1965-08-30 第49回国会 参議院 決算委員会国有財産に関する小委員会 閉会後第2号
実はこの問題がはっきりせぬことには、問題の展開のしかたが非常にむずかしくなってくるのですが、あくまでも契約の対象にしている相手方というものは、この同胞援護会牛込支会の中野四郎ということで、その団体に対して貸し付けた、こういうことになっておるわけですか。
実はこの問題がはっきりせぬことには、問題の展開のしかたが非常にむずかしくなってくるのですが、あくまでも契約の対象にしている相手方というものは、この同胞援護会牛込支会の中野四郎ということで、その団体に対して貸し付けた、こういうことになっておるわけですか。
○説明員(村田博君) これは、あるいは先生も御案内のことかと思いますが、まあこの同胞援護会牛込支会というのが東京都に転貸しているのでございます。
○二宮文造君 そうしますと、大蔵省としては、同胞援護会牛込支会というものがあろうがなかろうが、そんなことはかまわない。その当時の責任者としての中野四郎さんが、こういう名目をつけてきたので契約を結んだ、こういう説明ですか。中野四郎さん個人に対するものですか。それとも牛込支会に対するものですか。
○二宮文造君 私は厚生省で調べたのですが、厚生省にはかつて恩賜財団同胞援護会というのがありましたけれども、同胞援護会牛込支会支会長中野四郎というふうな形での法人としての届け出がない、なかった、こういう話でございますが、大蔵省がこういう契約を結ぶについては、同胞援護会牛込支会支会長中野四郎という者の性格をどう把握して賃貸契約を結ばれましたか。
国といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、まず第一に、同胞援護会牛込支会というものは現在ございませんので、こういった団体が住宅組合なり何なりの適当な団体をつくっていただくということが一つ。それから、転貸をしているという事実を解消する。
○政府委員(江守堅太郎君) 国の貸し付け料と、それから東京都が同胞援護会牛込支会に支払いました金額との差額は、仰せのとおりと思います。ただ、その金額は必ずしも同胞援護会牛込交会の会長である中野氏の個人のふところに入ったというようなものではございません。同胞援護会は、ここへ住宅を建てて、その管理運営をいたしておりました。そのような経費に充てられたものだというふうに考えております。
○政府委員(江守堅太郎君) 東京都が同胞援護会牛込支会に支払いました使用料は、貸し付けをいたしました二十二年から三十八年度までの総額は、四百六十一万円余りでございます。