それから和田君は、特に生産増強ためには、労働者の生産能率を向上しなければならないと言つている。そうして現在の生産能力は、戰前に比較して、二分の一または三分の一に低下したと言つて嘆いている。しかし、これの理由に対して和田君は、喋々として数百言を弄しているけれども、これはまつたく誤りである。この低下した理由はいかん。
すなわち経済上の問題を、精神運動と協力いたしまして、國民生活の向上をはかつていきたい。 それがためには、國民全体が乏しきをわけ合う意味において、一人の人、少数の人が自由を独占しないようにしなければならない。少数の人が自由を独占しておつたのでは、大勢の方々に自由を與えることができないのであります。
それから更に第三者の通報制の活用、そうして調査方法も科学的な方法を採用いたしたいと、こういうように考えておりますと同時に、一方におきましては國民に納税の思想を普及し、これを向上しまして、そうして徹底的な徴收をいたし、調査もいたしたいと、こう考える次第であります。それからその次には第二次の財産税、或は新税を設ける意思があるかどうか。こういうお尋ねであつたと思うのであります。
それがために政府といたしましては、資材資金等、現下國情の許す範囲でこれに支援いたしますと共に、同時に技術の向上、経営の合理化を強く望んでおるような次第でございます。更に中小商業の問題でございますが、中小商業の振興の点につきましては、率直に申上げますれば、現在の物資の生産状況から見まして極めて困雜なる問題であることは言ふまでもございません。
而して人類進歩の源泉たる自由なる個人の創意を最大限に尊重し、個人の社会的、文化的な生活を向上せしむることが根本であります。この意味におきまして、民主主義こそは眞の意味における自由主義の実現であると信ずるものであります。
やはり改革された土地所有の上に、経営の内容を盛つて行くということになつて来まするならば、これはどうしても農業の技術というものを向上して行く外はありません。併し農業の技術を向上していくにつきましては、日本の農業は或る程度は集約的な農業の生産というものを先ず営んで行かなければならん。その上における技術の向上ということもありまするが、それと同時に農業のやり方を変えて行く。
生産現場の管理者を中核といたしまして、協力一体の関係を制度化して、常時炭鉱の能率向上について、あらゆる面から見た指導と協力を行うようにしたいというのが、これがいわゆる炭鉱國家管理を行う第四の理由でございます。 申し述べるまでもなく、以上四つの理由は、あくまでも増産のための國家管理でございまして、あるいは國有國営を前提とし、あるいはイデオロギーのための國家管理では、断じてございません。
併し労働者側におきましても、この勤労意欲が向上せざる限りは、我が國の現状は労資共倒れの結果になるのであります。(拍手)。これは当然の運命である。次にこの労働問題を解決することにつきましては、なんとしてもいわゆる賃金と物価との均衡を保つことである。これが重大問題だ。ところが今日諸君も御承知の通り、昨日も総理が申されたのでありまするが、戦前の三割より生産ができておらない。
外務大臣にその人を得ることが第一の要件でありまして、そうしてその結果として自然的に外相の地位が向上するということが最も望ましいことであります。が併し現政府においては、既に外務大臣として各方面に練達された芦田氏の就任を見ているのでありまして、従つてこの政府といたしましては、この点既に解決済みであります。
場合によつては、闘争よつて自己の立場を明らかにすることも有り得まするが、併しながら結局においては、産業を破壊せず、産業の隆盛を來し、秩序を十分に守つて、國民生活を向上せしめる趣旨おいて、それぞれの階級の立場に立つて考慮を拂つて行かなければならない、かように考えておるのであります。
軍閥專横の下に、窒息状態にあつた私どもは、今や個々の人格の相互的尊敬と信頼の上に、文化的向上をはかることの自由を與えられたのであります。 少年、少女からの再教育を必要とすることは、言うまでもありません。この点から、六・三制の義務教育が採用せられ、教育の内容もまつたく面目を一新するに至つたのであります。
(拍手)この課税につきましては、すでに大藏省におきましては、人員の増加と質の向上という二つの点を考えております。すなわち人員を相当量増加いたし、さらに税務署のごときものも、相当増加をいたしますと同時に、廣く人材を集めまして、税務官吏として訓練をいたし、そして十分実をあげたいと思うのであります。
しかして輸出産業の振興にあたりましては、お話の通りに、中小工業の活発なる協力を仰ぐことが大切でありまして、それがためには、政府といたしまして、資材、資金等、現下の國情の許す範囲で支援をいたしますとともに、また同時に技術の向上、経営の合理化を強く望む次第であります。なお右に関連いたしまして、さいわい成案を得ることができますならば、必要な法案を本会議に提出したいと考えておる次第でございます。
このような方法で生産量の厖大を図つていこうとするのでありますが、生産を上げて行くための根本は、つまることろ勤労者諸君の労働生産性の向上にあります。現在のは労働生産性は勤労者一人当たりで見ますと、平均して戰前の二分の一至三分の一におちております。
社会生活に民主主義が浸透することによりまして、生活文化の向上が確立せられるのであります。國際方面に民主主義が浸みわたることによりまして、眞の恒久平和が確立せられること考えるのであります。
このような方法で生産量の増大をはかつていこうとするのでありますが生産を上げていきますための根本は、つまるところ、勤労者諸君の労働生産性の向上にあります。現在の労働生産性は、勤労者一人当りでみますと、平均して戰前の二分の一ないし三分の一に落ちております。
社会方面に浸透いたしまする民主主義は、文化の向上を來すこととなり、國際方面に及びまする民主主義は、平和主義の浸透をなす結果を來すこととなるのであります。 思うに、人間生活を規律いたしまする政治原理としての民主主義は、十八世紀時代より進展いたしまして、歴史的幾多の変轉を経て、第一次、第二次世界戰爭の後において、ここに初めて世界共通の新生活原理として発見せらるるに至つたと考えるのであります。