1961-05-16 第38回国会 衆議院 文教委員会 第24号
今回の制度の改正は、どうしても半呑半吐のものでありまして、大局から見てとうてい賛成いたしかねるところであります。実際は今日の大学すら専門教育としてはすこぶる不十分なものでありまして、社会はほんとうに役に立つものとしては大学院の二年ないし三年の教育を要求しておるということを考慮すべきであります。とにかく妙な割り切れない制度が生まれることを遺憾とせざるを得ないものであります。
今回の制度の改正は、どうしても半呑半吐のものでありまして、大局から見てとうてい賛成いたしかねるところであります。実際は今日の大学すら専門教育としてはすこぶる不十分なものでありまして、社会はほんとうに役に立つものとしては大学院の二年ないし三年の教育を要求しておるということを考慮すべきであります。とにかく妙な割り切れない制度が生まれることを遺憾とせざるを得ないものであります。
かくのごとくアメリカが日本に対する政策を、いわゆる半呑半吐の政策を続けていきますと、私は結局日本までも失ってしまうという結果になりはせぬか、これはアメリカにとって非常に不幸なことであるばかりでなく、われわれ日本人としても非常に困るのであります。そこで少くとも極東問題についてはわれわれがアメリカを進んで指導する、アメリカの極東外交というものを指導する。
これらの規定はいずれも侵略的戦争の放棄を宣言いたしますけれども、軍備戦力までの廃止は規定してない、これは戦争放棄という立場から見れば半呑半吐であります。自衛の名のものにいつでも軍隊が動員され得るからであります。
さらに社会党代表の御意見によりますると、第一は、警察予備隊は憲法違反である、第二は、領土的侵略奪取の危險がない限り、みだりにかようなものは持つべきでない、しかして共産主義陣営と資本主義陣営との戰争は起るものとは思わない、従つて予備隊は不要である、さらに、このような予備隊のごときもので、事実上外敵を防衛できるものでない、また半呑半吐の防衛力はかえつて共産革命を促進するものである、なお募集方法に疑義があるという
また、半呑半吐の力だからといつて、これをなくしたらどうでありましよう。すでに共産党は暴力革命遂行の指令を出しておる。着々これに着手しております。
のみならず、半呑半吐の警察なり軍隊というようなものは国内共産革命の有効な手段となるのでありまして、ソビエトが日本に約二十個師団に近い軍隊を許せということを講和条件の一つに提議しておりますようなことは、皮肉な見方をもつてしますれば、日本において共産革命を促進する手段となるということを予見しておるためであると申すことができると思うのであります。
そこで半分に整備された何万あるいは何十万という人員を擁した経済警察でありますならば十分にやみの撲滅の目的を達し得るかもしれないが、こういうある意味においては半呑半吐である、わずかばかりのものではだめじやないかということを仰せられることもごもつともであります。