1995-10-19 第134回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
また、謝礼ということでは、毎年行われております日本顕彰会、日本吟剣詩舞振興会などの総会に皇族が出席していることなどの話も聞いております。この会は笹川良一氏の関係者が役員をしております。宮内庁の調査は、こういうところまで調査をした結果先ほどのような調査報告でありますか、その点を聞きたいと思います。
また、謝礼ということでは、毎年行われております日本顕彰会、日本吟剣詩舞振興会などの総会に皇族が出席していることなどの話も聞いております。この会は笹川良一氏の関係者が役員をしております。宮内庁の調査は、こういうところまで調査をした結果先ほどのような調査報告でありますか、その点を聞きたいと思います。
○和田静夫君 笹川船舶振興会会長が関与する団体が、文春でも挙がっているわけですが、たとえば財団法人日本吟剣詩舞振興会、ここに一億円の補助金が交付されていますね。資産は七億七千万円。詩吟の団体がどうして七億七千万円の資産が必要なのだろうかという疑問が文春の執筆者の中でも、ルポライターもこう提起しているわけです。私も同感なんですが、大蔵大臣、この辺は何か見解お持ちですか。
○説明員(石井久夫君) 日本吟剣詩舞振興会についてお答えいたします。 四十二年に設立されておりまして、詩吟、詩舞、剣舞の向上、振興を図るということを目的にしているわけでございます。そしてただいまお話がありましたとおり、船舶振興会から約一億の補助を受けておるわけでございます。
それから三位が日本吟剣詩舞振興会など、九億近く、これは二十三億円のうち四割近くいっているわけなんですよ。 それから、先ほど言いましたBG財団、これに十八億八千九百万円いっておりまして、この交付金の補助金が合計二百六十七億七千百万円あるんですけれども、そのうちの百億円以上、四割以上がいわゆる笹川ファミリーと言われている団体のところへいっている、こういう実態があるわけなんですよ。
これに対しまして合気道養神会に対しましては四千万円、全日本空手道連盟に対しましては一億二千万円、それからこれは体育じゃありませんが文教ですが、日本吟剣詩舞振興会、何をやっているかわからないので聞きましたら、詩吟をやったり踊ったりしているのだそうでありますが、ここに実に一億補助金を出しているのですね。この合気道養神会の会長、全日本空手道連盟の会長、日本吟剣詩舞振興会の会長はどなたでありますか。
体育について挙げましたが、たとえば文教について申し上げれば、さっき言った日本吟剣詩舞振興会は一億ですよね。ところが癌研究会五肝七百五十万円、飛鳥保存財団七百五十万円。飛鳥保存財団とかあるいは癌研究会というものよりもはるかに多く、この詩吟をやったり剣舞をやったりする団体に一億もお金が行くなんということは、これは常識から言ってもおかしい。しかも、これが一年のことならいいですよ。
日本吟剣詩舞振興会、一億ですよ。これは船舶振興会が出す補助金だ。団体がいいか悪いかを言うだけで、額については言えない、こう言っている。しかし常識から見て少しおかしいと思いませんか。私はこういうことには文部省はもっと厳然たる態度をもって対処すべきではないかと思うのです。私の聞いていることに局長さんからお答えがない。日本吟剣詩舞振興会、文部省はこれは補助金を出す適当な団体だと言われたのですか。
なぜ日本吟剣詩舞振興会というようなものに一億円ものお金を出さなければならぬほどこの団体がわが国の文化、文教、体育面において重要であるのかという点を聞いておるわけです。ほかに幾らもより適当な団体があるでしょう。会長さんがたまたま船舶振興会の会長と同じだからというだけで、このような団体に多額の補助金が出ているということは、私は非常に疑惑があるだろうと思うのです。
○奥野国務大臣 吟剣詩舞振興会の問題は文化庁の所管になっておるようでございます。 船舶振興会の補助金の運営につきましては一体育課長が幹事になっておりまして、各省の幹事が集まりまして、そこで適当であるか適当でないかという議論がなされているようでございます。