2020-12-08 第203回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
先ほどの黒毛和種の希少性を保つために近親交配の度合いが高くなると、つまり近交係数というのが右肩上がりになってまいりますと、遺伝性疾患を持った牛が発生するリスクが高くなるということなんです。つまり、おいしい、いい牛で高く売れる、だけど弱い牛が多くなってくる、なぜなら近親交配の度合いが高いからだというジレンマを、ジレンマと言いましたけれども、今右肩上がりになってきてしまっているわけです。
先ほどの黒毛和種の希少性を保つために近親交配の度合いが高くなると、つまり近交係数というのが右肩上がりになってまいりますと、遺伝性疾患を持った牛が発生するリスクが高くなるということなんです。つまり、おいしい、いい牛で高く売れる、だけど弱い牛が多くなってくる、なぜなら近親交配の度合いが高いからだというジレンマを、ジレンマと言いましたけれども、今右肩上がりになってきてしまっているわけです。
こちらは、和牛の中でも黒毛和種といって、希少価値と言われている格の高い和牛でございます。和牛の中でも栄光号など名前に号が付いているというぐらい血統書付きの立派な牛たちで、高額で売れます。つやつやでございますけれども。
現在の保証基準価格は黒毛の和種で五十四万一千円だけれども、これとかつかつになっている現状があります。 もともと農水省は、子牛一頭当たりの生産費は六十五万九百六十九円としています。今述べた江刺、胆江地方では、生産者からは、保証基準価格を生産費まで引き上げてほしいとの要望が上がっています。こうした要望に応えるべき時期ではありませんか。
○伊東副大臣 五月の全国の主要市場五十市場におきます黒毛和種の子牛の価格は、きのうまでの平均で六十万八千円でありまして、前年同月と比べまして二三・二%の大幅な低下となっているところであります。
この家畜改良増殖法のもとで、家畜改良関係者が協力して家畜改良を進めてきた結果でございますが、最近で申し上げますと、二〇〇七年から二〇一七年、この十年間で、黒毛和種について申し上げますと、枝肉の重量が五十キロふえております。四百三十五キログラムから四百八十五キログラムにふえております。
黒毛和種の精液の流通量で判断いたしますと、都道府県が大体三割ぐらいを占めておるところでございまして、そのうち約八割が契約締結済みということになっております。それから、家畜改良事業団におきましては約三割のシェアを占めているというような状況でございますので、家畜改良事業団が間もなく契約締結に向けて対応しておりますので、約半分ぐらいは家畜改良事業団が契約ができれば対応済みという形になると思います。
我が国からの和牛の遺伝資源と申しますか、それの輸出でございますけれども、昭和五十一年に黒毛和種二頭、褐毛和種二頭の計四頭が試験研究用としてアメリカの大学に輸出をされました。その後、平成三年から平成十年までの間で商用といたしまして米国に輸出されておりまして、合計で生体で二百四十七頭、精液一万三千本の遺伝資源がアメリカに輸出をされてございます。
実は、松前の方は、クロマグロと言いましたけれども、うちの町長は山にもマグロがいると言って、黒牛ですね、黒毛和種、これを今、素牛として子供を産ませて、その子供を出荷するということでやっています。これが、皆さん御存じのとおり、九州の方の震災の後とか、数が少なくなって、高値で今取引されております。
米沢牛は、GI産品といたしましては、出荷月齢が生後三十二カ月以上の未経産の黒毛和種の由来の、肉質等級が三等級以上の牛肉として登録をされております。 そのため、牛肉の輸出に関しまして月齢制限がないEUに対しては、GI登録の条件を満たした牛肉を米沢牛の名称で輸出することができるということでございます。
まず、和牛の表示でございますけれども、景品表示法に基づきまして和牛を販売する事業者等で構成する協議会が公正競争規約を設定いたしまして、黒毛和種等の四品種、またそれぞれの交雑種等に限って和牛と表示できるとしておりまして、国内で流通している和牛についてはこれに即して表示されているのが一般的でございます。
昨年の十月から十二月の和子牛の平均売買価格でございますけれども、黒毛和種で七十七万円ということで、これは前年の同期比の九一%と若干低下してございますが、依然として高い水準にあるというふうに認識してございます。
ホルスタインの赤ちゃんは一番ひどいときには一万円から五万円の間で推移していた時期もあって、私は酪農家の方から、この副産物が安過ぎて参ったよという話がついこの間のことのように覚えていますけれども、今逆に黒毛和種の一番すごいやつは売買価格で百万超えということでありますので、まさに、どの価格帯が普通でどの価格に政策誘導するのかというのは、私もアイデアを持っておりませんし、問いをするわけにはまいりません。
牛の種類には、黒毛和種、混合種、乳用種、大きく分けて三つのカテゴリーがあるわけでございまして、黒毛和牛は最も価格が高いわけでございます。乳用種と比べますと約二・四倍。
例えば、黒毛和種は、枝肉卸売価格は高いんですが、子牛の導入価格も高い、また、高い肉質を狙うためには高度な技術が必要となる一方で、乳用種、乳雄の方につきましては、枝肉卸売価格は黒毛和種ほど高くはないですが、多頭数の飼育になじむ、また、肥育期間も短く、子牛は酪農経営の副産物であるために黒毛和種に比べれば安価に入手できる、こういうことから生産コストを低く抑えることが可能である、こういうふうに考えております
黒毛和種ばっかり大事にして、ホルスタイン大事にしてほしいんだよ。昔は赤組、白組といって、酪農強かったんですよ。今、酪農の陳情に行くと、おまえらぶちのことは知らぬと言われる。大概にしてほしいよ。大事にしてほしい。 酪農は、北海道は離農に次ぐ離農で毎年数百戸いなくなります。酪農家がいなくなると、集落がなくなります。国土の維持ができなくなります。
一方、乳用牛の初産においては、難産による事故を回避するため、乳用牛と比べ体型の小さい黒毛和種の精液や受精卵を用いた交配が広く行われているところでございます。このような中、乳用後継牛の確保に向けて、雌の性判別精液・受精卵を用いた優良な乳用後継牛の生産、あるいは分娩監視装置の導入による難産などの事故低減の取組を支援してきているところでございます。
なぜなら、沖縄は黒毛和種の子牛の出荷量が全国で四位なんですね。沖縄の子牛がほとんどその名ブランドへ行って売られているわけでありまして、沖縄の子牛の動きによって全国の肥育農家にも大きく影響がされておるというような状況にあるわけですよ。
それから、過去最高値を付けた黒毛和種の子牛の出荷頭数は全国で四位です。そんな中で、最近、この価格が上昇をどんどん子牛やるんですが、石垣島で二か月前に、二か月前ですかね、十六日の競りで百万を超える牛が出たんですね。
例えば、本年一—三月の素畜費でございますが、黒毛和種では平均で八十五万ということで、前年の同期比で一一〇%でございます。
アラブ首長国連邦、これはUAEですかね、ここにも黒毛和種の輸出を継続的に始めているんですけれども、今後はイスラム圏、特に東南アジアのインドネシア、マレーシアを視野に入れて輸出したいんだみたいなことを言っておられました。
その中で、農業新聞にデータが載っておりましたけれども、全国の家畜市場で取引された黒毛和種の子牛が三十二万頭割れ、そして、このデータをとってからの最少更新で、五年で一三%減、価格は倍になっている。 私の地元の市場で、初競りから非常にいい値段です。
その素畜費が高騰している理由でございますけれども、黒毛の和種、最近こそ下げ止まっておりますけれども、繁殖の雌牛の頭数が過去数年にわたって減少してきていることによりまして、子牛の生産頭数が減少し需給が引き締まっていると、そういうことによってこの素畜費が高騰しているというふうに分析をしてございます。
この素畜費の高騰の要因でございますけれども、黒毛の和種については、最近こそ下げ止まっておりますけど、繁殖の雌牛頭数が過去数年にわたって減少してきたことによりまして、子牛の生産頭数が減少して需給が引き締まっていること等が主な要因というふうに考えているところでございます。
○政府参考人(枝元真徹君) 肥育牛が圧倒的に増えたというか、黒毛の和種をつくりたいという方々が増えていまして、肥育牛の戸数、頭数については増えてございます。申し訳ございません、二十六年から二十七年でいきますと、戸数は肥育牛については減ってございます。あと、二十七から二十八になると、若干でございますけれども戸数、頭数が増えていると、そういう状況でございます。
乳用後継牛の不足は、肉用子牛の価格が好調なことから、黒毛の和種の精液を用いまして生産される交雑種が増える一方、乳用後継牛の生産が減少したことが大きな要因であるというふうに考えてございます。
私は、想像でこういうふうに申し上げているんですけれども、森山大臣のところの大先輩である山中貞則先生が、シラス台地で水田も畑作も収入をがびがび取れるような場所ではないので、副業として農家のおかみさんに牛を肥育することによって現金収入が得られるぞというところからいわゆる黒毛和種や肉牛の発展があったんだと認識をしています。 農業政策というのは、地域を守るから大事なんです。
ホルスタインの酪農家のところでいわゆる黒毛和種の精液を、受精卵をもらって八十万、七十五万で売れれば、その農家の現金収入としては物すごく大きいわけであります。しかし、ホルスタインの雌が生まれないと次のいわゆる生産基盤ができないわけであるので、これは痛しかゆしということになります。それで、今やってきているのが性判別精液の導入ということであります。
また、現在の黒毛和種の保証基準価格を見てみますと、ちょうど三十三万二千円でございまして、また、肉用牛の繁殖経営支援事業、いわゆる二階部分の発動基準についても四十二万円となっておりまして、実態にそぐわない形でございますので、ここは、黒毛和種あるいは短角、乳用種等々について、経営の実情に即したものに見直すということをさせていただきたいと考えております。
そんな中で、余計なことを申し上げれば、今回のTPPを含む含まないは別にして、畜産の中でも黒毛和種を応援する議員の力が非常に強いわけでありまして、野村筆頭、大臣、そんな中でこの辺は少し酪農、頑張っていたんですけれども、そんな中で伊東副大臣が酪農のエキスパートの立場で農林水産省に入っていただいたというのは大変心強く思っております。
○政府参考人(今城健晴君) 委員御指摘のとおり、最近の子牛価格、本年七―九月の平均売買価格で、一頭当たり、黒毛和種六十六万円、乳用種で、要するにホル、二十四万円、交雑種、F1で三十八万円という、いずれも前年度を上回る水準で推移しております。
特に黒毛和種の現在の値段、五年前の平均価格と比べて倍の一頭七十万を超える状況でございます。飼料価格の高止まりも問題なのに加えて、和子牛価格の異常な高騰は、肥育経営の素畜費の圧迫、繁殖経営でも繁殖用の子牛の購入費の圧迫等によりまして、肥育、繁殖経営どちらにとっても好ましい状況とは言えないと考えております。