1953-11-07 第17回国会 衆議院 農林委員会 第8号
水中でもつてこうやつてもどうしても溶けない形になつているものは、いかに含鉄肥料を田の中に投入してもだめなんであります。だからいわゆる自然的に発生したところの褐鉄鉱、そういうもののいわゆる鉄バクテリヤで形成せられたところの、水中で手でもんでいればコロイド状に還元する鉄でなければ、耕土培養としての秋落ち対策にはならないのじやないかということなんですが、そういうことを御研究になつたのでありましようか。
水中でもつてこうやつてもどうしても溶けない形になつているものは、いかに含鉄肥料を田の中に投入してもだめなんであります。だからいわゆる自然的に発生したところの褐鉄鉱、そういうもののいわゆる鉄バクテリヤで形成せられたところの、水中で手でもんでいればコロイド状に還元する鉄でなければ、耕土培養としての秋落ち対策にはならないのじやないかということなんですが、そういうことを御研究になつたのでありましようか。
もし含鉄肥料を田に入れて、秋落ち水田で一割の増収を確保し得るという計数的な結論が出たならば、これは農業政策としてこれに重点的な一つのウエイトをかけるということが私は考えられると思うのでございます。私は今ここに秋田県の報告を手に入れていますが、これによりますと、大体二割八分、三割、そういうような秋落ち水田の増収を確保されている。これはふしぎだと思つている。
○齋藤委員 含鉄肥料として何万町歩分やれるかということです。