議長役を勤めることにいたします。 貿易資金特別會計法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、これより連合審査會を開きます。本案につきまして、まず政府の説明を求めます。小坂政務次官。
というのは貿易金融と貿易の事實、貿易業、これは不可分の關係がございまして、從つて國際商業の面から見る貿易と、それに關連する金融というものは不可分關係があるので、共同で連合審査するということの意義がここに非常にある。商業委員會の面からは、主として貿易についての質疑がある。
しかしこれらは商業の行為でありますから、現在のようにこういう物資が非常に少くそうしてやみが盛んに行われているときにおきまして、こういうものを放つておくという法はないのであります。
ですから農林当局は正に農民の役所であり、農民の味方でなければならないのであるからして、この委員会も農民の立場からのいろいろの質問、その要請に應えるために強く工業或いは商業方面に対してバランスのとれるだけ努力を拂つて貰わなければならんし、それをやるだけの決意があるかどうかということを先ず私はお聞きしたいのであります。
○國務大臣(水谷長三郎君) 只今の御質問は尤もでございまして、昨日も衆議院の自由討論で、中小企業振興対策の自由討論がございまして、これまで当局の考えは、ややともすれば中小工業と中小商業とをごつちやにしたような対策が立てられておる。
更に中小商業の問題でございますが、これは別に中小商業者に対して、無手で放つておいて、時の流るるままに百貨店と競爭さすというのではございませんので、我々といたしましても、商業協同組合であるとか、或いはチエーン・ストアとか、或いはボランタリー・チエーン、或いは專門店化等によりまして、その合理化を図り、業態自体の向上を行わせることによりまして、問題の解決を期したいと、このように考えております。
○油井賢太郎君 今商工大臣から御説明がありまして、大体の構想は了承したのですが、百貨店法が廃止されますと、一番影響するのは、何といつても中小商業者である。その中小商業者は、一面におきましては、生活協同組合というものが、今囘出るという件によりまして、非常なる影響を及ぼすということは、これはもう周知の事実であります。
更に職員に対し廣く商業、工業、金融業等の営利を目的とする営利企業の役員、顧問、評議員等の兼職を禁じますと共に、みずから営利企業を営むことも禁止いたしておるのであります。尚職員の在職中の職務執行の公正を期するために、退職後二年間は原則として、その者が退職前二年間に在職しておりました官職と密接な関係にある営利企業を代表する地位に就職してはならないということにいたしました。
そういう面から申しますと、中小商業者を非常に圧迫をすることは明らかでございますから、どうか戦前と戦後の百貨店の委託荷と買持販売荷物との内容を研究をしていただきたい。それからアメリカには百貨店に類するもので、通信販売の本部というものがたくさんあります。將来日本の百貨店はおそらく通信販売というようなことにも相當乗り出していくだろうと思うのであります。
そのときにおいて、大體私見を申せば、商業人口というものはやはり縮小の一途をたどるよりほかにしかたがない。そしてできるだけこれを生産方面に転換せしむるという努力を政府はすべきではなかろうか、むしろ商権擁護ということよりも、進んでこれを積極的な生産面に活用するという努力をすべきものであろう、こういうふうに考えております。
○和田政府委員 百貨店法が廃止になりましても、百貨店が今後一般商業の面に非常に進出をしてまいりまして、中小商業を圧迫するのであろうという心配も一應あるわけでありますけれども、今日のところでは、御承知の通り、臨時資金調整法でございますとか、臨時建築等制限規則というようないろいろな規則がございまして、百貨店の店舗の新設、増設に要する資金の関係、あるいは建設資材についていろいろの掣肘もございますので、今日
こういう點に對しましてこの問題を考えましたのでございますが、この問題が中小商業方面にも、農林省の關係でありますから分りませんが、出た、出るような方向に向つておるようなことはございませんですか。この問題はどうですか。
阿見町の地域約五百町歩は、舊海軍施設のために耕地が軍用地として買上をせられまして、阿見町民は從來の農耕地を失うこととなりまして、そのために從來終戰前まではあるいは下宿業を營むとか、あるいは軍に附屬したる商業を營むというような轉業をやむなくせしめられておつたのであります。終戰と同時にこれらの施設だけが残つて人間がいなくなつたということのために、非常に町の樣相は變つたのであります。
私は、本日の議題に対しまして、先ほど來各方面にわたり、同僚議員諸君が該博なる知識と最も專門的なる言をもつて言い盡されましたので、重複を避けて、未だ何人も発言せられない、至つて零細なる小商業者、すなわち露店業者の問題を取上げることは、現情勢下きわめて緊迫せる社会問題であると考えますので、私の時間内で簡單に申し述べてみたいと存じます。
生活協同組合が世界的にその発達を見、しかも、いずれの國におきましても、決して商業者の生存を脅かしてはいないという実情に鑑み、また國内におきましても、明治三十三年以來、産業組合法のもとに消費組合が存在いたしておりまするし、その長い歴史を見ましても、今日いかに長足の進歩を生活協同組合がいたすといたしましても、おそらく國内の全商品取扱高に対してその占めるべき比率というものは、ほとんど言うに足らざる実情であると
われわれは、流通秩序の確保に対する政府の政策を、國民の協力を得て、この際強力に推進いたしまして、いわゆるやみの商業を正常なる商業に帰しまして、これらの眞にまじめなる商人が、安んじて商業に邁進するような環境を、1日も早くつくらなければならないと考えておるものであります。
現在のトラツク事業者、あるいはバス事業者については、一應統合によりまして、その地区々々についてはその營業を獨占的に擔當しておるような形になつておるのでございまするが、この統合はかつて商業濫立、不正競爭の状態がございましたので、こういう點すら脱しまして、企業の公共性確立のために行われたものでございまして、現在資材その他いろいろな條件の悪い情勢のもとにおいては、大多數の業者は、おのおの公益事業の本旨に則
先日貿易資金特別會計法案が出ておりますが、これは特別會計の面の規定が大部分を占めておりますので、前囘か前々囘の議院運營委員會の終つた際に、これは一應金融及び財政委員會の方に特別會計として當然付託すべきものであろうということで御了承願つたわけでありますが、付託した後に至つて、これは貿易資金のことであるから商業委員會の方へ付託すべきものであつたのではなかろうかという商業委員會の方の話がありました。
私きわめて微力ではございますが、今後商業委員会と極力協力いたしまして、わが國貿易振興のための大任をば果したいと考えております。何とぞよろしくお願いいたします。
○喜多委員長 ただいま提案の説明が終りましたので、質疑に入るに先だちまして、私より水谷商工大臣、冨吉商工政務次官、新井貿易庁次長より、貿易資金特別会計法の一部改正法律案に関連し、當商業委員会に対して責任ある御答弁を要求いたしたいと存ずる次第であります すなわち國会開会以来、當商業委員会の重要な使命といたしまして、貿易諸般の問題には慎重審議をいたし、各委員にも熱心に研究せられまして、貿易組合法廃止法律案
これは前に独占禁止法の一部を改正する法律案を商業委員会で審議した関係もあるし、私ども委員としては、當然経済力集中排除法案は商業委員会で来るのではないかと考えますが、當局の御意向をこの際伺つておきたいと思います。
その商業面におきましてもほとんど東京都と變りはないのであります。市内に大小一千有餘の工場がありまして、戰時中は申すまでもなく軍需品として重要なる鑄鐵品の生産に當りまして、その量を誇つておつたのであります。現在におきましては、家庭用必需品を初めとしまして、器機具竝びに一般平和産業にいち早く轉換いたしまして、目下飛躍的發展をなしつつあるような状況であります。
併し問題の取上げ方といたしましては、あくまでも楽觀するというわけではありませんけれども、物事を合理的に進めるという方向に行くべきでありまして、日本の農業を健全に維持し發達せしめる、日本の農業が維持され發達されるということは、又日本の國民經済全般、その他の重要部門である工業又商業も発展するゆえんであり、両々相俟つて、又世界經済の中に農業自身が行くわけでありませんが、國民經済として伸びるというわけでありまして
すなわち情勢の複雑化に對應するための仕事が殖えて、安定本部のおける官吏も勞働組合から、あるいは商業団體から、あるいは新聞人からというようなぐあいに、各方面から有能なる方々の参加を願つておるのであつて、國民の總力の集結ということを目指して進んでおるのであります。御心配のように威張つておつた官吏ばかりが殖えて國民が逼迫せられるという心配はなかろうかと思います。
それは外交とか、或いは商業の取引をする上に、酒を飲んでおる人とそれからどんなに飲んでも酔わなくて精神を乱さない人と、或る量を飲むと自分の意思が乱れてしまう人と取引をする時には、確かにどつさり飲んでいて精神を乱さない人の方が勝つかも知れません。
商業におきましても、小さいだけで経費が少くて、小まわりがきいて、サービスが行届かなければならないのであります。すなわち、中小企業の必然的な必要性を発揮しなければならないと思うのであります。國際貿易市場におきまして、日本が再び伸び得るか否かは、一にこの中小企業の技術と能率とにかかつておると存ずるものであります。
複雜なる中小商工業の内容、ただ一口にかように呼びなして対策を立てておりますことのいかにも不合理であります点は、同じ商業でも、純然たる商業、そうしてまた商業と工業とを兼ねているような業態もありますし、そのまた商業の中にも、小賣商もあれば卸賣商もあり、問屋のような業態の特色のあるものもあります。
さらにまた最後に商業の問題でございますが、大体中小企業というものの対策に関しましては、私もこの壇上で繰返して申しておりますように、日本の経済の民主化の上におきまして、中小企業の培養の必要であること、さらにまた大企業の解体により中小企業の必要の増大その他から考えまして、これの育成に一段の努力をすることは重ね重ね申した点でございましたが、日本の現在のいわゆる経済事情その他の点から申し上げますれば、中小企業
さらに職員に對しましては商業、工業等の營利を目的とする、いわゆる營利企業の役員、顧問、評議員等の兼職を禁じまするとともに、みずから營利企業を營むことを禁止いたしております。なお職員の在職中における職務執行の公正をはかりますために、退職した後二年間は、原則としてその者が退職前二年間に在職しておつた官職と密接な關係にある營利企業を代表する地位に、就職してはならないということを定めております。
同時にまた國内的な場合を考えてみても、昭和五年から六年七年にかけまして起こりましたわが國の農業恐慌の姿は、まつたくその自由的な商業資本の壓迫のもとに立つたのであります。