1999-03-11 第145回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
また、同社の安全・品質保証部は二名しかおりませんで、レジンの製造、施工にかかわる社内の品質監査は実質的には行っておらず、実際の品質管理活動は作業実施部門自身によって行われていたということでございます。 このように、同社における品質管理の取り組みは十分ではなくて、これがデータ改ざんの背景の一つになったものと考えられております。
また、同社の安全・品質保証部は二名しかおりませんで、レジンの製造、施工にかかわる社内の品質監査は実質的には行っておらず、実際の品質管理活動は作業実施部門自身によって行われていたということでございます。 このように、同社における品質管理の取り組みは十分ではなくて、これがデータ改ざんの背景の一つになったものと考えられております。
それから、さらに御質問がございましたけれども、日航機の墜落事故以来、日航といたしましては、ボーイング社に駐在する技術担当者を三名から七名に増員する、さらに米州技術・品質保証部というものをつくりまして、ボーイング社の製造機の受領に先立ちまして、日本から派遣される検査担当者とともに同社が購入いたします航空機の組み立て段階から重要工程の検査に立ち会う、そして発見されたふぐあいの是正措置の確認を行うという品質管理
あるいは、きょう日航を呼んでおりませんから直接わかりませんけれども、あの日航機の墜落以来、本当の名前はどう言うのかわかりませんけれども、ボーイング監視部と言われるアメリカにおける品質保証部を設けて、その技術部門を強化したというふうに私は聞いているのです。
ボーイング社も品質総合戦略六カ年計画とかいうことをいろいろやられているようでありますし、また日航もボーイング社の製造過程に目を光らせるため米州品質保証部を新設し、また米国シアトルのボーイング工場に駐在する技術社員を増強してきた。こういう手だてもいろいろされているのですが、それにしても余りに多過ぎて、私もちょっと納得ができない感じがするのですが、その辺はいかがですか。
それから、先ほど社長からお話がありました組織関係といたしまして、米州の技術品質保証部の設置あるいは整備要員の増員、機付整備士制度の導入などの安全体制の強化が図られたわけでございます。
○参考人(山地進君) 改善策全般にわたりますと相当長くなるんで、今のボーイング部というところを代表的に御説明をさしていただきたいと思うんですが、おっしゃるように、ボーイングはもう絶対間違いないということだと今度の事件は起こらなかったという意味からは、やっぱりボーイングといえどもいろんな過ちがあるんだという前提でやらなければいけないというんで、米州ボーイングの会社の中に私どもの品質保証部というチームを
さらには米州に技術品質保証部というものを新設いたしました。社内に航空安全推進委員会及び事務局を新設しましたなどの組織の改善を行っております。それから運航の総点検というものも行っております。人員の増強。これは採用を再開もいたしましたし、出向者の受け入れも行っております。
一方、日本航空におきましては、これらの運輸省の指示などに対応した措置を講ずるとともに、米州技術・品質保証部の設置、整備要員の増員、機付整備士制度の導入などの安全体制の強化策を講じておるところでありまして、これからも安全というものに対して全力を挙げて努力をしていくところでございます。
なお一方、日本航空におきましては、事故後の運輸大臣の勧告に対応いたしまして、胴体の与圧構造の点検を強化するとか、あるいは整備要員の増強をするとか、メーカーに対する品質管理強化のために、米州の技術品質保証部を設置するとか、あるいは機付の整備士制度の導入を図るとか、こういうことで整備体制を充実強化しているところでございます。