2000-03-23 第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
したがって、アジアの哲人政治家と言われるような、そういう強い李登輝総統のリーダーシップのもとでそういったことを進めてきたわけですけれども、その段階で国民党そのものが従来から持っていた古い体質、これが温存された形で、そこにいろんな矛盾があってもそれを強いリーダーシップでもってふたをして抑え込んでいたという、そういう状況だったんではないか。
したがって、アジアの哲人政治家と言われるような、そういう強い李登輝総統のリーダーシップのもとでそういったことを進めてきたわけですけれども、その段階で国民党そのものが従来から持っていた古い体質、これが温存された形で、そこにいろんな矛盾があってもそれを強いリーダーシップでもってふたをして抑え込んでいたという、そういう状況だったんではないか。
井上吉夫先生が言われたように、そんな特別な哲人政治家のような方が本当に得られるだろうかという問題もございますし、考えれば考えるほど本当に難しい問題ではないのかなということを私は思っておりますので、あえて消極的な意見を申し上げて終わる次第です。 ただ、奇策として溝手先生が言われたようなショック療法というのは僕は非常にあるだろうと、こういうふうに思います。
昔からやっぱり賢人、哲人政治家は、このアンダーカレントの動きをくみ取って、それを政治の中に適用して善政を持ったのでありますが、政権というものは長く持続するとボウフラがわくように、専制君主を出したり、扇動政治家を出したりして、権力と金とが癒着してしまうと、どうにもならないような、日本の現状のような救いがたい状況が生まれてくるんです。