1958-03-15 第28回国会 参議院 予算委員会 第12号
なお、商務官等の現地に長期にわたって駐在するという必要は、私もこれは痛感するのであります。ある場合には商務官でなくとも、大公使すら相当長い年月賜暇帰省等の活用によりまして、長い年月一定の国に滞在してその国の事情等にも通暁することも必要だと思うのでありまして、商務官等の活用ということも将来は十分考えて参らなければならぬ、こういうふうに思っております。
なお、商務官等の現地に長期にわたって駐在するという必要は、私もこれは痛感するのであります。ある場合には商務官でなくとも、大公使すら相当長い年月賜暇帰省等の活用によりまして、長い年月一定の国に滞在してその国の事情等にも通暁することも必要だと思うのでありまして、商務官等の活用ということも将来は十分考えて参らなければならぬ、こういうふうに思っております。
また、ボンベイの総領事館と業者等との関係が円滑にいっておらないというふうな実情について、さらに実情に適する商務官等の派遣の御意見がございましたが、東南アジア諸国に、経済的に日本が将来発展していくためには、この在外公館の人々が一面においては経済貿易等、産業等について、十分の理解と密接な関係を持つというような心がまえが必要でありますし、また同時に、その土地々々における商人、また、あるいは一般住民との間におきましても
またその商務官等が日本国内に活動する場合にむろん工場施設、関係商社との往復のために旅行することはこれは当然なし得ることでありますけれども、国内の各所においてオフィスを持つというようなことは、これは慣例上、大使館の商務官はやはり東京の大使館で常時勤務すべきものであって、随時の旅行は許されまするけれども、国内の方々に事務所を持って活動するということは慣例上認められないと思います。
しかし今、商務官等の派遣もありませんし、また日本の商人が向うに駐在いたしておるわけでもないのでありますために、先方から代表者が参りまして輸入計画をいたすということ、その価格等の決定によりまして相当のむだがあるのではないだろうか、それで中間の経費が相当かかるようにも考えられるのでありまして、今後はビルマ等におきましては、こちらから責任者を派遣いたして買付け等をやる、そうして日本の船をなるべく使つて、できるだけ
また船舶のステータスに関しましては船舶の入港の問題、また港湾の施設の利用の問題、貨物の取扱い、沿岸貿易に関する事項、トン税等に関する問題、さらにそれ以外に工業所有権の利用の問題等、領事官、商務官等の任務権限に属する諸問題がここにいわゆる通商航海條約に規定されておる諸問題でありますが、これらの問題に関連いたしまして保護増進の任にあたるというのがその趣旨であります。
こういう意味におきまして、ぜひ海外の市場の実態、産業の実情等をしつかり把握いたしまして、それに適する輸出品をつくり、また技術を向上するということが、きわめて今日緊要の問題と存じまするので、政府といたしましては維早く各商社が海外に出ますること、また一方においては商務官等を派遣いたしますることを希望いたしておりまして、それぞれ折衝いたしておるような次第でございます。
ただ日本において檢査に対し、アメリカ側が故意にこれをキヤンセルするというようなことがあつてはならないのでございまして、こういう点は將來商務官等が派遣されましたら、かりにそういう間違いがあるといたしましても、必ず解決ができるものと存じますので、またそういう不明朗なる取引がないように政府といたしましても努力をいたしたいと考えておる次第でございます。
○芦田國務大臣 平和締結後のわが國の諸外國に向つて必要なる外交官、領事官及び商務官等を派遣する必要のあることは、ただいま御指摘の通りであります。政府は終戰後國内の本省勤務はしばらく別として、それ以外に外務省研修所と称するものを設けまして、近く平和克服後においてただちに外交の第一線に働けるような少壯の官吏を訓練し養成するために相当の予備員をもつておるわけであります。